歌がうまくなりたい

「誰にでもわかる」「実感できる」カヌマミュージックスクールのレッスン風景

おてもやん 熊本弁ってむつかし~~

2023年10月17日 06時50分00秒 | カヌマ・チョイス その3

「おてもやん」は、

〈神奈川県相模原市のボーカル教室カヌマミュージックスクールです〉

1959年、江利チエミ主演の映画「おてもやん」の中で歌われました。この映画は、熊本県の民謡「おてもやん」を題材にした映画で、おてんば娘の嫁入りを祝う歌「おてもやん」とともに、熊本県の風土や人情を描いたヒット作品です。

 

なぜ、記事にとりあげたかというと、

車のラジオをつけたとき、突然、流れてきたんです。

そういえば幼い頃、聴いた覚えが。

 

できれば🎧

江利チエミ おてもやん

おてもやん(熊本県民謡1865年頃)江利チエミ

おてもやん あんたこのごろ 

嫁入りしたでは ないかいな

嫁入りしたこたァ したバッテン

御亭(ごて)どんが ぐじゃっぺだるけん

まァだ盃ァ せんじゃった

村役 とび役 肝(きも)入りどん

あん人たちの おらすけんで

あとはどうなと きゃァなろたい

川端町つァん きゃァめぐろ

春日南瓜(かすがぼうふら)どんたちァ しりしっ張って

花盛り 花盛り

ピーチクパーチク ひばりの子

ゲンパクなすびの イガイガドン

 

一つ山越え も一つ山越え あの山越えて

あたしァあんたに ほれちょるばい

ほれちょるバッテン いわれんたい

追い追い彼岸(ひがん)も 近まれば

若もん衆も 寄らんすけん

熊んどんの ヨジョモンまいりに

ゆるゆる話も きゃァしゅうたい

男振りには ほれんばな

たばこ入れの銀金具が それがいんねんたい

アカチャカベッチャカ チャカチャカチャ

 

「おてもやん」は、熊本県の民謡。歌詞を標準語で分かりやすく翻訳すると、

おてもやん、あんたこのごろ 嫁入りしたでは、ないかいな

「おてもやん」は、熊本弁で「おてんば娘」という意味です。おてんば娘の嫁入り。

嫁入りしたこた、したバッテン 御亭どんが、ぐじゃっぺだるけん まァだ盃ァ、せんじゃった

「ぐじゃっぺ」とは、「貧乏人」という意味で、嫁入りしたおてんば娘の夫が貧乏人。

村役、とび役、肝入りどん あん人たちの、おらすけんで あとはどうんと、きゃァなろたい

「村役」は、村の役人。「とび役」は、村の警備員。「肝入りどん」は、村の有力者。村役やとび役、肝入りどんが、おてんば娘の嫁入りを認めない。

川端町つァん、きゃァめぐろ 春日南瓜どんたちァ、しりしっ張って 花盛り、花盛り ピーチクパーチク、ひばりの子 ゲンパクなすびの、イガイガドン

「川端町」は、熊本の川端町。「春日南瓜どん」とは、春日南瓜のこと。「ピーチクパーチク」は、ひばりの鳴き声。「イガイガドン」とは、ゲンパクなすびの棘のこと。

一つ山越え、も一つ山越え、あの山越えて あたしァあんたに、ほれちょるばい ほれちょるバッテン、いわれんたい

「一つ山越え、も一つ山越え、あの山越えて」は、おてんば娘が夫の元へ嫁ぐ道のり。「ほれちょる」は、熊本弁で「惚れている」。おてんば娘が夫に惚れていること。

追い追い彼岸も、近まれば 若もん衆も、寄らんすけん 熊んどんの、ヨジョモンまいりに ゆるゆる話も、きゃァしゅうたい

「追い追い彼岸も、近まれば」は、お彼岸が近づいている。「若もん衆」は、若者たち。「熊んどんの、ヨジョモンまいりに」とは、熊本の夜の説教参りにのこと。「ゆるゆる話も、きゃァしゅうたい」は、お彼岸の夜に、若者たちが楽しもうということ。

男振りには、ほれんばな たばこ入れの銀金具が、それがいんねんたい アカチャカベッチャカ、チャカチャカチャ

「男振り」は、男の風格のこと。「たばこ入れの銀金具」とは、男の風格を表すシンボル。

歌詞は、おてんば娘が夫の男らしさに惚れていることを歌っています。

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