龍山義弘の武道求道録

人生を通じて、様々な武道や出来事に挑戦する過程を綴っていきます。
「人生はチャレンジ!」 命尽きるまで全力投球!

最強の格闘技とは?

2007年08月18日 | 春日館道場
金曜日は、春日館の相撲の稽古日。
四国小学生相撲選手権大会が近づいてきているので申し合いに重点。
稽古の最後に最近の相撲大会における戦果の報告。
重松くん四国3位、山口くん県1位、伊藤くん県4位
そして、私の全日本柔術選手権2位のことも尾ひれ、背びれをつけて話をしてみんなを笑わせた。

私の尊敬する極真カラテの総裁、故大山倍達先生も弟子達に自分の武勇伝を聞かせて、弟子達を勇気づけた。全日本空手道選手権で優勝、アメリカに渡りプロレスラーと死闘を繰り広げ、猛牛と闘い、山籠もり等々、作家の梶原一騎先生の誇大な表現や脚色がかなり入っており、プロレスラーとは実際には1回も闘っていないと言う説もあるが、ウソか本当か、などはどうでもいいのである。リアルスーパーマン・大山倍達のサクセスストーリーに弟子や「空手バカ一代」が連載された少年雑誌の読者は胸を躍らせた。ウソか本当かだけでしか物事を語れなくなった現代では、ヒーローは誕生しにくくなったのかも知れない。

視聴率40%近くも取った格闘技イベントで「オレハ、ヨコヅナ!」と言って、何もわからずに他競技のリングにノコノコと出て行って、ボブ・サップにノックアウトされ、柔術家ホイス・グレイシーのオモプラッタで悲鳴を上げてギブアップした元横綱のせいで相撲の権威は地に落ちてしまった。相撲が負けたのではなく、彼のあまい考えによって彼個人が負けたのだが、あれほど何回も相撲の映像を事前に流されたら相撲を代表して出てきたように、誰もが思ってしまうだろう。そして、彼のKO負けイコール相撲の惨敗とみんなは錯覚して「相撲最強伝説」は音を立てて崩れ去った。

しかし、ルールに基づいた競技である以上、少しでもルールやコート(試合場)やユニフォームが違うとガラリと状況が変わることを知らなければならない。充分な下準備、訓練もせずに違うルールの競技に出場して彼は負けたのである。テニスの世界ランカーである杉山 愛選手が、同じネットをはさんで行うラケット競技のバドミントンで活躍するオグ・シオとバドミントンのルールで闘って勝てるだろうか。
「絶対に勝てない!」

運動能力が半端ではないので、バドミントンの訓練をして、経験を積んでいけば、何年か後に力が接近することも考えられるが無理である。

総合格闘技でレスリングの選手、柔道家が比較的はやく順応するのは、ルールと試合環境が似通っているからである。

私は、あらゆるルールとスタイルに習熟し、訓練と実績を積んで、あらゆる角度から武道が語れ、アドバイスができて、弟子達に武勇伝が語れる武道家になりたい。

私は、相撲を基本とした「武道家」になりたいのだ。


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1 コメント

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Unknown (ボブ・サック)
2007-08-24 12:27:03
龍山 VS 曙 見てみたい
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