かんちがい

、かも知れないけど、思いついたことを書いていく、ヤマサキタカシの日記です。

Colaboの問題からMMTとサブカルチャーを考察する

2023年01月03日 | Weblog
新年明けまして、おめでたい方もそうでない方も、今年もよろしくお願いいたします。

普段はあまり政治や社会のネタは取り上げないので今回は書くかどうか迷ったのですが、年末年始とダラーっとしている中で、今ネットを賑わしているいわゆる「Colabo」の問題について、なんだかちょっと個人的な考えがまとまりそうだったので、書いてみようと思います。

ここで述べることはあくまでも私の憶測や考えでして、私は特に何かの専門家ということはありませんので、読んでいてお気に障る点がありましたら、あーなんか変なこと言ってる奴がいるなぁとスルーしていただければ幸いです。


私は家にテレビがなく、ニュースなどは主にインターネットを通して見ているのですが、それによるとテレビ・新聞などでは不思議なほどこの件は報道されていないということなので、念の為簡単に問題の概要を述べてみたいと思います。
情報量が多すぎるので、今の私の認識では、となります。

マンガやアニメをこよなく愛するアカウントネーム暇空茜さんという方が、以前萌えキャラを使用した地域活性化プロジェクトが炎上したことをきっかけに、炎上の中心的存在となっていた仁藤夢乃さんという方が運営している女性保護の団体「Colabo」について調べてみると、不可解な点があるということで指摘し始めたところ、相手側も誹謗中傷だということで抗議したりと、バッチバチの争いが起きているということのようです。

この点について触れている数少ない「大手メディア」の中で、下の動画が個人的にはなんとなく一番わかりやすいかなぁということで、詳しく知りたいという方はご覧になってみてください。
ただ、ちょっと前の動画なので、今ではもう少し事態が進展しているところもあるのと、「ひまそら」というのが正しい読み方のようです。




普通の一般人であれば、弁護団から提訴されたりしてしまうと引いてしまう所ですが、暇空さんはかつて最高裁まで裁判を戦って勝った経験と、個人としてもかなり資産をお持ちのようで、またカンパもかなりの額が集まっているということ、そして高いIQを武器に、一歩も引かない姿勢を見せています。

かつてはガーシーさんが国会を変えてくれるんじゃないか、というような期待感がネットではありましたが、議員に当選されてからは、YouTubeをBANされたことも影響しているのかもしれませんが、あまり目立った活動が伝わってこない、ということで失望しつつあるところに、新たなヒーローが登場しネット界が沸いている、という印象を受けます。

魔王が少年を叩き潰そうとしたら、実はその少年のステータスはカンストしていて…みたいな厨二展開がリアルで繰り広げられているような感じ、とでもいうのでしょうか。
まぁ暇空さんは40代の男性ということですが。

ただ、暇空さんのトゥイートを追ってみると、彼は「自分の好きなマンガ・アニメ作品」を守ることには全力を注いでいますが、ネット内の「ワイら底辺層」の味方というわけではないようなので、その辺を勘違いしてしまうと、後々勝手に失望することにもなってしまうかもしれないなぁ、と、ふと思いました。まぁ個人の感想です。


個人的にこの騒動について思うことは、私も非正規職員として補助金に関わる仕事を一部しているのですが、完璧には仕事をこなせないこともあり、あぁ、あそこはもうちょっとこうしておけば良かったかな、と思ったりすることもあるので、「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」ということわざからすると、あまり、どちらかの側について応援する、ということはできないかなぁという感想です。

もちろん自分の懐が潤ったり、誰かの便宜を図ったりは決してしていません。

もしColaboに不正が実際にあった場合、特に不正確の「不正」というよりも不正義とかの「不正」が実際に行われていた場合は、しかるべき処置がとられるべきだとは思います。


そして、今回の騒動をきっかけに、日本の「補助金」などの制度については、東京都を含め、大きな変化がこれからは生じていくかもしれません。

コロナのパンデミックが起きて、国民一人につき10万円を配られたあたりから、「MMT」という言葉をよく聞くようになりました。

まぁ私はそんなに詳しくはないので、ここではその説明は特にしないことにします。

「MMT」に関しては、失敗小僧さんという方の考察が個人的にはしっくりきて、それは「日本はMMTを既に実施してきた」というものです。
私には細かい理論のところは分かりませんが、体感的に、あ、なんかそれなら分かるかも、という感じです。

