身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

都市に住む現代人であっても地球への敬意を大切に。 松田 照之

地球温暖化について

2019年09月26日 07時38分48秒 | その他
地球温暖化については、ずいぶん前から指摘されていました。
1980年代に「西暦2000年の地球」という書籍が出版されましたが、この本の中で述べられていたと思います。

しかしながらその後、「二酸化炭素の増加で地球温暖化が起こるなんて嘘だ。」とか「温暖化自体が起こっていない。」などとする地球温暖化懐疑論と世呼ばれる学説(?)も出始めました。
現在ではさらにその懐疑論も嘘だと言われ、混乱をきたしています。

さて、本当のところはどうなのでしょう。
地球の平均気温は上昇し続けています。各国による気象衛星による計測等によるものでしょうから、嘘ではないでしょう。
地球温暖化は起こっていない。逆に氷河期に突入していきているという話もありますが、それはここで消えます。

では温暖化の原因ということなのですが、地球の平均気温の上昇が大気中の二酸化炭素濃度の上昇と比例しているため、二酸化炭素の排出が原因だといわれています。
その他、太陽活動の影響だとか、地軸がズレたためだとか、いくつかの話があります。
太陽とか地軸が原因だとすると、それは人間の影響が原因なのではありません。
でも、本当に人間の影響によるものではないのでしょうか?
人間が自然環境すなわち地球上の自然環境に与えている影響というのは、微々たるものでしょうか?
人間がその活動によって二酸化炭素を排出し、自然を壊しまくっても、地球の自然環境に大した影響はないのでしょうか?

ヒートアイランドという現象があります。
都市はアスファルトやコンクリートばかりでできているため、熱がこもり、周囲と比べて気温が高くなるという現象です。
アスファルトやコンクリートが原因となってはいますが、元々そこが都市でなく森林や草原水辺があったのだろうということを考えると、人間が都市的環境を拡大したり強化したりすることで、森林や水辺を壊したためにその環境調節機能が失われて起こるという見方ができます。

マイクロプラスチック、劣化プラスチックの問題も大きく取り上げられるようになっています。
私たちが普段使用するプラスチックでできた様々なものが最終的に海に行きつき、海洋生物を死に追いやっているというものです。

一人一人では小さくても、都市という大規模な人の居住圏として見た場合、また自然に分解しない物質の物を私たちのほとんどが使用していることを考えれば、地球の自然環境には大きな影響は当然あると考えられます。
ですから私たちは環境問題に取り組む必要があります。
水と緑と生命の星としての地球環境を守っていくためです。


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温暖化防止も大切かもしれませんが、生物多様性の保全を忘れないで!

2019年09月26日 06時16分15秒 | その他
2012年に愛知県でCOP10が開催されました。
生物多様性条約締結国会議の第10回目です。

その時「生物多様性2012-2020」が採択されたのですが、その後この施策はどうなっているのでしょう。
ちゃんと進められてきたのか、どれくらい進んだのか、ちょっとわかりません。

トゥンベリさんが地球温暖化について気候行動サミットで演説したということが、広く報道で取り上げられ、数年ぶりに環境問題が大きく取り上げられたという話も出ています。

ただ、温暖化だけが大きな環境問題なのかといったら、それは違うのではないかと思います。
温暖化は確かに地球規模の大問題ではありますが、トゥンベリさんも言っているとおり、生きものたちの大量絶滅ということが本当の大問題なのです。
人間の活動により温暖化が起こり、それによって絶滅が起こる。これは確かです。
ですが、絶滅の原因は温暖化だけではありません。
むしろ直接自然を壊すことで生きものたちの絶滅は進んでいるのではないでしょうか。

私たちが守らなければならないのは、水と緑と生命の星としての地球の自然環境です。
その自然環境は、生きものたちの集合体であり、地球の海や大地や空との結びつきです。
こうした環境問題を考える時、どんな環境を守らなければならないのか、そのことを忘れないようにしましょう。
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気候行動サミットの話題

2019年09月26日 05時22分24秒 | その他
9月23日にニューヨークで行われた気候行動サミットで、スウェーデンの高校生環境活動家グレタ・トゥンベリさんが演説したことが各種報道で話題となっています。
発言内容や、トランプ大統領の反応などが取り上げられていました。

トゥンベリさんは演説の中で「私たちは大絶滅の始まりにいる。それなのに、あなた方が話すことと言えば、お金や永続的な経済成長というおとぎ話ばかりだ。よくもそんなことを!」と発言したといいます。
永続的な経済成長というおとぎ話・・・。私は「持続可能な発展」という言葉に内心は大変疑問を持ちながら、外に向けて「永続的な経済成長というおとぎ話」とまで強く言う表現はできませんでした。

都市というのは建物や道路や管(水道やカス管)や線(電線など)ばかりでできており、水や食物、その他いろいろな環境調節作用を周囲の自然豊かな環境に頼っています。
都市、都市に暮らす私たちも自然豊かな環境、田舎的な環境に支えられているのです。

「都市の環境の方が良い。自然環境を壊して都市環境を広げ強めて行こう!」と言って、そうしていってしまったら・・・。
ですが、そうしてしまっているのが世界また日本での傾向です。

発展というのは今のところ、自然を壊すことで成り立っています。
その自然を壊し尽くしてしまったら、持続可能な発展なんてありません。
こう考えると、それはグレタさんの言うように、おとぎ話でしかないのです。

バブル経済が崩壊した直後も、3・11の直後も「これからは物質的豊かさでなく、精神的豊かさが求められるようになってくる。」というようなことが言われ、確かに一時的にはそのようになりました。
でも世間一般では、もうそんなこと忘れられてしまっていますね。
残念なことです。

私にはトゥンベリさんのように社会に広く訴えていくようんな活動はできません。
それでも、これからも個人の生活の中でできることや、身近なところに働きかけて活動をしていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。



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