岐阜県高山市荘川町、惣則(そうのり)区、北野地区(標高848m)に自生するササユリです。
2年前に訪ねた時は、時期が少し早かったため花は見られず蕾ばかりでした。
我が家から車で130キロ、とちょっと遠距離ですが、花を見てみたいという一念で再度出かけることに。
今回は前回とは逆に、最盛期は既に2,3日過ぎたようなタイミングではありましたが、何とか花は見られました。欲をいえば、もう3,4日早ければ初々しい姿を見ることが出来たと思います。
山の斜面に白い花が点在して光っています。
大勢集まって、笑顔で私に語りかけてくるようです。「今回は会えましたね。間に合って良かったわね。」
蕾もまだいくらか残っていますが、かなり少なく、数える程です。
樹齢推定2000年の治郎兵衛のイチイの木
ヨーロッパ原産の帰化植物と言われるコンフリー
オカトラノオ
キバナノヤマオダマキ
ウツボグサ
ピンボケですが、トリアシショウマでしょうか。
園内では、僅かに3,4人の人と出会った程度で、所謂大勢の観光客の姿はありません。
わざわざバスを仕立てて見物に来るような、商業的に周知された観光地ではありません。
お蔭で、よくある集団の喋り声に煩わされず、ゆっくりとササユリと対話出来ました。(^o^)
帰り道のひるがの高原SAから白山が見えます。
雪が残る白山と、その左は別山です。
正面は大日岳です。
ここひるがの高原SAは標高860mに位置し、日本一標高の高い場所にある冷涼なSAです。
ここからまた暑い名古屋に向かって、徐々に気温の高くなるのを肌で感じながら降りて行くことになります。
2年前には開花したササユリを見ることは出来ませんでしたが、今回はほぼ満開の花を見ることが出来ました。
花の時期は、その年の気象とササユリの気持ち(^o^)により微妙です。毎年いつなら見られる、という確証は得られません。
自然のなせる業です。自然に従って人はその恩恵に浴することが出来るのでは、と改めて思います。