風の声

想いつくまま

TV討論のジャッジはどっち

2020年09月30日 | 日記
米大統領選のテレビ討論を見た。

口撃で煽るディベイト好きのトランプ。激しく攻め立て、バイデンの失言を引き出す作戦だったようだ。何度もMCに注意される始末で、トランプの挑発は不発に終わった。
注目されていたトランプの所得税の未納疑惑は「何百万ドルも納めている」を繰り返すだけで、あやふやにして交わしたトランプだった。

4年前、泡沫候補と揶揄されていたトランプを、アジテーションの快進撃で大統領に押し上げたトランプ陣営。大袈裟な演出と暴言の裏には、緻密に有権者心理を分析した作戦があった。だが、今回は選挙戦を支えるスタッフが変わっているのか、そのあたりの緻密な作戦やワードは感じられない。

支持率で引き離されているトランプの焦りが色濃く印象に残ったTV討論だった。見ていた感じはややバイデン有利かとも思えたが、ディベイト的にはドローといったところ。アメリカの有権者のジャッジはどうか。

密室の談合でトップリーダーを選ぶ日本とは違い、見る価値のある米大統領選のTV討論。この前の自民総裁選の討論会とは桁違いの迫力と真剣勝負だった。

「選択」へのカウントダウンが続く。




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