歌がうまくなりたい

「誰にでもわかる」「実感できる」カヌマミュージックスクールのレッスン風景

27・目より耳!!

2019年05月27日 16時56分51秒 | ワンポイントレッスン

カヌマミュージックスクールです。

目より耳!!

もし、カラオケのTV画面の色変わりが正確なら(正確ですが)
それを見て歌っている人はズレるはずはない、と思うのですが、
ズレてる人は多いのではないですか?

逆に、見ないで歌っているの方が正確だったりして・・・。

目の方が優先して、耳がおろそかになっているからです。

カラオケの音を消して、画面の色変わりを見て歌えますか?
歌えないでしょう。

詩を覚えていたら見なくても
音があれば歌えますよね。

歌にとって目より耳
TV画面の歌詞は詞を間違えないように見る程度に!!


26・なぜ音読が必要??

2019年05月26日 16時46分37秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

前にも音読のことを書きましたが、

なぜ音読なのか??

それは歌うさい、声を前に出すことにつながりがあるからです。

まず詩の1フレーズを力まずちゃんと読んでみてください。
(だらしなくじゃなく・・それがちゃんとということですよ。)
スムースな発音で(一語一語じゃなく)やってくださいね。

この時、声は口の中ではなく前で発音されています。

何度も繰り返し(スムースをこころがけ)読みましょう。
この時、口の動きを感じててくださいね。
(どう動いているか、スムースに動いているかを)

さぁ口の動きを感じたら、その動きのまま 1フレーズ
歌ってみてください。

すると声(歌)は前で響いてるはずです。

これを 1フレーズずつスムースな口の動きで歌えるようにしてください。




*読み方は

棒読みはだめです。


*声の大きさは

3~4メートル離れている人に聴こえるぐらいでいいです。
詩(ことば)の意味を伝えるように。(気持ちを込めて)


25・声を前に出して!!

2019年05月23日 11時30分33秒 | ワンポイントレッスン

カヌマミュージックスクールです。

声を前に出して

声が前に出ない。口の中で響いてしまう(こもる)。
声が震え、チリメンになる。

出だしは まだしも、サビに入ると、盛り上げるところで
逆に 声がか細くなって、サビがサビにならず
メリハリもつかない、苦しい、音程もテンポのズレもないのに、
平らな 一本調子の歌になる。

どうですか?

せっかく歌を覚えたのに、声がしっかりしなければ
上手に聴こえないですよね。
原因はもちろん 発声を知らないから。

解決策は ただ一つ。

声を前に出す

チャンとした方法があるのです。
今回はヒントだけでごめんなさい。アエイオウ(アイウエオ)です。
今、カヌマの生徒の皆さんに徹底指導していることなので、
又 いつか お話しします。

ただ 注意してほしいのは、もし あなたが今 歌を習っていたとして
指導者があなたの歌を聴いて、「その言葉を強く」とか「もっと強い声で」
などと指導していたら、逆効果になります。それは 発声を知らないで
教えている人です。

発声は お腹で声を支え(ボリューム)、口はスムースに動かす
ものです。力んだら 口はスムースに動かず、のど声になり のどを
痛めます。

う~ん、ヒントをもう一つだけ。下アゴ(歯)です。


24・漢字とひらがな

2019年05月22日 10時42分17秒 | ワンポイントレッスン

カヌマミュージックスクールです。

ことばの表現について

歌を覚える時、歌詞だけで覚えるより 楽譜を使ったほうが
良いということは 前にも書きましたが、
覚えた後も楽譜を手離せないというのは、どうかと思います。

ことばの面でとらえると、楽譜の場合、音符の下に書いてあるのは
ひらがな(時にカタカナ)です。

一方、歌詞は漢字混じり。

覚える時は一語一語、漢字をひらがなに変換して ていねいに
覚えますが、このままではメロディにあてはめているだけの歌になり、
追いかけるのに精一杯で表現どころではありません。

メロディを覚えたら 今度は歌詞で、特に漢字を大切にして
歌ってほしいと思います。

作詞家の先生によっては、例えば歌う時は さだめでも、
歌詞では定め 運命 宿命 などと漢字をあてています。
同じ さだめ でも、重さが違うと思いませんか?

