ぼやきぼやかれ、ふりふられ。

映画や本や神社や展覧会。あとは日々のつれづれです。

ミケル・バルセロ展に行ってきました。

2022-02-18 16:38:00 | 絵画・芸術・展覧会
東京オペラシティギャラリーで開催中の
【ミケル・バルセロ展】に
行ってきました。


スペイン・マジョルカ出身の現代芸術家
ミケル・バルセロの
個展がようやく日本で観られることに!!
大型のキャンバスから始まる展示は
ほとんどが撮影OK。
広々とした白壁にゆったりとした展示です。
平日だったためかとても空いていたのでじっくりと鑑賞できました。

曇った大地-海(2019)

漂流物(2020)

銛の刺さった雄牛(2016)


海や大地、動植物、宗教など、さまざまなテーマの作品が並びます。

バルセロの作品は絵画だけでなく、
彫刻や陶芸など、
多岐にわたります。

カピロテを被る雄山羊(2006)


賢い頭の動物たち(2012・セラミック)

地球と対峙し、
制作をつづけるバルセロの
情熱と叫びが聞こえるようです。

種子の目覚め(2019)


パソ・ドブレ(2015)
アヴィニョン演劇祭で初演された
振付家ジョセフ・ナジとのパフォーマンスの様子は、映像作品として見られます。


作品数も多く
見どころたっぷりの展覧会。
まだまだ多くの写真を撮りましたが、
ぜひ実際にに足を運んで生で見ていただきたいのでこれくらいに。

ちなみに私は、
ソファでしばらく休憩したのち、
2度目の鑑賞も堪能しました。


久しぶりの絵画鑑賞。
芸術に触れるのは、やはり心地よいものです。
























雅叙園東京 百段階段

2022-02-03 17:58:00 | 絵画・芸術・展覧会
ホテル雅叙園東京にて開催中の
【時を旅する百段階段】

いちど訪れたかった百段階段に、
ようやく行くことができました。
外観だけでも恐れおおい老舗ホテル

1935年に建てられた雅叙園東京は
東京で現存する唯一の木造建築だそうです。
日本一豪華だと言われるエレベーターに乗ってむかいます。
扉はもちろん内部の装飾も素晴らくって、
思わず息をのみます。

都の指定有形文化財にもなっているようです。

さて、いよいよ。
百段階段のはじまりです。
階段も、天井も、窓枠も当時のままで素晴らしい。
でも実は99段しかないそうです。

各部屋は、といえば
それはもう、タイムスリップしたかのような
造りと装飾の数々。
ほんとうに美しい。
この素敵な部屋の数々に、
実際に足を踏み入れて間近で眺められるなんて!!
ほんとうに贅沢な時間です。

画家、建具師、塗師など、
当時の職人たちの熟練した技巧が見てとれます。


今回の展示は
【小さな世界】
と題して、ペーパーアートやミニチュアハウス、豆雛や吊るし飾りなど、春を彩る雛たちとの共演です。



産まれる前の時代に思いを馳せる
ノスタルジックな時間が流れます。

吊るし飾りとのマッチングもさいこう。


建物内はそれほど広くありませんが
いつまででも眺めていられます。

窓にはめられたガラスも当時の職人の手作り。

天井にまでこれほどの装飾を施すなんて、現在ではなかなか考えられないことですね。

すべて写真撮影OK!!
というのもまた、最高。

家族や友人と訪れても、ひとりで訪れても、
じゅうぶんに満足できる
空間でした。


































【ジブリの大博覧会】に行ってきました。

2021-08-09 21:36:00 | 絵画・芸術・展覧会
愛知県立美術館で開催が始まった
【ジブリの大博覧会】

午前11時の回に予約を取ってあったのですが、11:20頃に到着すると、
もちろんの大行列。
入場するまでに30分ほどかかりました。
平日来場者限定のA5クリアファイルがもらえましたよ。
シャチホコ✖️トトロで可愛い💕

