けにーやじま (旧無礼講ロッカーズ)

信濃三十三観音札所NOW!
令和以降は長野県内外の札所めぐり、古刹名刹訪問記が主です。

"As If By Magic" (魔法の如く)

2017年09月21日 | ルーツ・ロック


(※長文です)
この度、全世界に向けてCDデビューしました。


"The Chosen" というスコットランドのバンドの新作CD "As If By Magic"のジャケット写真で参加しております。音はひとつも出しておりません。(バンド名は「ザ・チョーセン」ではなく「ザ・チョウズン(選ばれし者)」と読みます)


オアシス等のブリット・ポップが流行っていた1996年、それまでしばらくご無沙汰していたモッズ・バンドのレコードを再び買い集めていた時に彼等のシングルを聞き、モッズ・バンドにしてはサルマネっぽくないガッツのあるサウンドに感銘を受け、「ええでないかい!」と手紙を書いたのです。

New World-The Chosen

それから2年後にイギリスはスコットランドに行った時、The Bad Manners というスカ・バンドのライブ会場で、偶然彼等に出会ったのです。お互い大変に驚きました。


それからは彼らにグラスゴー近郊のノーザン・ソウル・ナイトや彼等のリハーサルやライブに連れて行ってもらい毎週末遊び放題、まさに"We are Mods !”の青春が大爆発したのです。あまりに強烈な体験だったので、思わず本"Don't Come Home Soon"を書いてしまいました。本にはサウンドトラックとして彼等のCDを付けました。

インターネットの世になり、リーダーのドナルドと連絡を取り合っていましたが、21世紀を迎える前に突然The Chosenは解散してしまいます。仲違いが理由と聞いた時は本当にショックであり、人間の世の無常を感じました。

ところが十数年を経て、フェイスブック上で他のメンバーの現在を知ることになります。ドナルド以外のメンバーはそれぞれ”The Laynes” "Worse Than Moe"というグループで音楽を続けていることが分かりました。

昨年The Chosenのドラマーだったジョンが病気で亡くなったことから、彼等の地元北エヤ州のキルバーニーという小さな町のスクーター・クラブの主催で一回こっきりの再結成ライブが企画されました。「今しかない」と腹を決めて旅立ったのが昨年の今日、9月22日であります。
現地で熱烈な歓迎を受け、またも強烈な体験をし、無礼講ロッカーズで「旅の組曲」を作るに至っております。

あれから丁度1年、The Chosenのセカンド・アルバムとして20年前に発売される予定だった音源が、今回イギリスのDetourというレーベルから発売されました。ジャケットの内写真は私が1998年に撮った写真が使われ、しかも「キルバーニーのクラブで首に手拭い巻いて酔っぱらっている日本のおっしゃん」として登場させてもらっております。

彼らの篤い友情と粋な計らいに感慨無量、まさに「魔法の如し」であります。

以上、長文駄文を終わります。


 

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It crawled into my hand,honest/THE FUGS

2013年03月15日 | ルーツ・ロック

It_crawled_into_my_hand_honest

随分と散髪に行っていない。サイケデリックな音を欲しがるのは、伸び放題のクシャクシャ頭のせいもあるのだろうか。

The Fugsのテンダネス・ジャンクションに続く1968年の作。
CD化されていない名盤を黒円盤で再発している"4MEN with BEARDS"というレーベルからLPリリースされていると知り、購入した。

一発目の「クリスタル・リエゾン」という曲がナイススイング・ジャストミートの場外ホームラン級に爽快。

The Fugsはアレン・ギンズバーグと一緒にライブ演奏している白黒映像もある。

髪の毛ボーボー、上半身ハダカで踊るアレン・ギンズバーグと共に演奏される「クリスタル・リエゾン」もパンチが効いてる。

前作と一転してクリスタル・クリアーな音質であるが、高音が少々耳障り、リマスター疑惑が残る。オリジナル盤の音が聴きたくなってくる再発盤である。

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"The Sound Of The Sixties" (Eva 12021/2)

2012年08月16日 | ルーツ・ロック

"The Sound Of The Sixties "

Eva1983

60年代の珍しいシングルレコードを片っ端からコピーした1983年フランス製のLP二枚組。
一枚はアメリカ軍、もう一枚は連合王国軍というラインナップ。
ガレージバンドを集めた”ナゲッツ”のフランス版です。

付録の40ページにも及ぶ60年代フランス産シングルの白黒写真集が豪華なのです。これにつられて入手したと思う。

Evabook

レーベルに断りが書いてある通り、片っ端からレコードコピーなので針音が既に入っており、どの曲も怪しげな音質でイマジネーションを掻き立てられます。選曲は最高!

彼女とドライブでガンガンに鳴らしている奴がいたら誉めてあげたい。

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"SUPER BAD" James Brown (King Records ? KS 1127 )

2012年08月03日 | ルーツ・ロック

Jbsb

黒過ぎてタイトル文字がないと誰の何なのかわからないレコード。

オリジナル盤をアメリカの中古盤屋で5ドルで購入した。生中一杯より安い。
盤はカビだらけだったので脱脂綿でよく拭いた。

針を落とすとJBの紹介、歓声に続いて"Watch Me !"JBのシャウトが始まる。

これを志村けんが東村山音頭で「一丁目一丁目、ワーオ」とやっていた。上手い。

レンジの狭い録音で、スネアとギターのヌケ、いや、歌から何から全てのヌケが悪い。一聴してラフな環境で録音されたライブ盤だなと思った。

ところが、調べるとライブ仕立てのスタジオ盤ということが判明した。その割に全編AMラジオ並みの音質とは、凝ったレコードである。知らなきゃライブ盤で聴いていたので、少々つまんなくなった。

ジェームス・ブラウンのKING時代盤は廉価版LPでリイシューされ、日本でも入手できる事を知った。稼いで早いうちにドカンと買ってやるぜ。

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Fresh Cream (Atco 33-206)

2012年08月02日 | ルーツ・ロック

クリームのアメリカ・デビュー盤のモノラル音源を聴いた。

Freshcreammono_2

今まで聴いていた左右完全分離ステレオ音源のCDとはどえらく音が違う。

ダイレクトに音像が浮かび上がるモノ・ミックス盤を聴いてしまうと、真ん中がスッポリ抜け見事に左右完全分離したこの時代のステレオ盤なんか、あほらしくて聴く気にならない!

エリック・クラプトンはブルースブレーカーズ以外はあんまり聴いたことがなくて、クリームもこれしか通しで聴いた事がない。

モノ・ミックス盤では延々と続くブルース風セッションナンバーは更に暑苦しいノリになり、ジンジャー・ベイカーのドラムソロになるとギブアップしますが"I Feel Free"や"N.S.U"の他、緩い曲は大変気に入ってます。

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