漢字は 見ただけで、その意味、景色まで伝えてくれます。
漢字を大切に歌ってください。

にわにわにわうらにわにわにわにわとりがいる。

句読点でもあれば 読めますが、決して意味が伝わって来ないでしょう。

でも 庭には二羽、裏庭には二羽、にわとりがいる
漢字混じりなら、すぐ理解出来るし 読みやすいですよね。

TV
画面の歌詞でも、漢字のルビふりを見るより 漢字そのものを
見たほうが、ことばを表現しやすいと思いませんか?

前回の続きにもなりますが、

各フレーズ、歌いだす前に、前もって パッと そのフレーズの歌詞を
見て歌う際も、漢字があったほうが見やすいでしょう。

作詞家の想いを理解するためにも 漢字を大切にしましょう。


23・メロディにことばを乗せる方法とは??

2019年05月21日 12時25分15秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

皆さんはメロディとことば(詞)のスタートが同時だと思っているでしょう。

そりゃそうです。 

でも メロディのスタートに(各フレーズの)ことばの一語目を合わせようとすると、
それは メロディに乗せるというより、合わせる、あてはめることになり、
一語一語で音程をとり、一語一語、口を動かすことになります。

その結果、ことばはつながらず、メロディも ポツポツ きこえてしまいます。           極端にいえば、たどたどしい歌になります。
要するに 口の動きにスムースさがないのです。

さぁ 今回のポイントです。

まず メロディとことばが 同時進行では、口はスムースには
動いてくれません。

口がスムースに動くためには、各フレーズのメロディに入る前に
前もって そのフレーズの歌詞がわかっていないと、口の動きが
メロディの流れに なめらかに乗れません。

したがって TV画面の色変わりを目で追って、ことばを並べると
流れに乗れず、棒読み状態。
ただ声を出しているだけの歌になり、発声もままならず、気持ちも入らず、
歌うのに精一杯。

では どうすればいいのか? というと

前もって 色が変わる前に、そのフレーズの歌詞を読み、頭に入れて
メロディに乗せてください。(先読み)
1フレーズの歌詞をパッと見るのに、1秒もかかりませんよ。


22・声のボリュームと口の開き

2019年05月20日 11時02分47秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

以前(16回目のテーマ)もお話しましたが、

プロの歌手には 大きく口を開けて歌う人もいれば、
あまり開けないで歌う人もいますよね。

皆さんはどちらですか。

どちらがどう というより プロに共通しているのは どちらも
お腹から声を出しているということです。

アマチュアの場合(声は口でと思っている)
大きな声を出そうと 口を大きく開けて力めば、上あごがもち上がり
声はかすれたり、うらがえったり。(高音のロングトーンなど)

もっと悪いのは 口をあまり開けず、大きな声を出せば、口は固まり
のど声になり、のどを痛めます。
その逆に かぼそい声で歌っていたり。


こちらも 共通しているのは 口先だということです。

声は口でと思わず お腹から出しましょう。

プロは お腹から声を出しているからこそ、口をあまり開けずに
平気で高い声を出したり、ボリュームたっぷりに歌うことが出来るのです。
(もちろん、ハナの共鳴・下あごの動きがあってのこと)

口の大きい、小さいは無理して大口にする必要はありませんが
ある程度 開けて歌わなければ、声はこもり、ことばは不明瞭に
なります。

ただ 声のボリュームと口の開きの大きい、小さいはあまり関係がないと思ってください。



“重いものぶら下げ” 誕生!!

2019年05月19日 11時54分41秒 | 豆記事

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

当時(20代前半)、僕の先生は『腹から声を出すトレーニング』で

あおむけに寝ている僕のお腹の上に座り「さぁ 歌え」。

 

腹筋がふんばっていないと 苦しいったらありゃしない。

これの繰り返し。

 

いくら先生といっても、男同士だといっても、

あまりいい感じはしません。

 

そこで僕からの提案。

「先生は僕のお腹の上に座ることで、腹筋をふんばらせ歌わせたいのでしょう?」

「そうです」

「腹筋がふんばって声を出せればいいのでしょう?

