身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

ミツバチの蜂毒について

2016年05月05日 03時39分38秒 | 篠原園地
先日お会いした養蜂家のご夫婦に、「ミツバチに刺されても大した痛みや腫れはないはず。」「蜂針療法といって、意図的にミツバチの針で刺される療法、健康法(民間療法)さえある。」と聞いていたので調べてみました。

蜂針療法(アピセラピー)という療法は確かにあり、治療院もあります。
新宿にも、町田にも、そして菅田町にも蜂針療法を行なっている治療院はあるのです。

使われるのはセイヨウミツバチ。ミツバチから針を抜いて、その針で施術者が患者さんの患部を刺すというものです。
針には蜂毒が入っていて、針による刺激とともに、この毒の成分に効き目があるのだそうです。

蜂毒とか毒針と聞くと痛みや腫れ、アナフィラキシーショックを思い浮かべるのですが、蜂の種類によってその程度には幅があるのです。
蜂の針や毒には、大したことのないものからひどいものまであり、ミツバチの場合は大したことのないもの。逆にその刺激が治療法・健康法にも使われるということなのです。
ただし万人に一人の割合でいらっしゃる特殊体質の方や、一度に二十匹、三十匹ものミツバチに刺された場合にはまた別。しかし、この場合にも慌てずに処置をすることが大切とのことでした。

以上はセイヨウミツバチの場合です。
ニホンミツバチはセイヨウミツバチと比べて毒液の量が半分以下。量が少ないため蜂針療法にさえ向かないとされるくらいで、刺された時の痛みもセイヨウミツバチほどではないそうです。


コメント
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