今年も行ってきました、お正月の歌舞伎。
時間を30分間違ってて、のんびり行ったらなんかスタッフさん達めっちゃ焦ってて、まだ30分あるのにな~って思って中に入ったら開始のブザーが鳴り始めて、超絶焦った(笑)
今年は、1.義経千本桜 川連法眼館の場、2.夕霧名残の正月 由縁の月、3.大當り伏見の富くじ の3作品。
千本桜は、私は勘九郎さんの宙乗りが一番好きなんだけど、今日は愛之助さんの千本桜です。
今回も、絶対見逃すまい!と思ってたのに、キツネ忠信の登場シーン、花道の所の黒子さんに気を取られてる隙に舞台に登場してました・・・
くそーいっつも騙される(笑)
狐の挙動不審な動き(笑)が可愛かったです。
鼓と別れを告げるシーンは、やっぱりどの人が演じててもグッときて涙を誘います。
法師たちをやっつけるシーンは見どころ。
最後、今回は宙乗りではなくて、昔演じられていた通りに大道具の木の下から上へあがるだけ、という演出でした。
個人的には宙乗りが楽しみな演目だったからまたどこかで見てみたいな。
夕霧の作品は、今は亡き夕霧の舞が見どころ。
ちょっとしっとりとした演目なので、実は途中ちょっと意識朦朧となってました(笑)
この幕間で、お弁当をかっ込みます
今年のも、めちゃ美味しかったわ~!
最後の富くじは、創作という感じの演目で、吉本新喜劇のようなツッコミとか、ズッコケとか、そういうのもふんだんに取り入れられてて(笑)賛否両論かもしれないけど、新春にふさわしい 目出度いお話でした。
幸四郎さん演じる幸次郎のダメっぷりも、なんというか しゃーないなーって感じやし、富くじを捨ててしまって病んでしまった時の演技は中々の迫真で、笑っちゃいけないんだけどすごく上手でした
鴈治郎さんの鳰照太夫(におてるだゆう)の、きらーん!っていう真ん丸お月さんのキメ笑顔は、効果音と相まって なんともめでたい(笑)
思わず笑ってしまう(笑)
愛之助さんは侠客の信濃屋傳七役でしたが、私はこっちの愛之助さん、すごく良いなと思った。
なんというか・・・正統派な役よりインテリヤクザ的な(笑)任侠役がすごく似合ってて、一番色気が感じられて、こういうカッコいい役の愛之助さんは好きだなと思った。
千本桜の静御前も、この作品のお絹さんも、どっちも素晴らしいと思った、壱太郎さん。
壱太郎さん、品があって、すごく良い女形だなと思います。
どっちかというと悪役代官的な黒住平馬を演じてた猿弥さん、めちゃ面白かった(笑)
めっちゃキモイ、セクハラオッサンやん(笑)
奥さんに悪事がバレてキスされて、ダチョウ倶楽部かーい!ってなった(笑)
「・・・なんでキスしたん・・・?(´・ω・`)」って、ちょっと本心混じりまくってた(笑)
大円団で面白かったね~!と笑いがいっぱいの演目でした。
今年は、新旧取り入れた、面白い夜の部でした。
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