けにーやじま (旧無礼講ロッカーズ)

信濃三十三観音札所NOW!
令和以降は長野県内外の札所めぐり、古刹名刹訪問記が主です。

晩酌セット料金で構築するサウンドシステム(5)

2012年12月19日 | サウンドシステム

レコード・プレーヤー 「Pioneer PL-1200」

Pl1200_3

昭和48年製のマニュアル・プレーヤーでパイオニア初のダイレクト・ドライブ機。
キャビネット上部の木目、下部の金属の2トーンのマッチングがいまいちである。
本当はデザインが洗練された後発のPL-1250Aという機種を狙っていたはずなのに、なぜか当機種を入手してしまった。選定に際しウェブ上の参考文献があったのだが、今となっては定かでない。木目調(無垢)でガッシリとした昔ながらの造りのものを求めていたように思う。あくまでも晩酌セット料金の範囲内でである。

レコード再生は電源オンオフ、回転数の選択、針の上げ下げが手順であるが、これらのスイッチ類がアッチャコッチャに散らばっているとレコード再生が非常に面倒となる。これはスイッチ類の配置に優れ操作性が抜群。特に電源スイッチと連動されたアームリフトアップでとっかえひっかえレコード聴いちゃう。

平面サイズも広々と作業スペースも優雅で、パイオニア社製プレーヤーの株が一気に上がった。
ストロボは発光器がついていない。蛍光灯の下では回転スピードがキャッチできるらしいが、部屋の照明は蛍光灯でないので他のレコードプレーヤーとの聴き比べでスピードを調整している。発光器付きはPL-1200Aというらしい。

マットは昭和48年作のゴム製でありカチコチであったので、操作性が悪くお蔵入りしているソ社の平成モデルのものと交換した。

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グッドオールド電器店

2011年06月09日 | サウンドシステム

@丹波島の某店
昭和初期に造られた電気蓄音機があり、店主が自らレストアしたという。
初めてSP盤の再生音を生で聴いた。
自作の真空管アンプでカラオケ歌謡曲のレコードをかけてくれた。

@石堂の某店
店主は半田ゴテを握りオーディオアンプの修理をしていた。調子が悪ければ見てくれるという。

・修理候補 TRIO KA-8300(下)
Pa0_0070

昭和53年製

・デザインがいい。
・ハイスピードアンプって何が速いんだかわかりまてん。
・ストレート・DCスイッチをON/OFFしても変化がわからん。
・後発機KA-800の方がパワフルな音のように思う。

入手当初はいじくる度にガリ音の連発でツマミをシャカリキに回しても消えない。変な匂いも放っていた。中身を開けたらホコリがギッシリ詰まっており、エアダスターと天然風で吹き飛ばしたところ変な匂いも消え、ガリも少なくなった。

しかし、突然ビビり始めたり、片chから音が出なくなったりという症状が1日1度はあり、ボリュームをハイスピードで上げ下げして改善を図るという具合である。

晩酌セット料金では基盤素人が望む最低限の状態のアンプは入手できないであろうという結論に達した。
町のお医者さんの存在は確認したが、修理に出す価値があるかどうか痛いところである。

(写真上は交代復活を待つ平成14年製のデンオン・レシーバー)

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晩酌セット料金で構築するサウンドシステム その3

2011年03月01日 | サウンドシステム

・Victor SX-F1

Pa0_0048

16cmウーファー搭載の2way密閉型スピーカー。
初の密閉型スピーカーである。

ラジオを再生すると、お上品な音で鳴る。
最近はピーター・バラカン氏が土曜の朝っぱらからブルースをじゃんじゃんかけてくれる「ウィークエンド・サンシャイン」がお気に入り番組です。

しかし、このスピーカー、昔盤の再生全般に弱い。特に50’sシカゴ・ブルース盤の再生には滅法弱い。

マディ・ウォーターズの声から、あのどっしりとした「ドス」が、伝わってこない。
ハウリン・ウルフの「こぶし」が、伝わってこない。

さらにはボ・ディドリーの「ボ・ディドリー」の迫力が出てこない。所持スピーカー中最大径のウーファーなのに、わけわからん。これでは春風亭昇太に「それじゃだめじゃん」と言われてしまう。

低音域は昔の録音ならではのモコモコ感が消え、ひたすら”ぱっすんぱっすん”言っているだけ。”ぱっすんぱっすん”これが密閉スピーカーの音なのか?

