もう10年近く前になる。
荒れたままだったこの場所を「ハーブコーナー」として整備した。
三ヵ所に分かれていた一つを「和のハーブ」などと気取っていた。
タダの草をハーブなどと別格に扱うこと自体本意では無かったけれど
荒れたままの場所は見るに忍びなかっただけのことだ。
蔓延っていた笹を退治するために掘り起こしたところ、ドクダミの根が絡んでいた。
殆どは処分されたけれどその一部を植え戻したのが今「八重のドクダミ」畑になっている。
掘り起こして処分される筈だった根は、何人かがお持ち帰りになった筈だ。
▲ 一日中日射しがある場所、水分不足は否めない。▼
(2020.05.29 須磨離宮公園)
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冬枯れの頃は何もないけれど、春先には次々と芽吹くドクダミ。
何処に出てくるかは知らないけれど一度根付くと往生する。
退治するなど不可能だと思うけれどとにかく目の敵のように抜く。
それでも根が残っていれば次の週には同じ場所に出てくる。
厄介な雑草…と思うのだけれど最近では「八重」を雑草畑に隔離している。
根は同じ、臭いも同じだけれど、余りの勢いに負けそうだし先祖返りもありうると隔離している。
今年はその隔離対策が奏功したように感じる広がり。
▲ 幾つかの花には、今年も花の間から別の蕾が顔を出し始めている。▼
▲ 花期の終盤にはやはり萼片の一部に赤色が入ってくる。
ドクダミ(蕺草) ドクダミ科ドクダミ属 Houttuynia cordata
(2020.05.27 林)
☆
【再掲】
▲ この画像は普通に見る4枚の苞片を持つドクダミの構造図。
「八重」は、この小花の下に見える苞(総苞に対して小苞と呼ぶようだが)が肥大したもの…だろう。
数年前、この階層になる白い苞片の仕組みを推測した折の画像。
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ドクダミ 「八重」ドクダミ 須磨のドクダミ
ドクダミ(蕺草)
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