HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

カイヅカイブキ

2013-09-01 | 春 樹木 果実・葉

イブキ(ビャクシン)の栽培品種、とある。
どこかで撮った…と思うけれど、どこにも画像はなかった。
学校や公園や街路樹、生け垣などで見かけるし、寺社などでも巨木を見ている。
小学校時代は、墨をするときにこの葉を一緒に…に、なんて経験したことのある人は高齢の筈だ。
刈り込まれていない木は、枝が螺旋状に伸び上がり円錐形となる。
刈り込まれてこんもり丸みを帯びた姿に仕立てられた方を良く見かける。
いずれのカイズカイブキも葉は丸みを帯びている。

ところが、時折強く剪定されたり、枝の一部が切られた後に
先端が尖った葉が出ていて痛かった事を覚えている。


 ビャクシンは葉が針先のように尖るが、カイヅカイブキは丸みのある鱗片状
ビャクシンの形質が出てきている「先祖がえり」。


普通に見る鱗状の葉
 


新しく伸び始めた葉は、はじめはやや尖っている。


枝が払われた後に出て来たものは、全く違った葉に見える。
強く剪定された場合も同じように尖った葉が出て来る。
 


(2013.06.23 大明石町

 


カイヅカイブキ(貝塚伊吹) 
ヒノキ科ネズミサシ(ビャクシン)属 Juniperus chinensis 'Kaizuka'
(2013.07.01 中崎町

【先祖返り せんぞがえり atavism、reversion】 
ある個体に、親はもっていないがそれ以前の祖先がもっていた形質が現れることを先祖返りという。
ミヤマビャクシン(深山柏槙・真柏/Juniperus chinensis var. sargentii)からの挿し木増殖と言われている。

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