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前回と同じく、レッドアロー号でモスクワからサンクトペテルブルクに。
朝、係の人が朝食を持ってきてくれます。 今回は前回と違うものを頼みました。(前回はクレープだった) シーフードの前菜とメインのオムレツのようなもの。ヨーグルトとスナック。コーヒーは別料金。 フルーツジュース2本、ミネラルウオーター、カットフルーツとパンは乗車した時から用意されています。あとはお土産用のレッドアロー号パッケージの板チョコもあります。
なかなか豪華。 列車で食べる朝食は格別です。
私の前にいる若者は、もりもり食べてました。 ちょっといずらい雰囲気もあるけど、そこは気にしないように。
サンクトペテルブルクからモスクワへ戻るときも夜行列車を使いましたが、違う列車を狙ってグランドエクスプレスにしました。
グランドエクスプレスは朝食が付かなかったり付いたりなどで値段に幅がありますが、2人コンパートメントで朝食付きだとレッドアロー号より少し高かった。 列車の内装や朝食の豪華さだと、レッドアロー号のほうがグランドエクスプレスよりも少し豪華な感じ。 どちらもほぼモスクワ―サンクトペテルブルク間を同じ時間に走るんだけど、どっちかっていったらレッドアロー号のほうがおすすめです。
だいたい朝の8時ぐらいにモスクワ駅に到着です。時間通り。 ホテルに行って、荷物を預かってもらいます。
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このホテルは血の上の救世主教会に近く、エルミタージュ美術館や主な観光名所にも歩いて行けます。
だいたい7000円ぐらいでした。 朝食は別の別料金で400Pです。でも、お金払っている割には、ちょっといまいちな朝食かも。 本当は前回と同じホテル(Vodograi Hotel)がよかったけど、空いてなかったのだ。
私的には「3MostA」より「Vodograi Hotel」のほうが好き。
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この日は1日中、エルミタージュ美術館の予定。 チケットもネットで予約していました。
前回と同じくe-チケット専用の入り口から入ります。 今回は、日本語の音声案内も借りました。
前回は時間ないから借りなかった。 前回みられなくて心残りがあった新エルミタージュ美術館は、絶対に見たいです。
今回は11時ぐらいに入場したので、余裕かなと思ってはいた。 しかし、どっこい、エルミタージュ美術館を甘く見てはいけない! 時間足りませんでした、はい。 本当に広くてきれいで、名画はたくさんあるし、部屋は迷うし。。。。
私の場合は、部屋迷って時間食ったのが大きい。さすが方向音痴。 というか、4か月前に来た時「今度来るときは、ちゃんとどう回るか計画練って来よう。」と思ってたのに、時間ないこともあって、そのまま来た。
黄金の客間,ラファエロの回廊,パヴィリオンの間,紋章の間,などなど。豪華絢爛の装飾をされた部屋をめぐるだけでもすごくていっぱいいっぱいなのに、ダビンチやレンブラント,ルーベンスの素晴らしいコレクションがあります。 それも1作家1枚や2枚ではないのです。10枚以上、展示があります。
レンブラントの絵は、油絵ではなく水彩絵もあり、素晴らしかった。
今書いてても「ああ~、またゆっくり見たい」と思ってしまいます。 エルミタージュ美術館の見学は、体力勝負というところもある。
カフェは1Fに2つしかない。そのうちの1つは高そう。 もうひとつは、セルフサービスのカフェで、飲み物とパンなどの軽食。 ここは高い!市場の2倍ぐらいの値段になってます。 しかし、仕方ないので新エルミタージュ美術館に行く前に、ここえ腹ごしらえ。 パンと飲み物を買って食べました。
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前にある建物だけど、入り口が地味で目立たないのでちょっと戸惑います。 ガイドにある通り、エルミタージュ美術館のe-チケットで入れました。
ここは昔は参謀本部だったそうです。しかし、入ると天井にはガラスの屋根が付いた大きな空間がある現代建築。 リノベーションして公共施設として使うのには、お手本のような造りと内装です。
ガイドには、新エルミタージュ美術館は3階に有名な絵画の展示があると書いてあったので、3階に行きます。 3階には、モネやゴッホ、ルノワールなどの印象派の有名作家から、ピカソのような前衛絵画もたくさんありました。 その揃いは、「すごいそロシア、おそロシア。」といった感じです。 美術品を収集するにはお金がかかります。
新エルミタージュ美術館といい、モスクワのプーシキン美術館といい、その揃えは素晴らしい! ルーブルとどっちがいいか、といったらもしかしたら、美術館事態が大きな美術品のエルミタージュ美術館ののほうがいいかもしれない。 結局、またまた時間がなくて、2階や4階は行きませんでした。
