けにーやじま (旧無礼講ロッカーズ)

信濃三十三観音札所NOW!
令和以降は長野県内外の札所めぐり、古刹名刹訪問記が主です。

平成24年落語会 根多帖(その弐)

2012年02月28日 | 落語

2/27 犀北館 席取りオバチャン寄席

毎度、席取りオバチャンにはもったいないくらいの豪華噺家陣。
今回は主催者側から大量の席取り(ハンカチ置き)について注意があったせいか、通常より前列で演者を見ることができた。

古今亭菊六・・・「やかん」(初)
清々しいたたずまいの若手噺家さん。何度かテレビで見たことがあります。
「桂文楽師匠でおなじみの一席でした」と〆る。抽選会ではオバチャンをいびくっていた。

瀧川鯉昇・・・「長屋の花見」(初)
はじめて生で見て引きずり込まれました。是非また見てみたい。

桂文生・・・「棒鱈」(初)
どうも、大御大が酒飲みの話をするとおとっつあんを思い出してしまい、笑えなくなってしまう。オチがわからず落語素人を自覚した。

(初)は初めて現場で聴いた根多です。


ちびつこ映画

2012年02月13日 | 映画

子守を頼まれ「ゴーカイジャーvs宇宙刑事ギャバン」という映画を観に連れて行った。子供料金も結構なもんで、保育園児から料金発生とは驚きである。保育園未満でも必要あらば座席料金を取るという。

館内に充満するキャラメルのような甘ったるい匂いが鼻を突く中で、まぁ寝てりゃいいやと思ったが、イザ始まると強烈な大音量で先が思いやられた。

しかし、さすが子供向けの映画であるから上映は一時間で終わった。上映の間、ちびつこ達は集中してよい子でいた。

宇宙刑事ギャバンに変身する人は少々トシをくっており、ゴーカイジャーのメンバーは水商売っぽい。悪役戦闘員の出で立ちにはスキーのレーシング・ワンピが利用されていた。

物語の大筋は正義・友情・師弟愛・助け合いというテーマで、半分は戦闘シーン。よく一時間持たせていると思う。ヒーローは変身した後に必ず自分の名を名乗り、ポーズを決める。

桂小春團治師匠の名作「教科書戦士スーパーカリキュラム」を思い出した。スーパー倫理社会。


クリスタルキング

2012年02月03日 | ルーツ・ロック

数週間前のTV「探偵ナイトスクープ」で、クリスタルキング田中氏の高音ボーカルに30年間憧れ続けている男性が登場した。実際に田中氏に会って腰を抜かし、最後は低音ボーカル吉崎氏とバンドをバックに「大都会」デュエットするという、涙チョチョギレの感慨深い放映内容であった。

昔っから歌謡曲やアイドルの歌番組には興味はなかったが、家中で一人カッタルク見ていたザ・ベストテンでクリスタルキングを見て「日本にこんな歌があるのか!」と大ショックを受けた。素晴らしくおおらかに謳い上げるツイン・ボーカルと一寸の隙もなく盛り上がるロマンチックな楽曲に心打たれ、生まれて初めてレコードを買うことになった。シングル盤「大都会」である。聴いているうちにA面よりもぐっと青春ロマンシズムに溢れるB面の「時流」という曲の方が好きになった。

結局、クリスタルキングのレコードはこの1枚しか持っていないが、初めて「ソウル・ミュージック」を感じたこのシングル盤を5年に1回くらい聴くと「やっぱり、ええわな!」とうなづきマーチになる。