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ブログの先輩も取り上げられていた、城山三郎氏の遺稿集を買って来ました。容子夫人との初めての出会いや新婚生活のこと、文學界新人賞の受賞時のエピソード。容子夫人が癌であることがわかってからの城山三郎氏の気持ちなど、真情あふれる文章は涙腺が弛みます。伴侶を亡くすということの寂寥感はなかなか癒えることはありません。折に触れ亡くなった妻のことを心に思いながら頑張って行くのが、後に残された者の務めですね。
解説を児玉清さんが書いておられます。読書家でも有名でした。うん十年前、某民放のクイズ番組で児玉清さんとパリに行ったことがあります。紳士でした。
解説を児玉清さんが書いておられます。読書家でも有名でした。うん十年前、某民放のクイズ番組で児玉清さんとパリに行ったことがあります。紳士でした。
没後発見された愛妻への遺稿「そうか、もう君はいないのか」は世代を超えたベストセラーになった本のようですね。
残された者は伴侶が亡くなって、初めてその存在の大きさに打ちのめされます。
わたしも城山さんの没年79歳と同じです。これからこの本を読もうと思っています。