相撲史の新たな1ページとなる第1回わんぱく相撲女子全国大会が、2019年8月25日(日)に東京都葛飾区奥戸総合スポーツセンターで開催されました!
昨年度までは、男女混合の各地区大会で女子が個人優勝しても、女子は全国大会には地区代表として出場できないという「わんぱく相撲全国大会」の34年の歴史がありました。
しかし、今年度から「女子だけのわんぱく相撲全国大会を開催する!」という大英断をした公益社団法人東京青年会議所。
先見の明がある発案者に心から敬意を表します。
これから女子相撲の競技人口拡大のみならず、大相撲も含めた相撲界全体の底辺拡大にこの大会が大きく貢献をすることは間違いありませんが、まだまだ女性だけの問題としか捉えていない人が多いと感じます。
▲記念すべき第1回大会のポスターとプログラムの表紙を飾ったのは、2014年世界ジュニア相撲選手権大会の軽量級王者、野崎舞夏星さんです。
開会式は、大会の会場である奥戸総合スポーツセンターではなく、柴又帝釈天題経寺で行われました。
開会式の会場から試合会場まで約3Kmほど離れているので、シャトルバスで選手、関係者を何回もピストン輸送しました。
なぜ、そのような手間なことをするのか不思議でなりませんでしたが、試合会場が狭いのも大きな理由の一つでしょうが、柴又の帝釈天参道の町並みは一見の価値があり、開会式が終わってから1時間ほど参道でスタンプラリーをするのは、非常に楽しく貴重な催しでした。
開会式は、柴又帝釈天題経寺で小学4年生は黄色。小学5年生は紫色。小学6年生は赤色の大会記念Tシャツを着て、まわしはつけずに開会式。小さなことではありますが、これも相撲界の人間では考えにくい発想です。
各学年60名ずつ、180名の女子相撲選手が並んだ風景は、頼もしく壮観でした。
野球、サッカーなどのプロスポーツを見ればわかるように「する。」「みる。」「ささえる。」がスポーツの3大要素。人は城。人材は宝です。
彼女たちも、これから国技相撲を支えてくれる貴重な人材となってくれるはずです。
開会式が終わった後は、帝釈天参道、商店街をスタンプラリー。
昭和30~40年代の日本の風景を思わせるような懐かしい町並み。映画「男はつらいよ」の舞台となり、映画の主役の寅さんが生まれ育った町「葛飾柴又」
私自身は、このような町に住んだ経験はないのですが、なぜか懐かしく感じ。心安らぐ、すばらしい風景でした。
お姉さんの口上に誘われて、運がよくなる「金のうんこ」をみんなで購入しました。
ハイカラ横丁、おもちゃ博物館で昭和のムードあふれるレトロなゲーム機がたくさんあり、子どもたちはゲームに興じました。
開会式が終わり、これから大事な試合とは思えない風景です。
愛媛チームだけではなく、参加選手のほとんどが、帝釈天参道でスタンプラリーとおみやげ探しを楽しんでいました。
大会に出場したひかりさん、あみさん、しおりさん。
3人の愛媛チームの試合結果は、みんな初戦敗退でしたが、子どもたちにとって貴重な経験になったと思います。
大会に出場している選手も各地区の予選大会を勝ち上がった選手ばかりなので、今までの女子相撲大会と比較しても選手のレベルが高いと感じました。
将来、3人に1人が高齢者という超高齢化社会を迎えようとしている日本。少子高齢化が進み、どのスポーツも競技人口が減少することが確実な令和の時代。
わんぱく相撲女子全国大会が、相撲界に新たな活路を開いてくれると私は確信しています。
わんぱく相撲というコンテンツでプロ、アマ問わず相撲界全体に多大な貢献をして下さっている公益社団法人東京青年会議所に相撲関係者として心より御礼申し上げます。
今回のわんぱく相撲女子全国大会開催にも感謝致します。
ありがとうございました。
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