弥生パンダの独り言

今日も元気に

猫の同居人

2012-03-29 | 日記
地域猫ちゃんの食事風景。ワッシワッシ食べています!
 

都内で1戸建5LDK、庭付きで家賃1万円の物件。
敷金、礼金も不動産を通さないので無。

東京でこんな物件があれば、誰しも超超最悪のいわくつき物件と考えます。
または、詐欺?はたまた犯罪の臭いがすると。。

実はあるんです!何のいわくもなく!
ただし条件が1つ。
現在家に住んでいる猫ちゃん3匹を無理のない程度に優先して生活をすること。

ある事情でご主人と別々に住むことになり、友人である母親と子供2人の家族で今まで住んでいたマンションを退去することになりました。
ご主人の事業の失敗もあり貯蓄をすべて借金返済に充て、手元に残ったお金は数万円。
住まいを追われて途方に暮れていた矢先、偶然にも子供のバイト先で以上のような物件に住んでくれる人がいないかという話が!しかも即日入居してくれる人。
条件はその物件に住んでいる猫ちゃんのお世話をしてくれる人!

この物件はバイト先のオーナー一家が猫ちゃんと一緒に住んでいたのですが、都心中心に展開しているお店が忙しくなり他に数店舗の管理で家に帰れず、猫の世話もままならない日々が続き、どうしたらよいかと考えての解決策が、家に住みながら猫をお世話してくれる人を探すというものでした。

猫ちゃんたちは勝手に外にいったり家の中で寝たり。夜になると帰ってきて自分のベッドで寝る。
オーナーさんが時々訪れては猫缶を預けたり、猫ちゃん経費(冷暖房費、他雑貨)を清算したりとオーナーさんともうまくいっているようで、友人一家は猫ちゃんと何の不都合もなく生活ができているようです。
しかも子供たちは猫大好きで、以前住んでいたマンションはペット禁止だったので今は大満足の生活に。

猫ちゃんが友人一家を助けてくれたとてもハッピーな話です。

ぶっち君復活レシピ

2012-03-17 | 日記
ぶっち君復活劇の最中に大事件が!

11日、日曜日、ぶっちファンの一人Yさんが食事をしないし大好物のマグロのトロも食べないし、歩くのもやっとというぶっち君の状態を見て、ぶっち君を捕獲して地域猫の連絡所センターへ連れてゆき、獣医さんの治療を受けさせていました。

連絡を受けた弥生パンダは「獣医さんがお腹のガス、水を抜くのは絶対に止めて!ベテランの獣医でも腹水を抜くことはとても難しいことで、下手な獣医が抜くとぶっち君は明日には死んじゃう」とこの地域のリーダー的存在のIさんに連絡。
Iさんもぶっち君が病院へ連れて行かれたことに驚き、連絡所の責任者とYさんに即効公園に戻すように連絡。
連絡を受けたYさんも驚き、急いで点滴が終わったぶっち君を公園に戻すという。。

※腹水を抜くというのはとても難しい技術です。抜きすぎても抜かなすぎてもダメで、ベテランでも生かすという前提で腹水を抜くテクニックを持っている獣医はとても少ないものかと。

公園で待っていると、キャリーバッグに入ったぶっち君が到着!バッグの扉を開け放すと一気にダッシュで住宅のわき道に消えたぶっち君。
治療をした獣医さんから「お腹が張っていて皮膚が紫色で、後少しの命です。このまま安楽死をさせますか?」といわれたそうです。
もちろん、お腹の水、ガスは抜かなかったそうです。というより技術的に抜けなかったというほうが正解です!
すでにベテランの山中動物病院へ連れていったこと、その後動物病院へ連れて行くのは止めようと話した事をYさんは知らなかったようです。

その日の夜、公園とは違う場所で食事をもらったぶっち君。横にいた弥生パンダを警戒しつつ、猫缶もたらふく食べ、Iさんに今日1日大変だったよ~と訴えるようにいつまでもスリスリし甘えて甘えて、最後にIさんに渡した核酸入りのチーズを食べ落ち着いたのか闇夜に消えて行きました。

実はこの地域には毒入りの猫餌を作り、それを要所要所に置き、大量の猫を殺している輩がいます。
以前ブログでご紹介したように犯人は判っているのですが、現場を押さえていないのでホント悔しいです!
現在生き残っている猫ちゃんたちは、悪魔のような人物の所業の中を生き残っている子たちなので、食事のにおいに関しては相当敏感です。そんな敏感な子たちでさえ食べるレシピのご紹介です。
地域猫のお世話をされている方で、病気で薬を飲まない子たちに飲ませるのに最適なチーズ包みです。
言い換えれば大福餅の作り方と同じです。
あんが固形核酸、酵素、ビール酵母等であんを包むのがチーズ。


