
アオキは常緑樹、だけれど冬を越した葉は当然いつかは落ちる。
落葉樹ほどに冬芽・葉痕は見つけやすくはないけれど
これは雄株の冬芽と葉痕。
▲ 果実が何処にも見当たらないから雄花、先端の尖ったのが葉芽、何枚かの葉が出て来るようだ。
尖った葉芽は3対の芽鱗に覆われている。基部の1対は短い。▼
▲ 葉痕は三角状の半円、維管束痕は3 ▼
▲ 古い葉がまだ残っている場所に、新しい葉が展開しようとして賑やか。▼
▲ 既に頂芽(葉芽)からは新しい葉が伸びている。短い芽鱗が落ちた後も見える。
下の画像で茎を一周している細い線が芽鱗痕。▼
アオキ(青木) ガリア(←ミズキ)科アオキ属 Aucuba japonica
APG提案を勘案したマバリー体系ではガリア科に変更されているが、独立したアオキ科としている場合もある。
(2020.02.18 北王子町)
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▲ アオキは雌雄異株、異花 左が雌花、右が雄花。▲
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▲ 去年の芽吹き 葉腋に咲いた花に果実、その果柄の落ちた痕が残っている。▲
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アオキ(青木) 果実(虫こぶの残骸?) 去年のアオキ
アオキ(青木)
アオキの葉痕(維管束痕は3)・茎を一周している細い線の芽鱗痕・葉腋に見える果柄の落ちた痕・・・
頂芽から伸びる新しい葉・短い芽鱗の落ちた痕等々・・・
こんなに素敵な形の葉痕ができるのですね。
画像を見させていただきますと大変良くわかります。
雄株の冬芽や葉痕も見たくなりました。
ありがとうございました。
雄花、雌花の違いがあることを知っていてもそこまでは見ないですから。
違い部分がどこかにある…と思いながら眺めていると気がつく事も多いですね。
冬芽・葉痕探しも、寒い時期でしか見られないので面倒です。
それでも少しずつ冬芽が育ってゆくのを見るのも楽しみです。