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須磨離宮公園の梅園のはずれにはソシンロウバイが育つ。
そこに一本だけあるロウバイ或いはトウロウバイ
今年から「ソシンロウバイ系」の小さな札がつけられた。
ここではソシンロウバイしか育たないから迷う心配も無い。
▲ 葉が広がり始めると、出来はじめは黄緑色だった果実が少しずつ色付いてきた。▼
▲ この果実、そのままではなかなか落果せず、このあと黒くなり果皮が網目になって年を越す。
春になって花芽が出る頃まで残っていることもある。▼
(2019.05.23 須磨離宮公園)
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▲ 枯れ枝に咲く花、ロウバイも花が終わってやっと緑が復活し始め。黄緑の果実も出来た。▲
▲ ロウバイの花は、かなり込み入った造り。出来上がった果実にはその名残が幾つもある。
冠のように果実(この中にある種のようなものが果実なのでこれは偽果)の上にはおしべの花糸の名残。
その下にぐるりと果実を取り囲む点々は内花被片の痕。
果実全体に疎らに見える切り傷状のものが、外花被片の痕だろう…と推測している。▼
▲ 王冠或いはイソギンチャク状に見えるものは、やはりおしべの花糸なのだろう。▼
▲ 黄色い花だけだった木が賑わう頃。果実は出来たて…。葉も少しずつ伸び始めている。▼
ソシンロウバイ(素心蝋梅) ロウバイ科ロウバイ属 Chimonanthus praecox f. concolor
(=Chimonanthus praecox f. luteus)
(2019.04.04 上が池公園)
☆
▲ ソシンロウバイ 黒いものは去年の果実殻 ▲
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今年のソシンロウバイ ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅)或いはトウロウバイ(唐蝋梅)
どのお花にも見られるのでしょうか・・・
時期により変わりゆく姿がとても素敵です。
果実が黄緑色からちょっと赤く頬を染めてやがて赤くなっててから
赤ワインのような深い色合いに変わり・・・
こうして見させていただきますと
ますます何処も彼処も見逃したくない…そんな想いです。
冠のような果実は偽果ですか…中にある種のようなものが果実なのですね。
果実のこと…ノートに書き留めてみました。
また綺麗な画像で色々なことを学ぶことができました。
ありがとうございました。
いつの間にか嫌いなことは全く頭には残らなくなって
当然かも知れませんが気にいった事だけが残っているような気がします。
植物とのお付き合いは定年退職目前の頃。
最初は名前を覚える事だけに腐心していた気がします。
名前などその内分かる…と言われてからは、専ら生態観察ばかりでしたから
自ずと同じものを何度も撮ることで、自分が気に入った細かな部分ばかりを追いかけていたようです。
どこかで線引きしないと際限が無い…と気がついてからは
撮らないものも増えて来ました。
やはりどこかであれもこれもと言うのはすぐに限界が来るので
自分好みを少しずつ絞りながら、そんな毎日です。
手を広げた分、得られるものがあった頃とは違って、無くなる事、忘れることが多いですから
やはり自分好みでも絞っていかないといけないな…と感じています。