カヌマが20代前半の頃
〈神奈川県相模原市のボーカル教室カヌマミュージックスクールです〉
カヌマの先生は『腹から声を出すトレーニング』で
あおむけに寝ているカヌマのお腹の上に座り「さぁ 歌え」。
腹筋がふんばっていないと 苦しいったらありゃしない。
これの繰り返し。
いくら先生といっても、男同士だといっても、
あまりいい感じはしません。
そこでカヌマからの提案。
「先生は僕のお腹の上に座ることで、腹筋をふんばらせ歌わせたいのでしょう?」
「そうです」
「腹筋がふんばって声を出せればいいのでしょう?」
「そうです」
「なら 腹筋がふんばる状態を考えましょうよ」
例えば 腹に力が入る時って どんな時?
目の前にある重いものをグッと押す時、“自然に” 腹に力が入りますよね。
又は 重いものを持ち上げる時、そして重いものを持っている時、
その重さに対して腹筋がふんばり支えてくれています。“自然に”。
この “自然に” の方が大切じゃないですか?
むりやり力を入れてふんばるよりも。
自然に腹筋がふんばり声を支えてくれる、
これがカヌマの “重いものぶら下げ” なのです。
先生も納得。逆に「なーるほど、それで行きましょう」
そしてカヌマは公園へ。
砂場の砂をたっぷり袋に詰めて持ち帰り ...(((;^^)逃げる
その袋を両手からぶら下げて腹から声を出して歌う練習をしました。
なにをするにも力んではいけないのです。
自然体、自然体。
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