日本は借金がたくさんあるのになぜ潰れないのか、という理由に、いざという時に国の借金は国民総資産で返すことができるから、ということを聞きますが、それってまさにMMTの「国の借金は国民の資産」という理論そのままではないのかなぁと思ったりもします。捉え方が逆というだけで。

ちなみに、日本の借金は2022年度末の予測で1,029兆円になるとのことですが、国民の総資産は2020年末で1京1,892兆円ということです。
結構、総資産あるんすね。もっと国の借金とカツカツくらいなのかと思ってました。

政府債務残高対GDP比をみてみると、日本は世界で見ると堂々の第2位なのですが、1位ベネズエラ、3位ギリシャ、4位スーダン、5位エリトリアといった国と比較すると、あくまでも印象ですが日本は裕福のような気がするので、「国の借金は国民の資産」というMMTの理想がうまくいってしまった稀有な例なのかもしれません。

2ページ目の方です。
世界ランキング「国の借金」トップ30…政府債務残高/政府債務残高対GDP比|資産形成ゴールドオンライン

もちろん、日本が裕福なのは貧しい諸外国から巻き上げてきたという面もあるのかもしれませんが、ちょっとここでは一旦置いておきます。
また、これ以上借金を増やしてもいいのかどうかという問題は、インフレ率とかちょっと私にはよく分からないのでここでは触れないことにします。


世界で見ると裕福な日本ですが、国民一人一人について見てみると、いわゆる「バラマキ」という形で配分が行われることが多かったので、直接恩恵を受けていない人々にとっては、不公平を感じることもあるかもしれません。

業務委託の仕方がちょっと杜撰だったのではないか、文字通り「ばら撒き」だったのではないかということで今回は東京都についても指摘が行われているようです。

暇空さんの中では決着点があるようですが、参戦者も多くなり騒動としては彼一人の問題ではなくなりつつあり、この問題がどのように終結するのか、ちょっと私には想像ができません。

ただ、恩恵を受ける人が偏ってしまうという意味で「バラマキ」の効率は良くないと思いますが、「バラマキ」により日本の経済が回ってきた一面もあると個人的には思うので、全面戦争の先にはさらにガチガチな社会が待ち受けているような気もしてしまいます。

もちろん、あんまり杜撰すぎるのも問題だとは思いますが。

補助金よりも減税すればいい、と言う意見をお持ちの方もいらっしゃるようですが、何か良い方法があるといいなぁと思います。


オタク文化はサブカルチャーであると思いますが、以前はサブカルチャーは「物理的に」住み分けができていたような気がします。
上野のあのあたりにはえっちな映画館がある、とか、萌え絵がバーンと貼ってあるのは秋葉原、みたいな感じだったと思います。

しかし、オタクという「埋蔵金脈」を秋元康が掘り当ててしまったので、金になるオタク文化というサブカルチャーが、公共の場にも姿を現すようになってしまった、という悲劇があるのかもしれません。
(オタクが金になる、っていうことで、ドルオタとアニオタは違う、とかは一旦置いといてね。)

そう考えると、萌えイラストなどに腹を立てる人がいてもまぁ仕方がないような気もします。

音楽で例えれば、デパートとかスーパーのBGMで灰野敬二さんが流れているようなものでしょう。
ちょっと重すぎるかな。平沢進さんにしておこうか。

暇空さんとしては先に攻撃してきたのはあちら側だ、という見解のようですが、あちら側からすると、先にオタク文化の方が公共の場を侵略してきた、という意識なのかも知れません。知らんけど。

もし、お互いに純粋な気持ちのみで争っているのだとしたら、どちらも悪くなく、悪いのは秋元康ということになります(違う)。

最近、なんとなくアニメ版の「蟲師」を見返していて一人で泣いたりしていたのですが、「蟲師」も人間と蟲が不幸にも接触してしまったために起こる切ない物語という感じなので、今回の件もサブカルチャーが公共の場に出てきてしまったために起きた悲劇なのかもしれない、と感じてしまいました。

