あけましておめでとうございます。
年末、連日の大宴会を経て大晦日の夜に小一時間ばかしうたた寝したところ、イッパツで風邪をひいた。
お年取りは信州坂井村でちびつこと花札・トランプ・かるたをしたり、古今亭志ん生の「びんぼう自慢」という本を読んだりして過ごした。要は、ろくに酒を飲まなかったということです。
ところで、信州坂井村の水道水はその類の中では奇跡的・無比のうまさを誇っていた。その自慢の水道水が昨年から急に塩素臭くなった。
いにしえ、二日酔いのオッシャン連中は朝となれば小サジ一杯の「クミアイ胃酸」を大量の水道水でゴックンゴックンと流し込み、ケロっと稼ぎに出たものだ。
あのうまい水があったからこそ、そこらのバァサマ連中が打った蕎麦も何とか食えたのだ。まあ蕎麦はどうでも、「やめれやおぇ」という、もったいねえ話でございます。