木場でシバツメクサを見たとき、咄嗟に出たのはこのヨツバハコベだった。
それでも花の付き具合や、葉の様子は違っていると感じた。
いつだったか、似た花が咲いていると、自分が知っている花と結びつけてしまうから
いつまで経っても正確に覚えきれない…と言われた。
専門家じゃないのだし、自分の目で見ているものには限界があるのだから…
そう反論したら、だから覚えきれないんですよ、と言われた。
自分の知っているものに結びつける回りくどい覚え方より、ストレートに覚えることだ。
覚えきれないことは幾つあっても、その内覚えているものですよ…と
懐かしい小石川植物園の、コゴメイヌノフグリが広がる雑草畑の会話を思い出させてくれる花だ。
この場所では年々咲いている範囲が狭まっている。
(2013.05.09 立石)
☆
殆ど拡がっていない。
それでも花は幾つか咲いている。
咲いている…と覗き込まない限りわからないけれど。
(2013.06.04 立石)
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ルコウソウがフェンスに広がっているルコウソウを撮らせて頂いたのが去年の秋。
もう咲いているだろうと、自転車で一分。
山陽電車高架化が完成すれば廃止になる「新明町踏切」の手前。
里道の反対側には何年もそのままになっている空き地。
そこに思いがけずヨツバハコベ。
たぶん去年はすっかり枯れていたから気がつかなかったのだろう。
(2013.08.28 新明町)
石ころだらけの空き地、辛うじて根が石ころの間に埋もれている。
乾燥した茎だけが伸びているだけで「四つ葉」は見当たらない。
ヨツバハコベ(四つ葉繁縷) ナデシコ科ヨツバハコベ属 Polycarpon tetraphyllum
(2013.08.30 新明町)
左がフェンスにルコウソウが広がる家、右がヨツバハコベが少し残っている空き地。
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去年のヨツバハコベ 木場のシバツメクサ
よく見つかりましたね!
シバツメクサに似ているような花でつぼみは全部開くのかどうか分かりませんがぱっと開いたらいいです。
去年のヨツバハコベを見たら同じような感想を抱いているのでおかしくなりました。
深い緑の葉をしているのでそういうかたまりを頭に置いておきます。
外来種は、広がるモノばかりとは限らないし場所も特定出来ないので難しいですね。
時折、珍しいからと種子を持ち帰って育てても、必ず繁殖するものではなのでしょうし、下手に増えすぎるとまずいでしょうから、意図的な拡散には注意をしないといけませんね。
作り出された園芸種の中には、でたらめな繁殖を続けて、挙げ句に逸出して雑草化を辿るものが増えました。
ですから、むしろ「貴重な」帰化植物の方がおもしろい…と思っています。
いずれにしても帰化植物とのお付き合いはのんびりゆっくり…です。