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by kaz'S Metry

10月の出来事

2014-10-26 23:54:12 | ・僕が僕自身であるという事
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昨日は、製作実験「茅負留めほぞ差し」です。

茅負、広小舞で一般的に語られるのは、
基本的な解説で、上端と側面(成)の切断墨のみでありますが、

上端(上面)留めが、
股勾玄法では 長玄の返し勾配
並びに延び矩法では 玄の勾配 であり、

成(側面)、向こう留めが、
股勾玄法では中勾の返し勾配
並びに延び矩法では 幾つかの方法もありますが、玄に返し勾配を乗じたものを勾配とする事も、それを曲矩使いとする為に 勾配縮尺し 曲矩遣い とするも、いずれも 中勾の返し勾配 と同義となる事が確認できます。


と、この先については 殆どスルーされ触れられていない事。またほぞ差し と シャチ詮細工となれば、具現化してみたくなるのがkazであります。

特に興味があったのは、この場合の本質的テーマは、長玄と短玄の勾配(正確には木造に於ける「勾配」の定義とは異なりますがこの場では便宜上語ります)それが、材料の動きに伴い 短玄の勾配へ、一方、そして長玄と平勾の勾配が補玄の勾配へと結果的に流れを持つ「流れる動き」を実際に掴みたくて製作実験してみました。

次回は、この基本形に、更にシャチ栓を打ち込み、「引く 」事で組んだら抜けない細工を施すか?思案中。。

多面体ともう3つ製作予定も重なり どうしたものかしら??です。


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