6月14日(火曜日)
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この時期避けて通れない湿潤なる日
12日~13日は旅行会の関係で旅行社の担当と
長野県の松本城近辺のコースを視察する。
一日目は
上信越道の東部湯の丸ICを降りて、
海野宿を散策→丸子・三才山峠越えて豊科
大王わさび農場 そして
国宝の松本城→
浅間温泉(泊)
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いつも通過してしまって、立ち寄らなかった海野宿、歴史の旅や史跡めぐりには良いところ。
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宿場町の名残が脈々と感じられる建物(旅籠)の格子戸と堀、そして火災よけのウダツが見事。
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大王わさび園、日曜日と有ってほどほどの混雑
黒沢明監督の”夢”の撮影舞台の場所。
観光化されすぎているのかなあ~!を感じる。
わさび園の担当の説明を受ける。
実しょうから植え付けて2年以上かかって出荷とか!
わさびのソフトクリームが人気である。
この近辺は道祖神も多くあるので、それを捜しめぐるコースもあるらしい。
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松本城へ
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NHKの朝の連続TV小説”おひさま”が、ここ松本が舞台らしく
城の中に入っての見学は大混雑であった。
物凄く狭く、急な階段を天守閣まで登って降りるまで1.5時間もかかってしまう。
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現存する日本最古の城、400年の時を刻む
創始松本城は、戦国時代の永正年間に造られた深志城が始まりです。
世の中が乱れてくると、信濃府中といわれた松本平中心の井川に館を構えていた
信濃の守護・小笠原氏は館を東山麓の林に移します。
その家臣らは林城を取り囲むように、支城を構え守りを固めました。
深志城もこの頃、林城の前面を固めるために造られました。
その後、甲斐の武田信玄が小笠原長時を追い、この地を占領し信濃支配の拠点としました。
その後、天正10年(1582)に小笠原貞慶が、本能寺の変による動乱の虚に乗じて
深志城を回復し名を松本城と改めたのです。
天守の築造
豊臣秀吉は、天正18年(1590)に小田原城に北条氏直を下し天下を統一すると、徳川家康を関東に移封しました。
このとき松本城主小笠原秀政が家康に従い下総へ移ると、石川数正・康長父子が代わって入り、城と城下町の整備を進め、近世城郭としての松本城の基礎を固めました。
天守の築造年代は文禄2年から3年(1593~4)と考えられています。
なぜ黒い?
石川氏は豊臣秀吉の信頼の厚い武将でした。秀吉の大坂城は黒で統一されていました。松本城が黒いのは、石川氏の秀吉への忠誠のしるしと思われます。また、松本城は戦国末期、鉄砲戦を想定した戦うための
漆黒の天守の典型として、現存する唯一の城です。
ちなみに
関ヶ原の戦い以降は、姫路城など白亜の天守が築造されました
連結複合式天守
天守のうち、大天守・渡櫓・乾小天守のまとまりを連結式天守と呼び、
戦いの多い時代に造られたため、石落しや狭間が多く、窓は少なく、守りやすくなっています。
大天守・辰巳附櫓・月見櫓のまとまりは複合式天守と呼び、平和な時代になってできたため、戦うための備えがありません。二つの形式を合わせ連結複合式と呼ばれます。
武田信玄の深志攻め
天文17年(1548)小笠原長時は武田信玄と塩尻峠で戦い、敗れました。
信玄は、天文19年(1550)深志(松本)に攻め込みました。
武田軍の勢いに小笠原方の兵は戦力を喪失し武田方に従いました。
小笠原長時は林城を脱出し、信濃国北部の有力な武将・村上義清を頼り松本を去ったのです。
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ようやく、地上に降り立って城を一周
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お堀には水連が咲き始めている。
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また街路樹に植えられた山法師の花が凄く綺麗に真っ盛り。
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その後は近くの浅間温泉で疲れを癒した。