「そうです」

「なら 腹筋がふんばる状態を考えましょうよ」

 

例えば 腹に力が入る時って どんな時?

 

目の前にある重いものをグッと押す時、“自然に”腹に力が入りますよね。

 

又は 重いものを持ち上げる時、そして重いものを持っている時、

その重さに対して腹筋がふんばり支えてくれています。“自然に”。

 

この“自然に”の方が大切じゃないですか?むりやり力を入れてふんばるよりも。

自然に腹筋がふんばり声を支えてくれる、

これが“重いものぶら下げ”なのです。

 

先生も納得。逆に「なーるほど、それで行きましょう」

 

そして僕は公園へ。“レッスンスタイル”で書いたとうりです。

 

なにをするにも力んではいけないのです。

自然、自然体。

 

カヌマからのヒントです。


飛び方を忘れた小さな鳥/ Misia  カヌマの音声レッスン

2019年05月18日 10時20分08秒 | Jポップス(音声)

神奈川県相模原市のボーカルスクール カヌマミュージックスクールです。

 

メロディを覚えて声にまかせて思いきり歌う。

それはそれで楽しいし、ストレス発散にもなります。

 

でもそこから一歩進んで 聴き手にことばを伝える歌が歌えたら

もっともっと素敵な気持ちになりますよ。

 

その歌で何を伝えるか、どう伝えるか、それが伝わった時のことを思うだけで

ワクワクします。

 

歌って素晴らしい。

 

今回はHさんとのレッスン風景をお聴きいただきたいと思います。

 

 

詞 MISIA  曲 Yudai Suzuki

 

空を翔ける飛行機 窓から見下ろす雲は雪のよう

あなたの住む場所へと向かって この心は揺れています

 

季節も時間も 全て変わっていく

ねぇ見てよほら オリオンが地平線に輝く

 

飛び方を忘れた鳥のように  

僕は何かを見失って

傷ついたその場所から生まれ出た

痛いほどの幸せを見つけた

 

すり抜けてく幸せ程 儚い事とは知らずにいた

すれ違いや憤りに そっと瞳をそらしていた

 

季節も時間も 追いかけてみよう

ねぇ見てよほら 太陽が昇る淡い空を

 

飛び方を忘れた鳥のように

いつか何かを見つけたなら

気がついてその場所から生まれ出た

痛いほどの幸せに きっと

 

飛び方を忘れた鳥のように

僕は何かを見失って

傷ついたその場所から生まれ出た

痛いほどの幸せに 今 気付いて

 

注:日本のコピーは参照のために公正である

注:歌詞すべては所有者の特性そして版権である。

歌詞は教育の目的のみで掲載されています。


音痴??も自信をもって歌えば

2019年05月17日 10時02分19秒 | 質問に対するアドバイス(以前)

カヌマミュージックスクールです。

「Yさんより・・・」

音痴も自信もって歌っていたらしだいに治ってくるもんですよね。
でも妻の音痴は治りません。声を出すのを怖がってるからです。
微妙な音程は笑顔で歌うだけで変わったりします。 


<アドバイス>・・・ 

声を出すのを怖がると、声が前に出ず、口の中にこもってしまいます。
これがくせもので、口の中では排気の方向がバラバラになり音程が不安定になります。

排気の方向(声を前に出す方法)は上歯の裏側のつけねあたりで、高音になるとホンの少し上あごの中央よりになります。ホンの少しですよ。
あまり中央よりになると高い声は出しやすいのですが、裏声っぽく細くなります。
試してみてください。

ですから音痴??も自信をもって歌っているうちに声が前に出るようになり、排気の方向も定まって、音程も安定してきます。


音痴 解消!!

「このアドバイスを読んだ方から」

昨年は審査寸評で言葉がこもると書かれてありました。
今は納得、有難うございまーす。


本物ってすごい!!