材料

ビール酵母、酵素、固形核酸 子供用チーズまたは塩分のないチーズ、または鶏肉、薄くしたマグロ

作り方
(1)ビール酵母と酵素を器の中に入れ固くしたいので水をほんの少し入れ混ぜる。
 

(2)固形酵素1粒を3等分にする。
※まな板に固形酵素を置き、大きめの包丁で切るときれいに切断できます。

(3)チーズを包みやすく小さく切る。(1)を小さく丸める。


(4)(3)のチーズを少しサランラップではさみ平たくし、(2)(3)で作った酵素と核酸を包む。


出来上がり


※鶏肉の場合、薄くした肉をすりこぎ等で更に薄く広げて核酸等を包む。
※マグロの場合、薄くしたマグロで包んでください。 

ホワイトデーに復活!1

2012-03-16 | 日記
ビッグニュースです!
ぶっち君!元気になりました!

大量の目やにが出ていましたが、人間が拭きとることなくきれいになりました。以前は苦しいのか箱座りをほとんどしなかったのがこのように土の上にゆったりと座れるようになりました!
やりましたぁ!!ぶっち万歳!!
 

事の始まりは去年末の保護失敗からですが、2月にお腹が膨れ初め、下旬に山中動物病院へ行き腹水とガスを抜きましたが、再度お腹がパンパンに膨れて、歩くのもやっとという。。。
お世話をしている方達は「病院のストレスをこれ以上受けさせたくない。落ち着いた静かな毎日を過ごさせてぶっち君を見送ってあげようと」皆は彼の最期を看とる覚悟をしていました。

それならばと諦めることを知らない弥生パンダ!
ぶっち君大好物のチーズにマグロのトロに固形の核酸を包み与え始めて約2週間!
病院へ連れていったり、勝手に身体に触り目やにを取られたり、ブラッシングされたりとぶっち君にとって、弥生パンダは要注意人物!弥生パンダが持ち込んだものは食べてくれません。。。
ぶっち君のゆるぎない信頼を得ているIさんに、ぶっち君に悟られないように核酸入りのチーズまたはマグロを渡し、ぶっち君の鼻先まで持ってゆくと100%の確率で食べます!

先週から目が開けられないくらいの大量の目やにが出るようになり、お腹の全体を使ってせき込むようなことも。
食欲が落ちてきているのも、核酸の影響で解毒作用ならばぶっち君は助かるし、核酸の影響でなければいよいよ最期の時と弥生パンダは覚悟を決めていました。
お世話をしている方たちは、食べないし、動きが更に弱弱しくなり 目やにと咳で、ぶっちはもうダメだと思っていたそうです。

今週に入り、Iさんたちが食事を持っていっても食べず、動きはさらに弱弱しくなり、目やには拭いても後から後から出て目が開けないくらいに出て。。しかし核酸入りチーズだけは毎日食べていました。
おとといあたりから姿が見えないので、いよいよぶっちはダメかとIさん達お世話をしている方々は皆沈みこんでいたそうです。(弥生パンダはぶっち君の食事時間に間に合わないのでIさんに核酸入りチーズを毎日預けていました)

で、で、14日夕方、目がすっかりきれいになり、パンパンに膨っていたお腹が跡形もなく普通の猫の形になり、歩く姿もここ半年見なかった通常の歩きのぶっち君が食事の時間にさっそうと登場!

お腹減ったとIさんにおねだりし(5,6年お世話をしてきておねだりするのは初めてのことだそうです)猫缶3缶をぺろりと平らげ!
お世話している皆が見守る中、シッコと大の大物を1本!
しかも去勢をしていないぶっち君は、これまた避妊をしていない女の子の後に小走りでついてゆくというサプライズつきで!!
このぶっち君の行動はお世話していた方々にとっては初めて見ることだそうです。

これってぶっち君からお世話をしている人へのホワイトデーのプレゼント!?
新米猫ママさん!ぶっち君が復活しました!ありがとうございました。
 一番手前がぶっち君。皆で食事をしています。

私とこの猫のどちらをとる?

2012-03-15 | 日記
猫が原因で離婚されたご夫婦のお話。
その猫の名前はチビちゃんで現在11歳の女の子。


名前はチビちゃんですが現在では、毎日のカニカマ、にぼし等々で食事のわがまま言い放題でとてもチビとはいえなくなってしまったボディー。

初め、チビちゃんの母親が、マンションに住んでいたAさん宅玄関の横に現れ始め、Aさんご夫婦は煮干し、かつお節、猫缶を与えるようになり、ついには廃品回収に出すために玄関横に積んでいた雑誌の上に住むようになり。

しばらくしてその猫が妊娠していたことがわかり、家の中に招き入れ母猫はそのまま出産。で生まれたのがチビちゃんと男の子の猫合計3匹。
内1匹が死に残ったチビちゃんと男の子はすくすくと成長しましたが、母猫はチビちゃんたちが2か月を過ぎたころに出ていったそうです。
さて、Aさん宅にはご夫婦2人とチビちゃんと男の子猫の共同生活が始まったわけですが、ここでAさんの奥様と猫ちゃんの戦闘が静かに始まりました。