まぁ本当に裏側に大きな組織や国家等がいるのかも知れませんが、どちらにしても、サブカルチャーは後ろめたいくらいがちょうどいいのではないかなぁ、と思うと同時に、かといって息の根を止める勢いで弾圧されるとそれは反発を招くでしょう、と思ったりします。


蟲師の第12話でぬいという女性蟲師の「おそれや怒りに目をくらまされるな。皆、それぞれが、あるようにあるだけ。逃れられるものからは、知恵ある我々が逃れればいい。」というセリフは、ちょっと考えさせられるなぁと思います。

時には戦わなければならないこともあるかもしれませんし、「皆、それぞれが、あるようにあるだけ。」なのだと思います。



なんだかはっきりしない結論で申し訳ございませんでした。
甘い考えですができるならば誰も傷つけたくないなぁと思うので、これでも、推敲などなんだかんだ書き上げるのに2日ほどかかりました。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

わたしは陰キャじゃないようだ

2022年12月04日 | Weblog
昨年もそうだったのですが、やはり日が短くなってくるこの時期は、なんだか気分が乗らないことが多くて、またどうせくだらないブログを書いてもしょうがないよなぁとか思っていたのですが、まぁそれでも書いたほうがいいか、と思ったので書くことにします。

今期の「ぼっち・ざ・ろっく!」というアニメについて、色々思ったことを、ダラダラと書いてみようと思います。


なんで見ようかなと思ったかというと、ふとYouTubeのおすすめに劇中ライブシーンが出てきたことがきっかけでした。



ここでまた小難しいことを考え始めるのが私という人間なのですが、「日本のかっこいいロック」ていうのは、なんで、こういうジャキジャキしたクランチギターなのかなぁと思ってしまいました。ブランキージェットシティとか、ミッシェルガンエレファントとか、「日本のかっこいいロック」はたいていそんなクランチギターというイメージが私の中にあります。

ニルヴァーナが音楽的にやったことについては、ブラックサバスに影響を受けたヘヴィなギターリフをパンクに持ち込んだこと、と言われていますが、あれほどニルヴァーナは売れたのに、日本ではあまりギターリフオリエンテッドで有名なバンドはあまりいないようなイメージがあります。

個人的にはそれほどニルヴァーナに思い入れはないのですが、そこから派生してギターリフに特化した”ストーナーロック”界隈は好きだったので、ちょっと残念な気分なんですよね。
モンスター・マグネットとか、スピリチュアル・べガーズとか、カイアスとか結構好きだったなぁ。


…と、あれこれ考えながらも、少し気になったので、一応1話から「ぼっち・ざ・ろっく!」を見てみることにしました。

話のあらすじを書いてみると、小さい時から陰キャで友達のいなかった後藤ひとり(ぼっち)は、TVに出ていたロックミュージシャンも学生時代に陰キャだったことを知り、ギターを独学ではじめ、ネットではそれなりに知名度を得る。しかし、本当はバンドを組みたいという願いがあり、ひょんなことからバンドに誘われて…という感じです。

第1話は、ぼっちちゃんがタッピングやり始めたり、中学時代はデスメタルにハマっていたりして、おっさん的には良かったのですが、第2話から4話はちょっとよくわからない寸劇が続くなぁっていう感じでした。

性格は真逆であるものの、主人公の髪がピンクで、声優さんの演技もちょっと似て聞こえるような感じで、「ゆるキャン△」を意識して作られたのだろうと思いました。

ただ、ゆるキャン△もだいぶ寸劇の多いアニメだとは思いますが、たいてい大垣かなでしこが繰り広げた寸劇を、リンちゃんなりさくらさんなりがツッコんで着地する、という感じだったのですが、「ぼっち・ざ・ろっく」は、誰もツッコまないで着地点なくフワッとしたまま話が進んでいく、という感じを受けました。