さて、
場内はもちろんジブリでいっぱい。
すべて撮影禁止だったのが残念ですが
何を見てもウキウキします。

ジブリ映画のできる過程や
ポスター制作の過程、
キャッチコピーが決まるまでのやりとり、など、
他所では見られない展示もたくさん。

ナウシカから最新作までのポスターもズラリ。

腐海の森を再現した展示では
実物大のオウムや蟲たちにもであえます。
ナウシカの世界に入り込んだみたい。


ハウルの城や
ラピュタの飛行船。
観たかったものがすべてつめこまれたような展示。
これ、全部ジブリパークに行くのよね。

ジブリパーク開園まであと一年。
これはもう待ちきれないですよね。

その他、ジブリ社内の様子がわかるコーナーも面白かったです。

物販コーナーもコロナ対策で一列になって流れ作業のような販売。
ネットでも買えるようなので帰宅後ゆっくり買ってもいいかも。
とりあえず同僚へのおみやげにトトロクッキーだけ購入しました。
中のクッキーもトトロの形でかわいい😍


展示内には等身大トトロなどもいましたが、こちらも撮影不可。
入り口外にいるねこバスだけは記念撮影ができたので、パチリ。

できれば中に座りたかったなぁ。笑笑
それはみんなの願いか。。

とっても幸せなひとときでした。






ロダン館に行ってみました

2021-07-13 20:15:00 | 絵画・芸術・展覧会
静岡県立美術館内にある
「ロダン館」
久しぶりに立ち寄ってみました。
ガラス屋根とスタンドグラスの窓から自然光が降り注ぐ楕円形の展示室。
そこかしこに散りばめたようにロダンの彫刻が並びます。
[カレーの市民]

[ホイッスラーのためのミューズ]

常時32体のロダン作品を展示している
世界屈指のコレクションです。

[花子のマスク]

[考える人]

もともと[地獄の門]のなかにあった
[考える人]は、当初[詩人]というタイトルだったそう。
その後、門から独立した後、門のなかのものと同じサイズ(中)、そして大・小の像が作られたそうです。
こちらは展示室の入り口外にある
[考える人・小]

[地獄の門]

ダンテの組曲をテーマにしたロダンの代表作。
200体以上の人物像からなる門扉は圧巻です。

久しぶりに訪れてみると改めて
その荘厳さに見惚れてしまいました。
平日の昼間ということもあり、
ほぼ貸し切り状態でゆっくりと満喫させていただきました。

ちなみに、ロダン館入り口のギャラリースペースでは、その他様々な作家の彫刻を楽しむこともできます。
なんて素敵!!
[オヴィリ ・ ゴーギャン]

[横たわる女 ・ ジャコメッティ]


静岡県立美術館来訪の際は、
企画展、常設展だけでなく
ぜひ
ロダン館へもお立ち寄りくださいね!!


















狩野派の世界2021

2021-06-18 16:11:00 | 絵画・芸術・展覧会
静岡県立美術館で開催中の
「忘れられた江戸絵画史の本流
〜江戸狩野派の250年」
展に行ってきました。

室町時代から江戸末期まで400年に渡り画壇の中心に君臨し続けた絵師集団「狩野派」ですが、それについてどのくらい知っているか?と言われたら、有名な数人の名前が思いつくくらい。

そんな狩野派の江戸時代250年をその活動の広がりとともに楽しめる展覧会です。

奥絵師4家
表絵師12家
総勢80人の画家による112点の大展示!!

多くの屏風画はもちろん、
これほどの作品群を地方の美術館で堪能できるなんて!
静岡県立美術館と学芸員さんに感謝です。

同じモチーフを時代時代の絵師たちが描いていたり
少しずつその特徴に変化が見られたり、
ゆったりとした流れのようなものが感じられます。

地元、富士山や三保の松原を描いた作品も多数。
こういうのも、何だか嬉しいです。

作品の解説や狩野派の潮流についての解説も
とても細かくなされていて
嫌が応にも江戸狩野派というものが
みえてくるようでした。
同時に開催されていた
「江戸狩野派の古典学習〜その基盤と広がり」

もそのままの流れで楽しめます。
江戸狩野派の多彩なテクニックを駆使した
倣古図たちが並ぶ
見逃せない展示でした。

天気が良かったので
少し離れた駐車場に車をとめ、
森の小路を歩いて美術館へ向かいました。

ブロンズ作品を眺めながら歩く、
こういう時間も大好きです。

静岡県立美術館
狩野派の世界2021は
6/27(土)まで開催中です。