そういえば…学生のころ、友人の家に遊びに行くときには、駅前の花屋で買った一輪を、必ずといっていいほどお土産にしていた。
その友人も、私の家にくるときには一輪の花を伴っていた。
お互いの気分が見えるようで楽しかったし、嬉しかったっけ。
今でも、人に花をあげるのは好き。
美しさと芳しさの余韻を残して消えてゆく儚さは、心と反比例して進むべき日にあまりによく似合う。
今日は、新しい一歩をふみだす友人に小さな花束を。
花はどんな時も自分で全て選び、かたちにして、束ねてもらう。
センスに自信はないけれど、相手を、思って「この花とこの花と…」と選んでいく時間がまた、私にとっての幸せだから。