薄桃色のサザンカが咲いた。
赤桃色のカンツバキが幅を利かせている中に
白もまだまだ、一重に続いて八重咲種が少し遅れて咲いている。
☆
(2023.12.28 明石公園)
☆
カンツバキだけがサザンカではないよ…、そう言いたげに
白もまだまだ咲いている。
▲ 冬枯れで花が少ないからと、赤桃色のカンツバキ群のサザンカがもてはやされる。
それでもやはり白も良いものだと感じる。▼
(2024.01.09 太寺)
☆
(2024.01.23 明石公園)
☆
サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属 Camellia sasanqua
(2024.01.29 須磨離宮公園)
☆
しべと一緒に花弁全部が落ちるのがツバキ、花弁がバラバラに落ちるのがサザンカ、俗説ではそう区別されているようだけれど
交配されたものが次々と登場すると一筋縄ではいかなくなっている。
だから本来の特徴である葉の様子から花の咲く前、葉が茂っている頃に区別しておくのが良いと思う。
【小石川植物園で書いた大昔の記録】
ツバキ属の三種は次の通り見本も含めて園内各所に植栽されている。
ツバキ(椿) ヤブツバキ シロヤブツバキ ユキツバキ ヒイラギツバキ トガリバツバキ ホンコンツバキ
グランサムツバキ カメリア・ドルピへラ(油椿) キンカチャ(金花茶 黄色の椿)
サザンカ(山茶花) サザンカ ヒメサザンカ ウスバヒメサザンカ タイワンサザンカ トガリバサザンカ
ヤナギバサザンカ ユカリツバキ(香港毛蕊茶)ハルサザンカ(サザンカ X ヤブツバキ) カンツバキ(サザンカ X ツバキ)
チャノキ(茶の木) チャノキ ベニバナチャ トウチャ(唐茶) アッサムチャ
サザンカは山に咲く茶の花、山茶花。サンザカがどこかで転換してしまってサザンカ、だからやはり白がもともとのサザンカなのだろう。
冬に白はちと寂しい?ので、次々色付きが登場して賑やかになってしまった。
白ばかりだったら「焚火」という童謡の中の歌詞も生まれなかったかもしれない。
ツバキとの交配も進んでカンツバキ群が登場しているし、挙句?にサザンカとカンツバキ群の花が交雑して
ハルサザンカ群まで生まれてしまったから大変だ。
【参考図 葉裏】 【参考図 葉表】
▲ 葉裏の特徴 主脈に毛が無いのがツバキ、有るのがサザンカ。 葉全体 ツバキと比べて小型なのがサザンカ、周囲に明瞭な鋸歯があり、葉柄は短い。▲
--------------------------------------------------------------
サザンカ 白2023 サザンカ 縁紅2023 サザンカ カンツバキ2022 サザンカ2022
カンツバキ(寒椿)獅子頭 カンツバキの花後 カンツバキ(寒椿)勘次郎
カンツバキの蜜玉 サザンカ(山茶花)カンツバキ(寒椿) カンツバキ ハルサザンカ
ブログ記事一覧-HAYASHI-NO-KO (goo.ne.jp)
色々なお花・・・たくさん見させていただきました。
どれもこれも見入ってしまいます。
お花の終わった後がまたまた美しいです。
白いお花もとっても気になりました。
このように、たくさんの花弁を持つ白いサザンカは見たことがないように思います。
そして、やっぱり蜜玉には感動です。
ありがとうございました。
どれが正しい…と言うことも無くなってしまったようです。
一重のサザンカ群が咲き、交配種のカンツバキ群、少し遅れて八重のサザンカ。
ツバキの花が咲き始める頃には、ハルサザンカ群。
ツバキも含めてそれぞれに「園芸種名」も付けられているので、花の少ない頃でも賑やかですね。