まぁそれでもなんだかんだ見ていたのですが、第5話と第6話は、ぼっちちゃんがちょっと覚醒し始めるので、おお、って感じになりました。


そういえば、ハロルド作石さんの「BECK」というマンガが好きなのですが、秘められた才能を持つ少年が、仲間と共に冒険をしてしだいに覚醒してゆく…という、舞台は音楽ではあるものの正しく少年漫画だったなぁ、と今になって思いました。


第7話はまた寸劇が繰り広げられる感じでした。

第8話は、最初にリンクを貼った動画のシーンが流れる回だったのですが、あのシーンまでのいきさつなどを踏まえてから見ると、酒を飲みながら見ていたこともあり、泣いてましたな。
一曲目の緊張してリズムがちょっとずれたり、声が裏返りそうになったりするところもうまく表現してるなぁと思いました。

そういえば、オレもライブの日に雪が降って、お客さんが二人(うち一人は対バンの人)ってことがあったなぁ、と思い出したりもしました。

あとは、私はそんなにコーラスうまい方じゃないんですが、前はもっと下手で、合わせなきゃ、合わせなきゃ、って思ってたんですが、ある時少しぶつけてみる感じでコーラスしてみたところ、ちょっといい感じになり、あ、なんかコツをつかんだかも、って思ったことも思い出したりしました。


ぼっちちゃんはギブソンのレスポールカスタムと思しきギターを使用しているのですが、ロック界隈でレスポールカスタムを使用している人って、意外とあまりいないような気がします。

真っ先に思い出したのはワイルドハーツのジンジャーで、あれ、ザックワイルドは◎の模様だけど、レスポールカスタムだったっけかな〜という感じでした。

調べてみると、あとはジョン・サイクス、鮎川誠、Toolのアダムとかが使用しているみたいですね。

どちらかと言うとロックではマイナーなイメージのあるレスポールカスタムですけど、女の子におっさんくさいギターを持たせようとかいう意図があったんでしょうかねぇ。

ぼっちちゃんがジンジャーみたくシールをペタペタ貼ってデコレーションし始めたら、神アニメ認定してしまうかもしれませんねぇ。

まぁジンジャーはギターヒーローってよりもソングライターって感じですけどね。
乱暴にいうと、芸術の世界は絵にしても音楽にしても文学にしても、「古今和歌集」(技巧派)と「万葉集」(庶民派)に分けられるような気がしますが、ワイルドハーツは、ビートルズからパンクからモーターヘッドまで「ブリティッシュロックの万葉集」みたいな感じで結構好きでした。

どう見ても口パクですけど、この曲が陰キャの曲って感じなので好きなのと、でもMVではジンジャーがいつものレスポールカスタム持ってないのと、ライブ映像であまり良いのがなかったのと(笑)で下の動画をリンクしておきます。



最後のコーラスがカットされちゃってるのでだいぶ迷いましたが。


そういえば、私は自分で自分のことを陰キャだと思っていたのですが、ぼっちちゃんを見てて、どちらかというと「そうはならんやろ」っていう気持ちが強かったのですが、「分かる」っていう方々も多いみたいなので、私はもしかしたら、やる気のない面倒くさがりというだけで、陰キャじゃないのかもしれません。

という、どうでもいいことを思ったりしました。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

SAOと「竜馬がゆく」の共通点

2022年11月05日 | Weblog
2022年11月6日は、世界初のVRMMOロールプレイングゲーム「ソードアート・オンライン」のサービス開始日とのことです。

といっても、現実の話ではありません。
小説「ソードアート・オンライン」の中の設定のお話です。

バック・トゥ・ザ・フューチャー2の舞台が、2015年だったということで当時ファンが盛り上がりを見せましたが、それと同じような感じでしょうか。
ちょうどアニメ放送開始から10周年ということもあり、イベントなども企画されているようです。


というわけで、今回は「ソードアート・オンライン」について書いてみようと思います。

以前はアニマの視点からユング心理学を絡めて書いてみようと思っていたのですが、アニメのユング心理学考察はメイドインアビスでなんか力を使い果たしてしまったので、今回は以前から思っていた別の視点から書いてみようと思います。


