かんちがい

、かも知れないけど、思いついたことを書いていく、ヤマサキタカシの日記です。

阿久悠さんエトセトラ

2007年08月06日 | Weblog
先日、作詞家・小説家の阿久悠さんが亡くなりました。

どうもお疲れさまでした。

70歳だから、ある意味、まだ若いですよね。

残念です。



僕は、詞を書くのが苦手なんです。

曲は、よしあしは別として、結構簡単に出てくるのですが、
歌詞はなかなか出てこない。

なので、一時期勉強のために、他の人の歌詞を、ワープロでですが、
書き写す、という事をやっていました。

読むだけよりも、たとえワープロでも、書き写した方が、
細かいところに気付くので、勉強になる気がします。



はっぴいえんどの松本隆さんなども書き写していました。

で、それつながりでYMOを聞き始めたときに、YMOの
メンバーが、ピンクレディ好きだということを知り、
レンタルでピンクレディのベスト盤を借りてきたのでした。


その収録曲ほとんど全ての作詞を担当していたのが阿久悠さんで、
有名な人でもあるし、ざっと読んでみたら結構深い?歌詞なので、
これも書き写してみよう、と、何曲かやってみたのです。


そこで、気付いたこと。

必ず一つは、おっ、って思うフレーズが入っている。

それも、二つ三つではなくて、だいたい、一つ。

しかも、どこがグッと来るかは人によっても様々のようです。



(たとえば、ピンクレディではないですが、「津軽海峡冬景色」で、

  北へ帰る人の群れは 誰も無口で
   海鳴りだけを きいている

 というフレーズが、僕は一番グッと来るのです。

 なぜなら、静かに波の音が響いている状況を、こうも回りくどく、
 詩的に表現できるのだろうか、と感動するのです。


 しかし、ワイドショーで見ていた鳥越俊太郎の場合は、冒頭の

  上野発の夜行列車 おりた時から

 というフレーズがすごいと思うらしいのです。
 それは、列車に乗るところからではなく、降りたところから
 ストーリーが始まる、というところがグッと来るらしいのです。)




まぁ僕の場合は、方法論が分かっているからといって、
すぐに適用できるようなタイプでもないのですが、
でも意識的にか無意識のうちにか、歌詞の中に一つだけ
衝撃的?な言葉を入れようとしているかもしれません。

この無意識、というのが結構重要だと思うのです。

狙っても人によって感じ方は違うのですからね。

そして、それがうまく作用していけばいいなぁ、
と思います。




(酔)
コメント
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