またエルミタージュ美術館のを見るために、サンクトペテルブルクに行きたいです。 今度こそ、攻略法を考えてから行こう。
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しかし迷う私。。。 迷っていると、その姿に見るに見かねてか、男性が声をかけてきました。 なんと日本語!? ミハイロフスキー劇場に行くことを告げると、なんとその方はこれから始まる「眠りの森の美女」で演奏をする方だったのです! 特に何を話したわけではありませんが、ちょっとした感動です。「楽しみにしています。」と。 なんで日本語が。。想像するに、奥様が日本人で日本に住んでるのではないでしょうか。(単なる想像です)
場所を確認して、まだ時間はあったので、明日のツアーの予約をしに行く。 ネススキープロスペクトのMRTの入り口には、いくつかののツアーのブースがあります。
サンクトペテルブルクは日本でいうと京都のような観光都市で、いくつものツアーが用意されています。 ノヴゴロドに行きたかったので、ツアーがあるか聞くと、あるけど12時間でロシア語オンリーらしい。 明日はまた夜行列車でモスクワに戻ります。夜中の出発なので、時間は大丈夫だけど、12時間だと他に何もできなくなる。そして、ロシア語オンリーはつらい。。。 そして、開演まで時間がなく、あんまし考える余裕がない! 噴水の宮殿のペテルコフを聞くと、9時半から4時ぐらいまでというので、ちょうどいいのでそのツアーに申し込みました。 2800P。約4500円。
でも、あせって勇み足でした。ペテルコフなら、バスや船で行けるらしく、個人で行ってもよかったかも。そっちのほうが安くあがったか?と後で少し後悔。 でも、もう結構疲れてたし、バスで連れて行ってくれるツアーでよかったかもな。
結局、前回と同様にほぼ時間ギリギリに劇場に入りました。 5月はマイリンスキー劇場で「白鳥の湖」を鑑賞。今回はミハイロフスキー劇場。
ミハイロフスキー劇場は歴史がある劇場で、マイリンスキー劇場と同じく古い作りです。 「オペラ座の怪人」のような、古いヨーロッパの時代の映画のシーンで出るような劇場。豪華でロココ調の装飾。席がブースごとに区切られています。
だから、こういう古い劇場も鑑賞したいなら、どちらでも満足できるかと思います。あとは、演目で決めればいいかと。 日本でもこういう劇場があればいいのにな、と思いました。日本の劇場は、現代建築。私が行った劇場は、シアターオーブと上野ぐらいだけど。 まねて、こういうロココ調でゴージャスな古い造りの劇場があってもいいのにな。
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劇場に入ると、係の人が私の席に案内してくれました。 私の席は3Fかな?たぶん4階まであったと思う。一番安い席ではないけど、安いほうの席。約4000円です。 この値段で、バレエの本場のロシアで、それも歴史のある劇場で見れるのです。 ロシアに来たら、バレエ見ないと損です!
「眠りの森の美女」はディズニーの映画にもなってて、たいていの人はそのストーリーを知っているかと思います。 美しいお姫様が生まれて、その祝賀の席に招待されなかった魔女がのろいをかけた。
最初はその場面でしたが、美しくなおかつかわいらしい舞台に、最初から心をつかまされました。 舞台がパステルカラーなのです。
祝賀では次々と踊りが披露されますが、その衣装がかわいいのなんの。パステルカラーの色とりどりの衣装を着た踊り子さんたちの群舞。 そこに黒い衣装を着た魔女登場。男性が演じています。
黒い舞台にチェンジするときに、ぬのが広がり下に落ちて、そしたら舞台が変わるという、マジックのような演出もありました。 新しい解釈の新しい「眠りの森の美女」の演出なのかと思います。 といっても、見たの初めてですが。たぶん古典的ではなく”モダン”がプラスされたバレエなんだと思います。
少女に成長したお姫様がでてきて、その踊りがまたかわいい。10代前半のおきゃんな少女をイメージさせる演技とバレエ。 その少女はストーリーどうり針に刺されて眠ってしまい、その王国は闇に包まれてしまいます。 王子様が現れて、少女は起きて、王国も明るくなって人々が動き出します。 最後は少女と王子のペアとソロでの踊り。 華やかなエンディング。
演出家の方がカーテンコールに出てきました。有名な方なのかな?この演出は素晴らしいと思いました。
ただ1点気になったことが。。数人で踊るときの協調性がなかったかな~~。なんだか足の上げ方や動きのタイミングに時々バラバラなところがあった。 バレエってこんなものなのかな?素人がすいません。 もし日本に来ることがあったら、見たいと思います。
(ななんと、11月に来日するそうです。「眠りの森の美女」の演目です!!)
終わったのが10時近かったかな? 宿に戻る道に高級お惣菜のお店があったので、チャーハンみたいなごはんとハンバーグみたいなものを買って帰り、ホテルで食べました。
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