日本人監督がたった1人で独学で7年かけて作り上げた映画。
世界が熱狂したというストップモーションアニメ。
【JUNK HEAD ジャンク・ヘッド】
観てきました。
〜あらすじ〜
長寿を得た代償に生殖能力を失った人間。
さらに環境汚染やウイルス蔓延により人口は減少。
人類滅亡の危機を救う鍵を、地下世界で進化し生殖能力を得た人工生命体〈マリガン)に見出した人間は、主人公を地下世界に潜入させる。
「仕方ないよ。みんないずれ死ぬんだから。」
地底で進化し、繁殖能力を持った人工生命体マリガンは、仲間の死を見て言った。
長寿を得た代償に生殖能力を失った人間。
地底へ潜入した人間は出会ったマリガンの死を悲しんだ。
優しさもユーモアも勇敢さも持ち合わせたマリガン。
死を覚悟したことで、生命と向き合った人間。
未来は?
救われる?
アニメでも3Dでもないこの手法は人形ゆえの生々しさが逆に、存在し得ないリアリティを醸しだし、その無表情のなかに感情が溢れるようだ。
まさに不気味でいて可愛らしいディストピア。
溢れるユーモア。
執念の美学。
この愛おしさに目を奪われない人なんていないでしょう?
奇しくも温暖化が進み
ウイルスに侵された地上で、
私たちはどう生き延びるのだろう?
空を仰ぎ
星を眺め
花の匂いに笑い
風に髪をなびかせる日々を
続けることはできますか?
人間の未来も
マリガンの未来も
私たちの未来も
すべて
光の下であったらいいのに。
ほんと
最高で狂気で
続きが楽しみな映画でした。
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