kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

逃れられたか?“悪魔の趣味”・・

2009年09月05日 | 「釣」の彩り
いやはや、この夏はとんでもないものに魅入られてしまってた・・。

海へ出かけての、“魚釣り”がそれだ。
ヒマさえ有れば、釣りへと出向き、
小銭さえ有れば、釣りの小道具を買い漁る・・。
(おぉ~、“あさる”の漢字は“漁”と書くのであったか~。)
のみならず、今日は仕事もヒマそうだからと平日昼間にも
釣りへ行ってしまう始末・・。まさに魚を漁る、だ。
まあ、自営業だから、日祝日に必ずしも仕事が休めるというものでも
無かったりするので、それはそれで許されることだろうと
勝手に思ったりしてたのだ。




釣りは、ハマッてしまうと確かに楽しい。
それはもう言い様が無いぐらいに!
けれども一方で、「このままハマッてて、ホントにいいのだろうか?」という
思いが付きまとっていた。
24時間、頭の中は釣りのことだらけ。今度はいつ行こうか、
仕掛けはどうしようか?エサを今度は変えてみようか?
あの釣り道具が欲しいが、お金有ったっけ?などなど・・。
朝から晩まで頭にモヤ~っと霞みがかかったような状態になり、
ついには、「もう、仕事なんかどうなっちゃってもいいんだもね~!」
といったような自滅的な気分にまでなってしまう・・。

魚釣りは“悪魔の趣味!”と言われるらしい。
上に書いたようなことなどが、しだいにエスカレートし、
遂には家庭崩壊!なんてことにもなり兼ねないからのようだ。
そして、そんなことは百も承知のくせに、数日前にも
悪魔にすっかり魅入られてしまった僕は、ふらふらと
また半日かけての釣りに出かけてしまった。
心の中じゃ、「あ~、神様、どうかこの誘惑から、
悪から私をお救い下さい。」という思いで・・。

そして奇蹟は起きました!(笑)

その日何匹か釣ったあと、根掛かり(ハリや糸が海の中の岩などに掛かって
取れなくなってしまうこと)になった。
釣りに、多少の根掛かりは付き物で、たいがいは慌てずに、
うまく処理することができるのだが、この時はそうはいかなかった。
どうやっても外れてくれないのだ。
あきらめて、もう、糸を切ってしまおうとそう思った瞬間、
突然、パキン!!と鋭い音がして、竿先がものの見事に折れてしまった。
「あ~あ、やってしまった。」と思ったけれど、その残念さよりも、
「今この瞬間、これで解放された!」という気がして、
何だか気分がすっきりとした。
ス~っと、憑き物が体から離れて行ってくれたように感じたのだ。
「さらば!悪魔よ、誘惑よ!」だ!

帰ってから、畑のまん中に立ち空を見上げると、
もうすっかり自分の心が軽くなっているのがわかった。
そして急に、些細なことでは有っても今までほったらかしにしておいた
日常のいろんな事や、そして大切な事などが目の前に迫って来たようにも
感じた。取りあえず、畑は草茫々!仕事場は、仕事場なんてもんじゃ無く、
ゴミ捨て場のような燦々たる有り様だ。パソコンのディスクトップ画面も同様。
そしてそして、思えばこのブログもそうでありました。
ずっと更新してなかったな・・。

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釣りは決して悪い趣味だとは思いません。
ただ、度を超すのはよくない。
そうなっては“悪魔の趣味”だ。
気負わず、のめり込まず、自然と戯れる時間として
釣りを楽しむことができれば、それは“天使の趣味”と呼べるのかも。
これからは、そんな釣りをして行きます。(やめるとは言いません。)
ま、何ごともほどほどにが一番。

さてさて、今日はセミの声を聞きながら、荒れた畑の草取りでもして、
釣りのことは少し忘れた頭で、夜は一杯晩酌でもするか。
もちろん、酒の量もほどほどに。

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