Kennyのブログあれこれ

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夏椿

2011-06-21 11:42:22 | 日記
6月21日(火曜日)超超蒸す日

黒豆の苗を植え始めたが、汗が流れおちて50本植えたところで中止。
熱中症になる前に、・・・・・!
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日曜日に撮った”夏椿”の写真を見ていて、調べてみた。

花と蕾
樹皮はこんな感じになっている。

~~~~~~~~~~季節の花を参考にさせていただいた。~~~~~~★椿(つばき)科
★学名 Stewartia pseudo-camellia
Stewartia : ナツツバキ属
pseudo-camellia : ツバキに似た
Stewartia(スチュワーティア)は、18世紀の
イギリスの「Stuart(Stewart) さん」の名前にちなむ


・開花時期は、 6/ 5頃~ 7/10頃。
「椿」の名だが、梅雨の頃に開花する。
・すっきりした白色のきれいな花。5枚の花びらの
縁(ふち)には、こまかいギザギザあり。
・花の形が椿によく似ていて、
夏に開花することから「夏椿」。
・幹はすべすべしている。


・お寺によく植えられている。
・「沙羅双樹(さらそうじゅ)」と呼ばれることもあるが、
お釈迦(しゃか)様が亡くなったときに
近くに生えていたことで有名な「沙羅双樹」は、
全く別の熱帯樹のこと。


「沙羅双樹」は日本の風土では育たない。

では、なぜ夏椿がこの「沙羅双樹」に 間違われたのか・・・。

昔、ある僧侶が、仏教にゆかりのある沙羅双樹の樹は
日本にもきっとあるはず、と山に入っていろいろ
探したところ、夏椿の木を見て
「これが沙羅双樹だ♪」と思い込み、
それを広めたため、との説がある。


(ちなみに、釈迦が悟りを開いたことで有名な木は
「インド菩提樹(インドぼだいじゅ)」)


・別名 「沙羅の木」(しゃらのき)。

沙羅双樹とまちがえたためこの別名がついた。

・似ている花へのリンク
山茶花 薮椿 寒椿 姫沙羅 白雲木

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では本当の”「沙羅双樹(さらそうじゅ)」”とはどんな木だろう。


植物園などの温室でみられるらしい。


・二葉柿(ふたばがき)科。
・インド北部原産。
インドの高地などに生える。高木。
温室以外ではまず見かけません。

・釈迦が亡くなったとき(入滅のとき)に、
この木が四方を囲んで植えられていたが、
入滅の際にこの木が枯れて鶴の羽根のように
白くなったとの伝説から、
仏教では聖木とされている。


日本では「夏椿(なつつばき)」のことを
沙羅双樹として扱われることが多いが
ほんとうは正しくありません。
夏椿 ≠ 沙羅双樹


・「平家物語」の冒頭の文に出てくることでも有名。

祗園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必滅の理(ことわり)をあらはす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし


ここでの”沙羅双樹”は、おそらく
「夏椿」のことをさしていると思われます。
・「娑羅双樹」とも書く。

・ミャンマーの国花。
・別名 「沙羅の木(さらのき、しゃらのき)」
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