「ソードアート・オンライン」(以下SAO)について知らない方もいらっしゃると思うので、Wikiを参照しながら簡単にご説明しますと、原作はライトノベルで、2009年に刊行されているとのことすが、元々は作者の川原礫さんのサイトにて公開されていたものとのことです。アニメ化は2012年ということです。

話の内容としては、フルダイブVRを可能にしたナーヴギアという機器によって、ゲームの世界にまさに入り込める「ソードアート・オンライン」というゲームのサービス開始日に、天才開発者の茅場により、その時点でログインしているプレイヤーはログアウトできず、ゲーム内で死んでしまうと現実でも死んでしまう、ということが告げられる。そして、そのゲームをクリアすることのみが、ログアウトする唯一の方法であり、主人公キリトはゲーム攻略へと走り始める…というような感じです。



公式の1期のネタバレなしのPVを探してみたのですが、YouTube上では見つけられなかったので、こちらを貼っておきます。


特徴としては、主人公キリトくんがめちゃめちゃ強くて、女の子にモテモテで…というなんか背中ムズムズしてくるような展開が多くあります。
同時期に「魔法科高校の劣等生」などの、やはり主人公がめちゃめちゃ強くて女の子にモテモテで…という展開のライトノベル・アニメが発表されたこともあり、一つのジャンルを成していくようになります。

その後、異世界に転生して主人公が無双する、というアニメが量産され始め、「異世界もの」とか「俺TUEEE」とか、投稿サイト「小説家になろう」出身の作品が多かったことから「なろう系」と呼ばれたりもするようですね。
ただ、あまりに量産されてすぎて、もちろん設定がよく練られて面白いものもあるのですが、ただただ主人公が強いだけでちょっと退屈になったりする作品もあったりして、視聴することが修行のようだということで「修行アニメ」と揶揄されてしまうこともあります。

まぁSAOについては、俺TUEEEアニメの先駆けということで、キリトくんも厨二発言が目立ち、好き嫌い分かれてしまうだろうとは思いますが、個人的にはそんなツッコミどころが多いところも含めて名作だと思っています。
当時ハリウッドでも「ハンガー・ゲーム」とか「メイズ・ランナー」などの、若者がデスゲームに巻き込まれる系の映画が多かったような気がしたので、SAOももう少しリアリズム要素多めの感じでハリウッドでリメイクしたら面白いのではないかと勝手に思っていましたが、今のところならなかったようですね。

とはいえ、私自身は原作は読んでおらずアニメしか見ていないのですが、アリシゼーションあたりで脱落してしまっています…


そんな、ちょっと痛々しいところもある「俺TUEEE」ものですが、特に最近のラノベやアニメに限ったものなのでしょうか。
個人的には、俺TUEEEの先駆けは、「竜馬がゆく」ではないかと思ったりもするのです。


「竜馬がゆく」について知らない方もいらっしゃると思うので、Wikiを参照しながら簡単にご説明しますと、司馬遼太郎さん作の時代小説で、1962年に連載が開始されたとのことです。

話の内容としては、江戸時代末期の「薩長同盟」の仲介や「大政奉還」の立案をしたといわれている、実在の人物「坂本龍馬」を主人公に描かれた小説です。命をかけて事を成そうとする若き志士達のドラマには多くの人の心を動かし、「坂本龍馬」について抱くイメージに、この小説は大きな影響を与えたとのことです。



私はそんなに歴史に詳しいわけではないので、この小説にどれほどフィクションの要素が含まれているか、という点については、この場では触れないことにしようと思います。
小説中の「蛇足だが〜」で始まる(読んでて少々だれてしまうほどの)司馬さんの歴史解説を読むと、膨大な調査により執筆されたのであろうことは想像できますが、この場では一応「竜馬がゆく」は史実を元にしたフィクションの小説、という扱いでいこうと思います。

私が最初に「竜馬がゆく」を読んだのは確か中学生の頃だったと思うので、印象に残ったのは歴史的な背景よりも、竜馬が剣術も強くて女性にモテモテというところでした。

「竜馬がゆく」では主にお田鶴さん、さな子さん、おりょうさんという3人の女性が登場して、竜馬とあれこれしたりします。

そしてSAO(アインクラッド編)ではアスナ、シリカ、リズベット、あとはサチなど、数人の女性が登場して、キリトとあれこれしたりします。

ほう。

そして竜馬は最終的におりょうさんという激しい気性の女性を選ぶわけですが、キリトくんも(形式上は)アスナという激しい気性の女性を選んでいると。

ふむ。

もうこの点だけ取り上げてしまうと、「竜馬がゆく」ってどんなラノベですか?って感じになってしまいます。

なーんて言ったら言い過ぎなのですが(笑)、「俺TUEEE」は、現在のアニ豚野郎どもじゃなかったアニメファンの方々ものだけというわけではなくて、昔からみんな好きな要素なんじゃないかな、と思った次第です。
SAOはその要素を尖らせた、いや尖らせ過ぎた(笑)という感じで、当時としてはそれが新鮮に感じられたのかもしれません。



蛇足ですが(笑)一点付け加えさせてください。

小説・アニメなどの創作物を楽しむときに、もちろん教養という面も大切かもしれませんが、私個人としては、「現実逃避」という面が大きいような気がします。

そんな現実逃避に、「異世界」という舞台の親和性は高いと思われます。

そして「歴史」という舞台も、「異世界」の一つになるのではないでしょうか。


先日、なんか、何も起こらない起伏のない映画が見たくなり、久々に「かもめ食堂」を見てみました。
アンチの方も多いようですが、個人的には結構好きな映画なんですよね。



で、久々に見て思ったのが、これって「異世界食堂」と同じだなぁ、という感想でした。



「かもめ食堂」は外国で日本の定食が無双するお話。(ちょっと違う)
「異世界食堂」は異世界で日本の洋食が無双するお話。

一昔前はフィンランドも日本人にとっては「異世界」だったのだと思いますが、インターネットの発達により簡単に情報が得られる現在では、それほど「異世界」ではなくなってきたかもしれません。
もちろん、映像で見るのと実際に体験するのとでは大きな違いはありますけどね。

同じく「歴史」に関しても、長い期間かなり取り上げられてきたので、少々やり尽くされてきた感は出てきているかもしれない。

そしていわゆるファンタジーな「異世界」についても、量産されすぎてしまったせいで、アニメファンとしては、また異世界転生かよ!みたいな感じで、異世界「感」は薄れてきてしまっているかもしれない。



今後、どのような「異世界」が現れるのか。
楽しみに待ちたいと思います。



最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!

久々に音楽の話をしよう

2022年10月23日 | Weblog
今月は、少しいつものブログはお休みして、動画を貼ることにします。

ディープ・パープルというバンドの、「Chile in Time」という曲があります。

それのヴォーカルの一番高い音がこれまで出なかったのですが、ふと思い立ち、ここのところ練習していました。

ホイッスルボイス、という声の出し方をボイトレの動画などで見て、参考にしてみましたが、結局のところホイッスルボイスになってはいないような気がしますが、まぁとりあえず出るようにはなったので、記念にアップしてみました。

なんだかオペラ歌手が歌ってるような感じなので、ここにエッジボイスを足して安定して出せるようになれば、もっとロックっぽくなるかと思います。

が、私は普段はフォーク的な音楽をやっていることが多いので、この声を極めてどうしよう、というところもあります(笑)

よかったら聞いてみてください!




おっさんでいることを恥じるな

2022年09月23日 | Weblog
今回は、映画「ソー:ラブ&サンダー」についての感想と、あとはたあいのない雑談って感じです。

映画の話の本質には触れないつもりですが、ちょっとしたネタバレはあると思いますので、事前情報は一切なしで映画を楽しみたいというスタイルの方は、ブラウザバックをお願いいたします。



最近、パズドラ熱が再燃しています。

ここしばらくはほとんどプレイしておらず、石を大量配布するときだけログインする、という感じだったのですが、ちょっと前にワンピースコラボというのをやっていて、貯まってた石を使ってガチャを引いたらまぁまぁだったというところと、「ワンピース・コロシアム」が挑戦したくなる難易度だったこともあり、なんだかモチベが上がってしまった感じです。

