ありがたいことにハガキを出したら招待券が当たったので、久々に池袋の新文芸座の松本清張特集に行きました。昔の文芸座には雷蔵特集など、けっこう行ったもんですが、ちと遠いもので、新文芸座になってからは確か2度目。前回は何だったのかは思い出せません…。
今回はほとんど読んでる松本清張の現代もの作品の中で、個人的に最も好きな原作のひとつである太平洋戦争の終戦工作をモチーフとした『球形の荒野』と、子供の殺意は有り得るか? という『影の車』の2本。
どちらもビデオとかBSで何度も見ていますが、『球形…』は2年ぐらい前に大森の映画館で見たことがあります。
この映画版『球形…』、先代の歌舞伎座が出てくる(松竹映画だから…)のは懐かしくていいのですが、それは原作の「画家のモデルになって、それを庭師が…」という設定とは違っているんですね。
あと冒頭の、「お寺の記帳の字が…」ということを、原作では叔母(だったかな?) が発見するのに対して、ヒロイン島田陽子がすることに変えてありました。時間の制約など理由はあるのでしょうが、いきなりヒロインが発見するより一段階、ヒロインとの距離があった方が日常とのつながりが感じられるし、そういうリアリティーが清張作品の大きな魅力だとおもうのですが…。
その点、94年ごろの若村麻由美主演のテレピ版はだいたい原作に忠実で、“庭師”も出て来たし、叔母? を浅田美代子が演じてて、なかなかよかったんですが…。
が、ヒロインの相手役である竹脇無我はなかなかよかった。最近BS11で再放送してた『三人家族』や『二人の世界』でも好感度の高い顔してましたな。どちらも子供の頃、よく見てたんで懐かしいことこの上ありませんでした。
できれば竹脇無我主演の『清水次郎長』も放送してほしいものです。
ありゃ、松本清張とは関係ないところにいってしまいました…。
今回はほとんど読んでる松本清張の現代もの作品の中で、個人的に最も好きな原作のひとつである太平洋戦争の終戦工作をモチーフとした『球形の荒野』と、子供の殺意は有り得るか? という『影の車』の2本。
どちらもビデオとかBSで何度も見ていますが、『球形…』は2年ぐらい前に大森の映画館で見たことがあります。
この映画版『球形…』、先代の歌舞伎座が出てくる(松竹映画だから…)のは懐かしくていいのですが、それは原作の「画家のモデルになって、それを庭師が…」という設定とは違っているんですね。
あと冒頭の、「お寺の記帳の字が…」ということを、原作では叔母(だったかな?) が発見するのに対して、ヒロイン島田陽子がすることに変えてありました。時間の制約など理由はあるのでしょうが、いきなりヒロインが発見するより一段階、ヒロインとの距離があった方が日常とのつながりが感じられるし、そういうリアリティーが清張作品の大きな魅力だとおもうのですが…。
その点、94年ごろの若村麻由美主演のテレピ版はだいたい原作に忠実で、“庭師”も出て来たし、叔母? を浅田美代子が演じてて、なかなかよかったんですが…。
が、ヒロインの相手役である竹脇無我はなかなかよかった。最近BS11で再放送してた『三人家族』や『二人の世界』でも好感度の高い顔してましたな。どちらも子供の頃、よく見てたんで懐かしいことこの上ありませんでした。
できれば竹脇無我主演の『清水次郎長』も放送してほしいものです。
ありゃ、松本清張とは関係ないところにいってしまいました…。