不思議な夢を見た。
聖母マリア様が「御子のお生まれになる時が近づきました。」と、
取り巻きの3、4人ほどの女性達にそう言う。
そして何故か、僕もその傍らに・・。
僕はその言葉を聞いて、
『大変だ!お生まれになる時に、もし万が一の事があったら!?』と慌てて、
マリア様に「マリア様、あなたと御子に何かがあっては大変です!
もしもの時のために何を用意しておいたら良いでしょう!?」と尋ねる。
するとマリア様は、静かに微笑みながらこう言われる・・。
「神の一人子であられる方がお生まれるになるのです。
一体何を恐れることがありましょう?一体何が起きると言うのでしょう?
何もせず、ただ安心してなさい。
あなたがしなければならない事は、ただそれだけです。」
その言葉を聞いた途端、僕の心の中からは、
一切の不安というものが消し去られ、
今まで感じたことの無い、豊かで幸せな気分に満たされた。
「そうだ、お生まれになるのは神の子キリスト。
案じることなど何も無かったんだ!御一人子は、
お生まれになるその時から、皆の心の中に平安をお与えくださるのだ・・」
そんな風に思いながら、おかしな話だけれども、
その夢の中で僕は次第にウトウトと眠くなっていった・・。
朝になり目覚めると、そんな夢を見たからなのか、
身体も心も実に爽快な気分!
そして「おかしな夢を見たもんだな・・」と考えているうちに、
突然、祖母が生前によく聞かせてくれた、僕の出生話しを思い出した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
僕は大変な難産だったらしい・・。
皆の心の中は平安どころか不安のどん底!
病院ではなく祖父母の実家での出産で、
腕利き(?)の産婆さんが駆け付けて来てくれたのだが、
ヘソの緒を身体に巻き付けてしまっている僕を取り出すのは、
困難だったらしく、「お医者に来てもらった方がいい!」と言い出した。
当時、産婆さんにしてみれば、自分がお手上げとなり、
医者に代わって来てもらうと言うのは、かなり屈辱的なことだったらしいが、
もうそんな事を言っている場合では無かったのだ。
すぐに、一人の看護師さんを連れて医者が到着。
皆が心配そうにしてる中、何とか僕を取り出すことに成功する。
が、僕はうぶ声を上げることなく、また、ピクリともしない・・。
何の手の打ちようも無く、ここで医者はあきらめサジを投げた・・。
すべてが終り、医者は靴を履こうと静かに土間へ向かう・・。
するとその時・・
「オギャ〜!オギャ〜!!!」
同行していた看護師さんが最後の臨みを託し、
僕の両足を持ち、身体を逆さにして背中を叩いてくれたのだ。
そのお陰で僕は・・。
この看護師さんが、もしその場に居なかったら・・?
この世に生まれ、早速の命の恩人・・。
豊かな喜びと心の平安を人々に持たらせながら
お生まれになった神の子キリスト!
方や、
周囲を大きな不安のどん底に陥れながら
人騒がせ甚だしき内にお生まれになったヒトの子kaz・・。
聖者と愚者は・・
生まれいずるその時から、
やはり、どうやら違う様・・。
聖母マリア様が「御子のお生まれになる時が近づきました。」と、
取り巻きの3、4人ほどの女性達にそう言う。
そして何故か、僕もその傍らに・・。
僕はその言葉を聞いて、
『大変だ!お生まれになる時に、もし万が一の事があったら!?』と慌てて、
マリア様に「マリア様、あなたと御子に何かがあっては大変です!
もしもの時のために何を用意しておいたら良いでしょう!?」と尋ねる。
するとマリア様は、静かに微笑みながらこう言われる・・。
「神の一人子であられる方がお生まれるになるのです。
一体何を恐れることがありましょう?一体何が起きると言うのでしょう?
何もせず、ただ安心してなさい。
あなたがしなければならない事は、ただそれだけです。」
その言葉を聞いた途端、僕の心の中からは、
一切の不安というものが消し去られ、
今まで感じたことの無い、豊かで幸せな気分に満たされた。
「そうだ、お生まれになるのは神の子キリスト。
案じることなど何も無かったんだ!御一人子は、
お生まれになるその時から、皆の心の中に平安をお与えくださるのだ・・」
そんな風に思いながら、おかしな話だけれども、
その夢の中で僕は次第にウトウトと眠くなっていった・・。
朝になり目覚めると、そんな夢を見たからなのか、
身体も心も実に爽快な気分!
そして「おかしな夢を見たもんだな・・」と考えているうちに、
突然、祖母が生前によく聞かせてくれた、僕の出生話しを思い出した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
僕は大変な難産だったらしい・・。
皆の心の中は平安どころか不安のどん底!
病院ではなく祖父母の実家での出産で、
腕利き(?)の産婆さんが駆け付けて来てくれたのだが、
ヘソの緒を身体に巻き付けてしまっている僕を取り出すのは、
困難だったらしく、「お医者に来てもらった方がいい!」と言い出した。
当時、産婆さんにしてみれば、自分がお手上げとなり、
医者に代わって来てもらうと言うのは、かなり屈辱的なことだったらしいが、
もうそんな事を言っている場合では無かったのだ。
すぐに、一人の看護師さんを連れて医者が到着。
皆が心配そうにしてる中、何とか僕を取り出すことに成功する。
が、僕はうぶ声を上げることなく、また、ピクリともしない・・。
何の手の打ちようも無く、ここで医者はあきらめサジを投げた・・。
すべてが終り、医者は靴を履こうと静かに土間へ向かう・・。
するとその時・・
「オギャ〜!オギャ〜!!!」
同行していた看護師さんが最後の臨みを託し、
僕の両足を持ち、身体を逆さにして背中を叩いてくれたのだ。
そのお陰で僕は・・。
この看護師さんが、もしその場に居なかったら・・?
この世に生まれ、早速の命の恩人・・。
豊かな喜びと心の平安を人々に持たらせながら
お生まれになった神の子キリスト!
方や、
周囲を大きな不安のどん底に陥れながら
人騒がせ甚だしき内にお生まれになったヒトの子kaz・・。
聖者と愚者は・・
生まれいずるその時から、
やはり、どうやら違う様・・。