3日目は清里へ。
清里には30年以上前、まだ子供が小さい頃に2,3回行ったことがあります。
その頃の風景が、まだそのまま残っているだろうか、出来れば昔の儘であってほしいと思いながら清里のシンボルともいえる清泉寮に行きました。
建物とその周りの風景はほぼ昔のままで、期待を裏切られることはありませんでした。
ここはソフトクリームが美味しいことでも有名です。
昔は、1坪ほどの小さな小屋でソフトクリームを販売していましたが、現在は大きな建物に変わっていました。
ソフトクリームを買う列が出来ていますが、これは昔も今も変わりません。
夏休み前という時期的なせいかもしれませんが、昔のような喧噪はなく静かな落ち着いた雰囲気でした。
↓左手に山並みが見えます。
↓右手にも山並みが見えます。
今回、もしかしたら清里に行くことがあるかも知れないと思い、30数年前ここで写した当時6歳だった息子の写真を持っていきました。
現場に立ち、古い写真を眺めながら、その時から今日までの30数年の歳月を思い感慨に耽りました。
この後、息子たちとは清里駅で別れ、彼等は車で東京へ、私たちは電車で帰途に付きました。
↓清里駅は新しい駅舎に変わっていました。
昔の清里駅界隈は、シーズンになると、清里銀座というくらい、人で混雑していました。駅前にはペンション初め、たくさんの店が次々と建設され、若い女性に人気の観光地でした。
電車の待ち時間の間、駅構内の売店の店員さんに最近の様子を聞くと、以前とはうって変わって静かになったそうです。
ブームが去ったということでしょうか。
↓清里駅から小海線に乗り小淵沢駅で下車し、次は中央線に乗り換え塩尻に向かいます。
この後、アクシデントが・・・。
塩尻に向かう電車に乗ってすぐ、カメラが無いことに気が付きました。
塩尻駅で降りるや否や、駅員さんにその旨告げると小淵沢駅に問い合わせをしてくれましたが、見つからないとのこと。
後で問い合わせセンターに照会するようにとのことでした。
しばらくしてから、一度問い合わせするも、やはり無いとのこと。
帰宅後、ダメモトと思いながらも、もう一度問い合わせてみました。
すると、何と「それらしいものが届いている」とのこと。思いがけないことで電話中に嬉しくて涙が溢れました。
カメラはまだ先月買い買えたばかりの新しいものでしたが、それより何より記念の写真がなくなることに耐えられませんでした。
「山、自然を愛する人に悪い人はいないのでは・・・」と明るい気持ちになりました。