三木奎吾の住宅探訪記

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。

【自然災害の大型化深刻化趨勢】

2020-09-06 05:53:57 | 日記

昨年首都圏を直撃した大型台風のことが恐怖を呼んでいましたが、
あのときは首都圏地域自体では、八ッ場ダムなどのおかげで巨大被害は
そうアナウンスはされなかった。むしろ周辺地域の河川氾濫が長引いた。
アメリカからも、宇宙からの写真を見て日本のことを気遣う情報発信も見られた。
年々、自然災害の大型化、凶暴化が日本を襲うようになって来た。

で、ことしの台風10号。
予想進路を見ていると、ことしは朝鮮半島方面に向かうコースが多い。
上空の偏西風が蛇行していて、日本列島直撃型のコースは取られていないのか。
情報では日本近海の「海水温」上昇が顕著で、またその海水域が
これまでと相当に変異しているので、そのことと大型化と
進路コースの変化というものが関係しているのだろうか。
日本列島に近づくにつれて、情報が切迫したモノに変わってきている。
風速80mという過去に聞いたことのないレベルの風と、雨量が予報されている。
いまのところ北海道はコースに掛かるという情報はないようですが、
ニュースやWEB報道でまさに緊迫感が伝わってきて、
まことに不安で気がかりな時間を過ごしております。

昨年くらいから、きわめて顕著になってきた「大型化・凶暴化」に対して
日本人はいったいどのように「対応心理」を更新していかなければならないか。
冬の気候もやや短期間化はしてきているように思うけれど、
夏期の気候変動ぶりは、かなり強烈で急ピッチであるように感じる。
とくに住宅建築に関わる部分では耐候性という面が強化されていく必要がある。
寒さへの対応力の強化と、同時に暑さ、酷暑気候から人間を守ること。
そして、このような巨大台風への備えとして、
防風性、水害への対応力の柔軟さなど、考えていかなければならないポイントは多い。
それにしても、今日以降の数日間、台風10号の情報からは
決して耳目を離すことはできないと思います。
進路に当たる地域のみなさん、くれぐれも安全確保を祈ります。


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