身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

プールのヤゴ救出終了

2011年06月19日 21時28分32秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
菊名池公園プール、千草台公園プール、入江町公園プール、篠原園地のプール。
以上4つのプールで予定していたヤゴ救出、本日全て無事に終了しました。
菊名池公園プールは初めて行われたにも関わらず、どのプールも10~15名、5家族ほどの参加があり、プールの生きものたちの説明を聞きながら楽しんでいただけました。

今年の傾向として、千草台を除いた3プールでギンヤンマの幼虫が例年に比べて多かったということがありました。
プールにはヤゴ(トンボの幼虫)以外の生きものもたくさんいますが、篠原園地のプールではヒドラという淡水に住むイソギンチャクの仲間が見られ、これは他の3プールでは見られませんでした。
また、千草台プールにはプール近辺にアマガエルが生息しているようで、アマガエルの鳴き声が聞かれました。

近年では身近な自然が少なくなっていますし、こうした自然とふれあう機会も減っています。
参加者の方々に自然の生きものたちとふれあいながら、楽しく自然について理解していただけるように、今後もプールのヤゴ救出を続けていきたいと思います。


菊名池公園プールでのヤゴ救出の様子


千草台公園プールでのヤゴ救出の様子


入江町公園プールでのヤゴ救出の様子


篠原園地のプールでのヤゴ救出の様子



入江町公園プールで見られたハクセキレイ
ヤゴはプールの底にたまった落ち葉にまぎれているので、網で落ち葉ごとすくうのがヤゴ捕獲のコツです。
ヤゴ救出が終わったあと、ハクセキレイがやってきました。
ヤゴを捕獲するために取った落ち葉がプールサイドに置いたままになっています。
ハクセキレイはこの落ち場の中に混ざっている虫を食べるために、来ているのです。


篠原園地のプールで見られたカルガモ
カルガモもプールにいる虫や藻などを食べにきます。
ヤゴ救出前に見られましたが、ヤゴ救出のために人が入ると逃げていきました。


篠原園地のプールで見られたヒドラ
淡水生のイソギンチャクの仲間で、5㎜~1㎜くらいの大きさです。
小さい方のプールの壁一面に付着していました。
写真はペットボトルに入れての撮影です。


コメント
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