5回前の5月12日の記事で、たまたま保育の専門学生に篠原園地の自然体験学習について軽くレクチャーしたと書きました。
その後、引率の先生に依頼され、クラスの生徒さんたち全員に「篠原園地での自然体験学習」を行なう事となったのです。
将来、保育士という小さな子供を指導する立場に立とうとする学生さんたちに、限られた時間の中で何を伝えたら良いかということを深く考えました。
結果、「自然環境を正しく認識するための自然体験」ということを目標にしました。
最近はなんだか世の中ギスギスしていて、変な事件が多くなってきています。人と自然との関係もおかしくなっていて、自然や自然の生きものたちに対する思いやりといったものが失われ、勝手・わがままが広がっているように感じられます。
昔、身近な自然では子供たちが遊び、年上の子供や周りの大人たちが自然との関わり方を教えてくれていたものです。
それが今では身近な自然も大変少なくなり、そこで遊ぶ子供たちも、自然との関わり方を伝えてくれる大人たちも、いなくなってしまいました。
それで、「自然環境を正しく認識するための自然体験」が必要(重要)だと考えたのです。
終了後、学生さんたちに感想文を書いてもらいました。
3人くらい虫が気持ち悪くてイヤだったとの感想があったものの、みな良い感想を寄せてくれ、この目標がおおむね達成されたことがわかりまた。
貴重な経験で良い授業だったとの感想もありましたが、私にとっても大変勉強になり、勉強になりました。
今、このときの内容を元に、「篠原園地 自然体験学習ガイドBook」を作成中です。