超空洞からの贈り物

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Wikipediaの項目の閲覧数で将来の株価予想が可能

2013年07月03日 20時12分37秒 | 写真
Wikipediaは株式市場の動きを知る先行指標となることが新しい研究成果から明らかとなった。

Warwick Business SchoolのDr Suzy Moatによってリードされた研究により、WIkipediaの金融関連の項目のページが閲覧数とDow Jones Industrial Averageの将来の値動きの間には相関関係があることが判った。

研究チームによると、株式市場が下落する前には、WIkipediaの金融関連の項目のページが閲覧数が増加する傾向があることが過去データを用いた分析の結果、判ったとしている。




「この研究結果は、オンライン上のデータを用いることによって、人々は現実世界で意思決定を行う前にどのように情報を収集しているのかといった、意思決定の初期段階に関わる新しい知識を得ることができることを示している」とDr Moat は述べている。

この研究成果に関わる論文「Quantifying Wikipedia Usage Patterns Before Stock Market Moves」は学術専門誌「Scientific Reports」に掲載された。

Wikipedia はオンライン上で人気がある百科事典であり、全てのユーザーが自由に見ることができ、また編集も行うことができるものとなる。また、Wikipediaは無料で提供されているだけでなく各項目がどれだけ閲覧されたのか、編集されたのかといった履歴データも参照することができるようになっている。

研究チームは、Dow Jones Industrial Averageの構成銘柄となるProcter & Gamble、Bank of AmericaそしてThe Walt Disney Companyといった30社のページが2007年12月~2012年4月の間にどれだけ閲覧されたのか調べた。

その結果、閲覧数の変化に基づく単純なトレーディング戦略により141%の顕著な利益を得ることができることを発見した。

同様に金融一般に関わる、macroeconomics、capitalそしてwealthなどの285個の項目に関わる閲覧数の変化に基づく戦略の場合には、297%の利益を得ることができた。対してバイアンドホールド戦略を用いた場合の期間の利益は3%にしかならなかった。

研究チームはまた項目が編集された回数によるトレーディング戦略についても調べてみたが、項目が編集された回数と将来の株価の間には関連性は見られなかった。 actorsやfilmmakersといった金融とは関連性のない項目の閲覧数に基づくトレーディング戦略も利益につながることはなかった。

「人は新たに5ポンドを稼ぐことよりも、既に自分のものとなった5ポンドを失うことに大きな関心を払う。もし、人が何かしら大きな決断をするとしたら、人はより多くの時間を使って情報を収集するのではないかと考えたのです。その結果、人々は自分が持っている株を安値で売らなければならないような場合には、そうでない場合に比べてより多くの情報を集めていることが、予想通りに判明したのです」とDr Moat は述べている。

研究チームが行った先行研究では、Googleの検索数と株式市場の値動きの間には相関性があることが判っていた。


wiki、これで資産運用してないのかね?
google先生は検索数で資産運用してないのかね?


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