2019年05月16日 10時24分35秒 | 豆記事

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

数十年前のことになりますが、アメリカのグラミー賞で 

トニー・ベネットが長年音楽界に貢献してきたことを讃えられ、

特別な功労賞を受賞したときのことです。

 

若い人達はご存知ないかも知れませんが、

フランク・シナトラの時代からずっと第一線で活躍している大歌手です。

 

「想いでのサンフランシスコ」 Ⅰ left my heart~ と言えば

「あぁ」という方は多いのでは?

 

年を重ねてもおとろえないその声、歌唱力。

受賞の際、インタビューアーに「その秘訣は?」と聞かれ、彼は一言、

『母音』。

 

僕はアッと思いました。 

大ベテランが 母音(アイウエオ)とは。

 

でも皆さん、考えてみてください。 

発声においても、ことばにおいても基本中の基本じゃないですか。 

~にはじまり~でおわる。 

感動しました。

 

同様に聞かれ、腹筋がどうの、背筋がどうの などと得意げに答えている

どこかの歌手とは大違い。

 

本物ほど基本を大事にするものです。


歌いだし!

2019年05月15日 18時51分42秒 | コンテスト、カラオケ大会

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

カラオケ大会というと 演歌 がほとんどですが、

(若い人達には関係ないかな?でもいずれ年をとって出たりして、

 それも演歌で)笑

 

でもすごいなぁと思うのは、一つの大会に、出場者が

200~300人というのが ざらですもの。

本当に歌が好きな人は多いですよね。

 

 出場者は、やっぱり出るからには、いい成績を取りたいし、

出来れば 賞 をと思うのが人情ですね。

 

そこで緊張しながらも、一生懸命 間違えまいと、

声を張り上げて歌ったところ、成績はさっぱり。

 

本人は間違えたところもなく、うまく歌えたと思ったのに

どうして?

 

ある有名な作曲家が審査にあたり、

「僕が聴くのは2点だけです。“歌いだし”(最初の4小節)と

 声を前に出して歌えたかです。」

 

そうです。

プロなら一声聴けば、その人の発声の力量がわかるし、

もし、口の中でこもると、声が、

そして ことばが不明瞭になります。

 

ところが、出場者は一生懸命 覚えた歌を、間違えまい、

うまく歌おうとするあまり、歌というより“力み”を

聴かせているのです。

 

もし間違えずに歌えたとしても

力めば リズムに乗れず、口先だけの

平べったい歌になり、もちろん余裕もありません。

 

そして評価では、

 

もっとお腹から声を出して、のど声ですよ。

(力むと 本人は大きな声を出したつもりでも)

 

何を言っているか、ことばがよくわかりません。

(口の中で声がこもる)

 

もっとメリハリをつけて。

(平べったい歌)

 

いつも言うことですが

発声ではのどを開け、お腹から声を出し、

 

歌い方では声を前に出して歌う。

 

もちろん リズムに乗って。


21 楽譜を使おう

2019年05月14日 11時17分35秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

楽譜を使おう

日本語の歌の場合、音符の数と歌詞の言葉の数を比べると、
音符の数が多いのが ほとんどです。

メロディを正しく覚えるには、足りない言葉を補ってやる必要があります。

楽譜には 歌詞の言葉の他に、横棒があります。
歌詞の言葉の数と 横棒を足すと音符の数と同じになります。

では 横棒はどうしたらいいのか?

答えから行きます。

横棒には その前の言葉の 母音(かー、だったらーに ア)が入るか、
又は 休符とはチョット違うになります。
もうひとつ 難しいのですが、通常のアクセントの位置を変える(ズラす)
シンコペーションにも使われます。

今回は ホンの一例ですが、歌詞だけで 歌を覚えるより、楽譜を使って
歌を覚える方がいいのではないですか。


ヴォーカルを習っている私でもとても参考になります【お褒め】

2019年05月13日 18時26分02秒 | お褒めの言葉です

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

いきなりですがカヌマさんのブログを拝見させていただきました。

 歌について丁寧に書かれていて、ヴォーカルを習っている私でもとても参考になります♪

 

特に書かれている記事に頷けることが、とても楽しいですね。

・・・・・・私がヴォーカルを始めてのはほんの些細な友達の発言でした。

 

 「声量が大きすぎる」

その一言で別に歌手になるわけでもないのに、歌が上手くなりたいと思ったんです!

