弥生パンダの独り言

今日も元気に

死ぬ力

2012-05-05 | 日記


4月13日にぶっち君は旅立っていましたが、関わった人達はぶっち君捜索に奔走していました。
公園か餌場に必ずいたぶっち君が姿を現さないということは、ぶっち君の身に何かが起きているということ!

もしかして、誰かが病院に連れて行ったか?!=いや!それは考えられない!先月17日の病院事件から、これ以上病院の恐怖・ストレスを与えるのは止めようと話したばかり。
交通事故?!=ぶっち君のテリトリで起きるので事故の情報はすぐにIさんに入るのでこれもなし!

最悪のケースは全て除外できましたが、そうなると次に考えられるのは究極の次の2つのケース。

どこかで息絶えている(ほぼ間違いなくぶっち君が旅立ったということを皆は感じていましたが、いいや!違うぶっちは生きていると・・)
好転反応で体調が最悪になり暗がりでジッとしている。

Iさんを中心に連絡を取りながら13,14日が過ぎ、皆は「ぶっちどこに居るんだ」と。。
15日朝もぶっち君は姿を見せず、関係していた人たちに内心少々焦りが出てきていたとき近所の方からぶっち君の訃報が。

4月に入ってからますます食欲が出てきて、小走りもし、排せつもスムーズでサプリが少しづつ効いてきたと安堵していた矢先でした。
急激な寒さでも元気になってきていたぶっち君でしたが、あまりに寒暖の差が激しい日が続きすぎました。

弥生パンダがぶっち君にサプリを与えていた目的は2つ。
1つは鼻ウイルスと腹水を完治させ、健康体を取り戻すこと。
もう1つは、もしも、もしも、ぶっち君が息絶えるときに元気に死ぬ力があって楽に逝けるようにすること。

11日夕方までは食欲があり、通常より少し少なめに食べていたぶっち君。
12日は自分が逝くにあたり、今まで自分が御世話になった人たちに歩いて移動し最期の挨拶をできたこと。
13日は死ぬ準備を始め、夕方静かに息を引取れたこと。
流れを整理して、ぶっち君には死ぬ元気が残っていたと弥生パンダは少し安堵できました。

世の理には、どんなに人間があらがっても変えることができないものです。
もし、その理にあらがったら、生きものは生ける屍となりその生きものの尊厳はズタズタにされます。
その理にあらがった結果が、現代では高齢者に施している胃ロウ、またはチューブに繋がれベットに横たわった生きもの(人間、動物問わず)が。

見送るものが最後にして最大限できることは、逝く者の尊厳を息を引き取るその時まで維持できるように一所懸命努力をすること、と考えます。
安らかに最期の最期まで満足して魂を逝かせることが、この世に残された私たちにできる唯一の方法かと。。

ぶっち君はプライドがものすごく強い猫で、猫の本来の死に方=姿を見せずに死ぬ=関係者に死んだ事実を悟られないことを望んでいただろうと。。
13日は本当は餌場近くのお家ではなくもう少し遠くに行き、そこで息絶える予定だったんではないだろうかと。。

そんなぶっち君のプライドに、弥生パンダは少しお手伝いできたかなと。。
チャー君に引き続き、本人が望むような死のお手伝いができたかなと。。
今頃は鼻ウイルスもお腹の張れもなく、向こうの世界で草原を元気に走り回っているかと!
ぶっち君は元気に旅立ちました!

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PCが壊れてしましました。
4月にセットアップを2回しましたが駄目で・・・
原因はヴィスタではエクスプローラー9とウイルスバスター2012年版をインストールするとほとんど固まるのが原因のようです(怒り)
このブログは友人のPCで更新しています。新しいPCを購入予定で、現在物色中です。。

ぶっち君逝く

2012-05-03 | 日記
ぶっち君が旅立ちました。
4月13日夕方息絶えているところを発見されました。

餌場で満腹になったぶっち君
干し草ベッドに寝ころぶぶっち君

酵素、ビール酵母、核酸をチーズに包んで摂るようになって約1ヶ月半がたち、腹水は9割方とれて、元気に走り回れるまでになっていました。
目やにも健康的な目やにが出るようになり、食欲も旺盛でお世話している人たちのもので足りなければ、お弁当を食べている人からおねだりをしてゲット!

朝7時半のカリカリ、8時の猫缶・煮魚・鶏肉、10時の猫缶・カリカリ、お昼のお弁当、午後時間のお弁当、午後3時の魚・肉、6時の猫缶・カリカリ。
上記の食事時間以外に、午後はぶっちゃんファンが多く訪れ、次々とぶっち君の好物が与えられ、食事は好きなものだけを食べるという。
その上1週間に最低1度は大好物のマグロのトロの供給。

上記のような大量の食事が供給されるため、ぶっちゃんにチーズ包みサプリを食べさせるためには、1日の内の唯一空腹時・朝1番に与えなければ食べず、弥生パンダは毎日目覚まし時計で朝早くに起きてぶっち君テリトリーの公園へ行き、チャオの牛肉入りの猫缶(原材料的には食べさせたくないものですがこのメーカーを好んでいました)と一緒に食べさせていました。

暖かなねぐらを数ヶ所持ち、地域猫から慕われていたボス。
しかし、3月下旬から急激な寒さが何度も訪れ、治まっていた鼻ウイルスがぶり返しそうになり、風邪ウイルスもお腹で猛威を振るい始め(今年の風邪ウイルスはお腹に入りガスを発生させるそうです:獣医さん談)殆ど腫れが引いていたお腹もガスで膨れはじめ・・・
それで、ぶっち君に食べさせていたチーズ入りサプリに葛根湯を入れて与えたら、臭覚が復活してきたぶっち君は葛根湯の臭いを瞬時に嗅ぎ取り食べたり食べなかったり・・・

12日早朝、公園にぶっち君はおらず、こんな時はもう一つの餌場にいるはずのぶっち君。
その餌場に向かっていると、途中の人があまり立ち入れないところにユッタリと座っていて・・春の陽気でどこそこに草が力強く繁茂し日光がサンサンと降り注ぐ、その上にどっかと座り鼻が詰まっているのか少し呼吸が苦しそうになっていましたが、目力は相変わらずで元気なエネルギーを放っていました。
弥生パンダは缶詰とチーズ入りサプリを持って「葛根湯は入れていないよ!食べようよ!」と誘ってもこちらをジッとみつめていたぶっち君。
これが弥生パンダには最期の別れになってしまいました。

12日午後2時からは、雨風のひどいときにお世話になっていたSさんに最後のご挨拶をしたぶっち君。

夕方には、ここまで親身になって助けてくれ365日毎朝夕1日も欠かさず、カリカリと猫缶を与えてもくれていたIさんHさんが地域猫達に食事を与えて(ぶっち君は側にいただけで食べず)その場を引き上げるとき、Iさん達の姿が見えなくなるまでジッと見送ったぶっち君。

夜には、最近の寝床を提供してくれていたYさんに自分の寝姿を見せたぶっち君。

以上がぶっち君に関わっていた人たちが見た最後の姿です。

13日朝からお昼までの消息は不明で、死に場所に向かっていたのか午後から夕方、餌場近くのお家の庭でじっと座っていたぶっち君。その後門扉下で息絶えていたぶっち君が。。
当日朝からぶっち君の姿が見えないと関わっている人たちはあちこち探していましたが、そんな事情を知らない近所の方が保健所に連絡をし、ぶっち君の長い猫生活は終わりました。