地域猫のグレちゃんです。
男の子で小さい頃からとっても臆病さんでした。
特定の人からしか食事をもらわず、その人以外の人が近づいたらすぐに隠れるという始末。
兄弟は全身が奇麗なブルーの毛並というシャルトリューのような猫。
そのため、生まれて10日前後でこの雑種模様のグレちゃん以外はすべて誰かが勝手に連れ去ったという経緯があります。
まだまだ母猫が必要な時期、連れ去られた仔たちを取り返せる手立てもない地域猫の人たちは、連れていかれた仔たちがただただ可愛がられ幸せになるようにと祈るだけでした。
母猫にしてみれば、グレちゃん以外の子供を夜中にいきなり連れ去られた恐怖を考えたら、人間に対しては不信感と恐怖を抱くに違いありません。
それが、唯一残ったグレちゃんに影響しないはずがないかと。
当時ボスだったブッチ君の後継者としてグレちゃんの去勢はしていませんでした。
そのため、ケンカが弱いのに他のエリアに行ってはケンカ、またケンカとやんちゃなグレ君でした。
ケンカで作った傷をこさえては元の住処の地域に帰ってきて、傷を治してはまたテリトリー拡大に行ってはケンカ。。
その傷の中で、、見るも痛々しいものが。。
手先が噛みちぎられたようで先がなくなっています。
つまり猫脚と言われるところがスッポリないんです。。
その当時、近所の人が持ち寄ってくれた高価な薬剤を入手できました。
癌で生存率が高いというMチン、免疫療法に使うというF、K剤等等、他に抗生物質、現在では入手困難な漢方薬。。
病院に連れていこうと捕獲が失敗したら、おそらくしばらく姿を見せなくなるので、それはマズイということになり
食事に抗生物質を混ぜていたら、、
ナント!!
猫脚が奇麗に再生されたではありませんか!!!
画像で撮れてないのが残念ですが、とかげの尻尾のように元通りに再生しました!
これだけでもびっくりなんですが、グレちゃんはこの後またケンカで猫脚を失くし、前回と同じように抗生物質でまた再生!
2度も再生したんです!!!
現在は年を重ねたグレちゃんもすっかり大人になり、話が分かる優しいボス?として君臨しています。