 

ヴォーカルを習うと同時に、ここでも何か学ばせていただければいいな・・・。

どうかよろしくお願いします。


Mr.サマータイム/サーカス カヌマの音声レッスン

2019年05月13日 10時24分27秒 | Jポップス 懐かし(音声)

神奈川県相模原市のボーカル教室 カヌマミュージックスクールです。

 Sさんとのレッスン風景。

とってもなつかしい素敵な歌です。

 

ここでは サンバ のリズムに乗って歌っています。

気をつけるのは各フレーズの語尾の扱い。

音程で歌っていくと えらいことになります。

 

Mr.サマータイム  サーカス 詞 Pierre Daianoe 曲 Michel Fugain

 

ミスター・サマータイム

さがさないで あの頃の私を

ミスター・サマータイムあの夏の日

つぐなえる何かが欲しい

待ち伏せた 誘惑に

誘われて 思わず あなたを忘れたの

たよりなく 若い日々

ただひとつの愛に

そむいてしまったのウー・・・・・・

 

ミスター・サマータイム

忘れさせて あのひとのまなざし

ミスター・サマータイム失くした恋

よみがえるせつない想い

しのびよる 囁きに

ふりむいた あの日の ひと時のあやまち

許される はずもない

愛した人はただ

ただあなただけなのウー・・・・・・

 

ミスター・サマータイム

あれは遠い 夏の日の幻

ミスター・サマータイム 気まぐれから

何もかも失くした私

かけがえの ない愛に

包まれて いながら 気づかずにいたのね

誘惑の 熱い砂

ただひとつの愛に

そむいてしまったのウー・・・・・・

 

ミスター・サマータイム

さがさないて あの頃の私を

ミスター・サマータイム

あれは遠い 夏の日の幻

 

注:日本のコピーは参照のために公正である

注:歌詞すべては所有者の特性そして版権である。

歌詞は教育の目的のみで掲載されています。


⑳持ち味!!

2019年05月12日 11時16分11秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

20回目”のテーマは

“持ち味”についてです。

人によっては テンポの速いリズミカルな歌が似合う人、
逆に スローな歌いあげ系の歌が似合う人、又は 語り調の
歌が似合う人。それぞれですね。

カヌマの生徒さんの中には どんな歌が自分に合うかわからないので
選曲を「先生、選んでください。」という人や、友達にすすめられたからと
明らかに似合わない歌を習いたいという人もいます。

かといって 自分の好きな歌が必ずしも合うとは限らないし・・・。

もちろん 音感をきたえ、発声練習で声に磨きをかけ、
前に述べたレガート、スタッカートを歌いわけ、リズム(テンポ)に乗り、
メロディに言葉を乗せることが出来れば、どんな歌にも対応できますが、

演歌には演歌の、ポップスにはポップスの、シャンソンにはシャンソンの
スタイルがあります。

例えば シャンソンでは 何故かスタッカート気味で歌う人が多く(もちろん
アマですが)、そのせいで声域が狭く、低音域で歌うため、高い音(声)が
出ず、苦しんでいる人が多いようです。

説得力のある言葉でということで 地声で歌っているのでしょう。
スタイルと言えば それまでですが、すこし レガートで歌うことを
覚えれば楽になるのにと思ったりもします。

特に 初心者の方は どのタイプの歌でも 最初は無理せず、歌いやすい
歌からスタートするのがよいでしょう。

もちろん 歌の好き嫌いはあるでしょうし、
ポップスの好きな人に演歌をとか、その逆でも無理がありますが、
その人の声質、音域、リズム感などを考慮して、指導者がすすめる歌から
始めてみるのも方法だと思います。