ただもちろんガチャの宿命でキャラはコンプできなかったので、せめて麦わらの一味はコンプしたかったなぁという感じですた。

私は「ワンピース」は50巻くらいで、その頃色々あったこともあり、離脱していたので、知らないキャラクターが結構いて、ヤマトって誰だよ!息子って言ってる割に大胸筋スゲェじゃねぇか!となったので、アニメ版の方でシャボンディー諸島あたりから見直し始めました。

ブルックの役をやっているチョーさんという声優の方がいらっしゃるのですが、わりと他のアニメにもちょこちょこ出ておられて、「このすば」というアニメで、ちょい重要なちょい役をやっておられて、飄々とした演技が好きで印象に残っていました。

というわけでブルックも、漫画の時はそれほど、だったのですが、アニメ版を見てからは結構好きなキャラにランクインしました。

気になったので「チョーさん」についてネットで調べてみると、我々アラフォーが小学生時代に放送していた、NHK教育の「たんけんぼくのまち」でナビゲーターを務めていたお兄さん、「チョーさん」その人だということではないですか!



これは激アツな発見でした。



というわけで、以前からブログにはちょこちょこ書いているのですが、わりと私はパズドラのコラボに影響を受けることが多いです。

食わず嫌いだった「物語」シリーズにどハマりしたり。

途中離脱していたアヴェンジャーズに復帰して見ていなかった作品を一気見してみたり。


と言いながら、去年のシリーズ作品は見ていなかったりするのですが、アベンジャーズのキャラクターの一人であるマイティー・ソーのソロ作品?の4作目「ソー:ラブ&サンダー」が配信開始されていたので、気になって見てみました。



以前にチラッと「マイティー・ソー バトルロイヤル」の感想を書いたことがあったのですが、同じタイカ・ワイティティ監督作品ということで、前作と同様、厨二全開という感じの作品だと思いました。

創作物語が好きな一人として、一番嫌なことは、作品から、「お?お前らオタクはこういうのが好きなんだろ?」とか、「はいはい、今の若者はこういうのが好きなんでしょ」というのが伝わってくることです。
あ、わたくし若者ではないんですけどね!ヨホホ!

それに対し、「ソー:ラブ&サンダー」は、おっさんが「ワイはこういうのが好きなんじゃぁぁぁぁぁ!」と声高らかに宣言しているかのような作品でした。
前作「バトルロイヤル」も、そんな感じでしたし。

ツボった点がいっぱいあるので箇条書きにすると、
・要所にガンズの曲を散りばめてくる。
・ナタリー・ポートマンが今作では復帰している。
・クリスチャン・ベールが、少し「マシニスト」を彷彿とさせるような、怪演を見せている。彼は「元子役」では最も成功している人の一人ではなかろうか。
・あまり人種ポリコレに配慮しすぎたキャスティングというのは好きじゃないんだけど、前作からそうだったんだが「ヴァルキリー」が黒人というのはなんだかめっちゃカッコいい気がする。
・タイトルロールでDIOの曲が採用されている。個人的にハイトーン男性ボーカルで真に歌がうまいと思うのは、フレディ・マーキュリーと、ロニー・ジェイムズ・ディオなんです。
・タイトルロールの間にマーベル作品のお約束で挟まれる小話で、次回は「ヘラクレスvsソー」であることが匂わされている。厨二的には熱い展開。

といったところです。まとまらなくてすみません。
あとなんだかワイティティ監督は日本のアニメ作品とか好きなんかな?と思わせるところが多くて、
・小籠包の神がゆるキャラっぽくてかわいい。
・叫ぶヤギがだんだん北斗の拳のモブの「ヒャッハー」に聞こえてくる(ような気がする)
・クライマックスがいわゆる「ロケ地:ウユニ塩湖」


創作も難しいですよね。自己満足も人に嫌悪感を与えてしまう時ももちろんあるでしょうし。
ただ、ラブ&サンダーはなんだか個人的には好印象だったので、感想を書いてみたくなりました。


今回はあまり推敲しないで、勢いのまま投稿してみます。
最後まで読んでくださりありがとうございました!!