風の声

想いつくまま

トップリーダーの資質

2021年09月06日 | 日記

選挙の顔は誰を選ぼうとするのか。

さまざまな既得権益と世代交代、そして何よりも選挙の顔を誰にするかという思惑が入り乱れる。

政策をめぐる利権対立も水面下でぶつかっている。安倍と麻生が高市支持に動こうとしているのも原発利権などの影がうごめくから。脱原発の河野太郎を総理にしたくないのだ。

表に出さない、口にしないことにこそ、本音の支持理由と利害がひそむ。それが、長くこの国の権力を牛耳ってきた自民流の政治のやり方だ。そんな本音と建前を使い分ける二面構造の古臭いやり方が通用したのが、菅総理を誕生させた去年の総裁選だった。

だが、解散総選挙を間近に控える今回の総裁選は様相がまったく違う。自民党員でない国民にどう訴えるか。ストレートに理念と政策を訴える政治センスが必須となる。

党内だけに目を向けた内向きのスタンスでは通用しない。それを肌感覚でわかった候補者が勝利する。

かつて、小泉純一郎は「自民党をぶっ壊す」といって総理になった。それに似た気概を発するくらいの候補者でないと、今の国難を突破できない。

日本のトップリーダーにふさわしい気概と胆力、そして志と政治理念が最低の資質だ。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする