静岡県立美術館で開催中の
多くの屏風画はもちろん、
天気が良かったので
静岡県立美術館
「忘れられた江戸絵画史の本流
〜江戸狩野派の250年」
展に行ってきました。
室町時代から江戸末期まで400年に渡り画壇の中心に君臨し続けた絵師集団「狩野派」ですが、それについてどのくらい知っているか?と言われたら、有名な数人の名前が思いつくくらい。
そんな狩野派の江戸時代250年をその活動の広がりとともに楽しめる展覧会です。
奥絵師4家
表絵師12家
総勢80人の画家による112点の大展示!!
多くの屏風画はもちろん、
これほどの作品群を地方の美術館で堪能できるなんて!
静岡県立美術館と学芸員さんに感謝です。
同じモチーフを時代時代の絵師たちが描いていたり
少しずつその特徴に変化が見られたり、
ゆったりとした流れのようなものが感じられます。
地元、富士山や三保の松原を描いた作品も多数。
こういうのも、何だか嬉しいです。
作品の解説や狩野派の潮流についての解説も
とても細かくなされていて
嫌が応にも江戸狩野派というものが
みえてくるようでした。
同時に開催されていた
「江戸狩野派の古典学習〜その基盤と広がり」
もそのままの流れで楽しめます。
江戸狩野派の多彩なテクニックを駆使した
倣古図たちが並ぶ
見逃せない展示でした。
天気が良かったので
少し離れた駐車場に車をとめ、
森の小路を歩いて美術館へ向かいました。
ブロンズ作品を眺めながら歩く、
こういう時間も大好きです。
静岡県立美術館
狩野派の世界2021は
6/27(土)まで開催中です。