5月30日 阿左美沼
ウキヤガラ(浮矢柄)
カヤツリグサ科 ウキヤガラ属 多年草
別名:ヤガラ ミツカド サギノシリサシ 花期:7∼10月
花色:濃褐色 分布:北海道∼九州 草丈:150㎝程度
北海道から九州にかけて分布する多年草です
池や沼などの湿地に群生する日本の在来種で冬期に枯れた茎が
水に浮かぶ様を矢の棹である「矢柄(矢幹)」に見立てて
ウキヤガラと呼ばれる 単にヤガラと呼ばれる事もあるが
同じように水辺に見られる「ミクリ」にもヤガラの別名がある
葉は線形で先端は尖り茎の下部から互い違いに生じる
葉の付け根は筒状になって茎を抱き茎は太く直立する
茎の断面は三角形で地中にある根茎は太その末端は芋の様な塊になる
民間療法では乾燥させた根茎を煎じ生理不順や乳の腫物に使った
水深が浅ければ根茎は水中にも及ぶ
開花は夏先端にある葉の間から花柄を生じ濃褐色の小花を穂状に
密生させる
花自体は楕円形で目立たないが基部に数個の苞葉が広がりそれなりの
季節感がある
庭木図鑑 植木ペディア 山野草 ウキヤガラより
※ウキヤガラ
京都府レットデータブック2015
カヤツリグサ科 野生植物 種子植物 2002年 準絶滅危惧種
過去現在を通して標本採取の例が少なく存在する個体数も少ない
との記載のありました