昨日は、晴れると思わなかったが、その前日から晴れそうだということで歯医者の予約を延期して、先月から昨日を指定したitoと蔵王に山歩きに行った。
平地は晴れていたのだが、車で標高が上がるにつれてガスがかかり、駐車場に着くと、気温は13度、周りは真っ白で何も見えない状況だった。
雨が降ってはいなかったので、とりあえず歩き始める。
まるで火星の画像のようだ。宇宙人もいる。
お釜が右手にみえるはずなのだが、ただ白い中を歩いて熊野、地蔵岳の頂上を目指すが、どこがどこなのかわからないので、遠いのか近いのかの判別ができない。
時々薄日が差して、足元にコマクサが見える。
あとでレンジャー?聞いてみると、最も多く咲いている時期で、前日熊にかまれた人も、その写真を撮影していたらしい。
いつものようにitoと一緒には歩かない。お互いペースが違う。だが、最初の頃だけはベラベラと喋っているので一緒に歩く。一緒に歩くことは少なくとも、「一人で山歩きをしようとは思わない」と言い、「理由は、熊に出くわした時に、お互いに差し出すモノがないことになるからな」と言う。
熊野、地蔵岳からの戻り道は、登りが多くなる。少し息が切れる。少し視界が広がってきた時に、山道に、普通の服装をした若い女性3人が、道の両側に分かれて休憩しているのが見えた。小生の酸素が少し不足していた頭の中には、「なぜ普通の格好なのか?」がぐるぐるしていた。スカートの一人が、こちらを向いて岩に座っていて、小生が近づくと、膝の前に麦わら帽子をもって、「見えない」ようにしている様子が見えた。それもこれも、とにかく風景に合わない。幻影でも見ているのかとも思ったが、そうやって防御の行動をとっているのであるから、現実であるらしい。無言で通り過ぎるのも何なので、「照れちゃうね」などと言って笑うと、その女性はにっこりとした。小生が通り過ぎた後の彼女らの話し声で、どうやら中国の人らしいと判明した。蔵王温泉からリフトで来たのか、どうやって来たのか知らないが、状況から小生が感じたのは、スニーカーでここまで歩くのは無謀というものだった。
降りてきたら、突然に霧が晴れて、視界がよくなった。周りにいた人たちも歓声をあげた。
まあ、これも山歩きの面白いところである。
itoは、他に褒められるとこがないジジイであるが、日程の設定だけはなぜか当たる。誰でも何かしら取り柄というものがあるらしい。
平地は晴れていたのだが、車で標高が上がるにつれてガスがかかり、駐車場に着くと、気温は13度、周りは真っ白で何も見えない状況だった。
雨が降ってはいなかったので、とりあえず歩き始める。
まるで火星の画像のようだ。宇宙人もいる。
お釜が右手にみえるはずなのだが、ただ白い中を歩いて熊野、地蔵岳の頂上を目指すが、どこがどこなのかわからないので、遠いのか近いのかの判別ができない。
時々薄日が差して、足元にコマクサが見える。
あとでレンジャー?聞いてみると、最も多く咲いている時期で、前日熊にかまれた人も、その写真を撮影していたらしい。
いつものようにitoと一緒には歩かない。お互いペースが違う。だが、最初の頃だけはベラベラと喋っているので一緒に歩く。一緒に歩くことは少なくとも、「一人で山歩きをしようとは思わない」と言い、「理由は、熊に出くわした時に、お互いに差し出すモノがないことになるからな」と言う。
熊野、地蔵岳からの戻り道は、登りが多くなる。少し息が切れる。少し視界が広がってきた時に、山道に、普通の服装をした若い女性3人が、道の両側に分かれて休憩しているのが見えた。小生の酸素が少し不足していた頭の中には、「なぜ普通の格好なのか?」がぐるぐるしていた。スカートの一人が、こちらを向いて岩に座っていて、小生が近づくと、膝の前に麦わら帽子をもって、「見えない」ようにしている様子が見えた。それもこれも、とにかく風景に合わない。幻影でも見ているのかとも思ったが、そうやって防御の行動をとっているのであるから、現実であるらしい。無言で通り過ぎるのも何なので、「照れちゃうね」などと言って笑うと、その女性はにっこりとした。小生が通り過ぎた後の彼女らの話し声で、どうやら中国の人らしいと判明した。蔵王温泉からリフトで来たのか、どうやって来たのか知らないが、状況から小生が感じたのは、スニーカーでここまで歩くのは無謀というものだった。
降りてきたら、突然に霧が晴れて、視界がよくなった。周りにいた人たちも歓声をあげた。
まあ、これも山歩きの面白いところである。
itoは、他に褒められるとこがないジジイであるが、日程の設定だけはなぜか当たる。誰でも何かしら取り柄というものがあるらしい。