半年を過ぎたころに、男の子猫がいなくなりご近所を探し回るAさん。何日も探し回りましたが男の子猫は見つからす・・そしていなくなった理由を話し始めた奥様。奥様は猫を捨てたことをAさんに告白。
Aさんは男の子猫が捨てられた場所を探し回りましたが見つからず。。。

しばらくしてチビちゃんもいなくなり。
Aさんは奥様に問いただし、チビちゃんを捨てたと告白され。
チビちゃんが捨てられたという場所を探し回っても見つからず。
そうしたら翌日フラフラになりながらチビちゃんは帰ってきたそうです。
奥様は帰ってきたチビちゃんを受け入れようとしましたが、チビちゃんは奥様には一切なつかず、Aさんだけに頼りAさんから一時も離れないようになってしまいました。

その後はご夫婦の間には必ずチビちゃんが入っているという構図に。
日常生活で、いつもAさんのそばから離れないチビちゃん、奥様が何かAさんの世話をしていてもそれをじっと見つめているチビちゃんの視線。常にAさんにくっつきそこから奥様の行動を見ているチビちゃん。
当然、ご夫婦の夜のラブラブ時もチビちゃんが割って入ってくるという。。。

この猫(チビちゃん)は私を敵視していると奥様が言い始めても、Aさんは無視していたそうですがついに
「私とこの猫(チビちゃん)のどちらをとるの?」と。

Aさんはどちらをとるって・・何?と考えつつも「チビは捨てられない」と。

過去Aさんは猫を飼ったことがなく、チビちゃんが初めて飼った猫です。
チビちゃんは、自分を知らない場所に置き去りにした奥様を恐れていたのは当然で、またどこかに置き去りにされるのではという不安からAさんにピッタリくっついていたことだと思います。
今では、4年前に生後半年くらいで公園に捨てられたマイちゃん、チビちゃん、Aさんの3人で平和に暮らしていらっしゃいます。

チャー君を亡くして以来、猫に飢えている弥生パンダ夫婦は、Aさん宅にお邪魔してはチビちゃんマイちゃんのフカフカしたボディーをナデナデしたり顔をすりつけたり、一緒に遊んだり、抱っこしたりと「猫」を堪能しています。

猫の修行 根子岳

2012-03-08 | 日記
これは熊本県阿蘇山の1つ根子岳です。
この根子岳は、猫が年をとると修行のため登るという言い伝えがあります。



幼い頃、この話を祖母から聞かされ、当時飼っていた猫ちゃんがどこにも行きませんようにと勉強机の下に箱を用意し、閉じ込めていた記憶があります。もちろん閉じ込めていたのがすぐにバレて叱られていましたが。。

そんな幼い頃の記憶で鮮明に残っているのが、ブッチという名の雑種のオス猫。
ブッチが5歳くらいになったときフッと行方知れずになり、家の周り、遠くで行きそうな場所、茂みの捜索をしても見つからず家族は死んだんだろうと諦めていました。
行方知れずになって1年がたったころ、家の塀のところで鳴いている身体が少し汚れた犬のような大きな猫が。

そうです!ブッチです!
家にいたころより一回りも二回りも大きく逞しくなり、大きな声で家に向かって鳴いているんです。
ブッチが帰って来た!と大喜びし急いで家に入れようとしますが、ブッチは私達から一定の距離を置いて身体に触らせようとせず、家に入ろうともしません。
私たちが家の中に入り、玄関のドアを開け中からブッチと呼んでも家の中には入らず。

仕方ないので、ブッチがかつて使っていた食器に食事(当時はご飯に鰹節、いりこ、煮魚をまぶしたもの)を盛り、水も一緒に置いて様子をみましたが、食べる気配も家に入る気配も一向になし。
しばらくそのままにして何度も家の中からブッチと呼び掛けていましたが、ブッチは大きな一鳴きをしてそのままどこかへ姿を消してしまいました。

もしかして帰ってくるかもしれないと、いつも出入りしていた窓を開け食事も窓下に置いていましたが、大きな一鳴きを最後にブッチの姿を二度と見ることはありませんでした。

ブッチを一番可愛がっていた祖母は寂しそうに
ブッチは1つの修業が終わり、更に修業を積むために最後の別れに来たんだよと。
別れの挨拶にきた時の身体の逞しさ、大きさ、貫禄といい、修行しているというのも納得がいくようなブッチでした。

40年以上の前の話ですが、この根子岳で修行が終わったブッチは元気に過ごしているのかな?と阿蘇に行くたびに思い出します。
ちなみに家から阿蘇まで車でゆうに2時間はかかる距離です。また、ブッチという名の猫ちゃんにはつくづく縁があるんだなと。