夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<「FORTUNE」 @ 森ノ宮ピロティホール>

2020-02-22 | 舞台

楽しみにしてた剛ちゃんの舞台
ファウストがベースになってるとのことで、ストーリーは救われないと思っていたのだけど、救われなかったな~(笑)
剛ちゃんの舞台はいつもそう・・・

最初から、鶴見辰吾さんの歌声良すぎてびっくりした
なかなか時間軸が一定のような そうじゃないような、、、場面の切り替えが早くて付いて行くのが難しかった。

剛ちゃんがどんどん堕ちていく、って感じ。
欲しい物を手に入れたいって、やっぱり悪魔と取引したいくらいになるんだろうか。。。
でも確かにちょっと思ったよね。
姫が死んじゃう時、悪魔と取引して、私が魂を渡すことで 姫がずっとこの世界に生き続けるなら、それも良いなって思った。
悪魔と取引する人ってこんな気持ちなのかなってちょっと思ったもん。
途中、反省したように見えたのに、でもやっぱり全部人のせいに考えてて、なんというか、可哀想になってくる。
マギーが応えてくれたことも、どこまでがマギー自身の気持ちだったのか・・・。
何一つ信じることが出来ないのに。
父親と会って確かめたいって言ってたけど、なんか、結局すごく自分勝手なお願いをしたかっただけで。
父親からの愛を確かめたかったんだろうけど・・・それはないよ・・・って思ってしまった。

あと、途中でコンテンポラリーダンスを観ることが出来ました
鳥肌立った。
剛ちゃんのダンス、ホント凄かった。
コンテンポラリーは私良く分からないんだけど(笑)
手足の動きとか、最後の回転とか。
やばい、これ観れただけでもこの舞台観られて良かったって思った。

ルーシーがホント キュートで、剛ちゃんのこと「ぷーちゃん!」って(笑)
悪魔でとてもかわいいのに、とても冷酷で、悪魔ってやっぱり悪魔なんだなと・・・。

唯一、お母さんと一緒にいるときのフォーチュンは、とっても楽しそうで、お母さんのこと好きなんだなって、、、可哀想。
最後お母さんが独房に会いに来た時、心配かけないように一生懸命良い息子として対応しているフォーチュン。
お母さんに今日の日付を聞いて、自分の死ぬ日だと気付いて、お母さんはまた会えると思ってるけど、フォーチュンは二度と会えないって分かってて、目が見えないから全然あさっての方向むいて手を振ってるフォーチュンが可哀想で。
自業自得ではあるんだけど、フォーチュンのせいで死ぬことになった命もたくさんあるだろうし、なんだけど、やっぱり可哀想だなって。
時の歩み、砂時計の下で 砂まみれ?になる剛ちゃん。
演出として、重々気を付けているだろうとは思うけど、あれはちょっとキツイ
演出で苦しんでるのか、本当に苦しくて死にかけてるのか 外からじゃ分かんないから、よくサスペンスで脱出マジックするマジシャンが死んでしまう事件みたいにならないか、もうヒヤヒヤしたよ
あれ、連日やるって、剛ちゃんホントに身体に気を付けて欲しい

最後、会場が明るくなっても拍手が鳴りやまなくて、カーテンコールもう一度出てきてくれて、手振ってくれて、カワイイ剛ちゃんでした
悪魔との取引がテーマなんだけど、なんか最後に突き詰めて心に残ったのは、母親からずっと愛されたかった男の子のお話というか、愛がテーマの話だったのかなって、思いました。



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