可能な限りボリュームを上げてもスピーカー上半分からしか音の出ていない感覚は変わらない。録音バランスなんてどうでもいいシカゴ・ブルースには、お上品すぎるスピーカーでござんす。

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晩酌セット料金で構築するサウンド・システム (2)

2011年01月06日 | サウンドシステム

・最寄りの神社で宮司さまから直接にお札をいただいた。AC長野パルセイロJFL昇格七味缶は、もうちょっとしてから買おう。

・山水 TU-7700
Pa0_0040

昭和50年製のチューナー。随分と昔の品物なのにパーフェクトな状態である。

本当はスケールがライトアップされるものが良かった。入手時はシルバーの無垢な出で立ちのヤマハ・システムと並べるとデザインがどーにもこーにも古くさく、

「なんでこんなものを買ってしまったんだ、こんな8トラデッキのような、場末の結婚式場のマイクミキサーのような、土蔵に仕舞ったままの千歯こきの如き風情なものを!」

と、いたく赤面してしまったが、時を経るほどに部屋に馴染み、ずい ずい ずい と存在感を増している。下のプラスチック製のWカセットデッキなどその貫禄に押しつぶされそうだ。

只今ジェームズ・ブラウンが聴こえてきた。ボリュームアップ!

スイッチ類も無骨なほどガッシリとしてバッチンバッチンと歯切れが良い。米粒のようなスイッチが申し訳程度に並び、リモコンがないと動かないという、現代の一般家庭用音響・映像再生機器にない贅沢な感触である。

AM放送を隣のYAMAHA T-5Dと比べてみると、T-5Dは硬く鼻づまりのようなトーン。TU-7700はやわらかで滑らか。元値には倍近い差があり、その違いであろうか。アナログ・チューニングメーターも見易く、ツンツンとアタリをとる竿先のようだ。

なおT-5Dはミュートスイッチを切れば微弱なAM波を探ることがわかった。

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レトロ・オーディオによるサウンドシステムの構築(1)

2010年09月13日 | サウンドシステム

「晩酌セット料金程度で一品揃える」という理念の基、中古レトロ・オーディオの博打買いを始めておよそ二か月。チューナー、プリメインアンプ各二台とスピーカー一組を入手し、”ツインチューナー・ツインアンプ”のサウンド・システムが構築された。

Pa0_0010_3

◎ヤマハ T-6(1980年製)
・デジタル・シンセチューナー。まともに使える。

◎トリオ KT-700(1982年製)
・バリコンチューナー。これで1206kHz「延辺人民広幡電台」等の国外AM放送を丹念に探ることができる。
・トリオならではのガラスパネルにLEDインジケーターが映え、ゆったりとした心持ちでラジオが聞ける。まともに使える。

◎ヤマハ A-6a(1981年製)
・お上品で美しい。まともに使える。

○トリオ KA-800(1980年製)
・「おっ!」と思わせるデザイン。なぜ記憶になかったのだろう?
・特徴であるスライド式ボリュームつまみは、フロントにガラスパネルを配した影響と察する。ダイヤル式だったらなお良かったと思う。
・なんとか、やっとこさ音は出る。電源ランプのムギ球が切れており、代替品を松本市内の電子部品店より通販で購入。
(長野市内には電子部品を扱う店は無くなってしまったようで、不便である。)
・フロントパネルはプラスチックに塗装を施したもので、ボリュームつまみがスライド方式故に周辺の塗装剥離、目盛のスレが激しく、いかにも拾い物といった風情が困りもの。とんでもない色に塗り替えちゃうか?

◎セレッション3MK2(1980年代後半?)
・イングランドはイプスウィッチ産の2wayスピーカー。ツィーターの凹みを直した。

◎FM放送の再生をメインに、優雅に音楽を楽しんでいます。

昔の憧れと勢いのままに中古品を揃えた後には、次なる展開が待ち受けていた。「安物買いの銭失い」の諺が重く圧し掛かってくる。その理由を以下に列挙する。

■ツインシステムを分離するため、スピーカーをもう一組追加する必要がある。
■再生ソース拡充のため、それぞれのシステムにCDプレーヤー並びにレコードプレーヤーを追加しなければならない。
■こいつらをちゃぶ台に並べて暮らすわけにはいかない。専用の置き場、棚が欲しい。天然木なら最高。

これらを解決できるのは当分先になりそうだ。

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