けにーやじま (旧無礼講ロッカーズ)

信濃三十三観音札所NOW!
令和以降は長野県内外の札所めぐり、古刹名刹訪問記が主です。

Live from Brooklyn Fox~ Murray The K

2012年07月22日 | ルーツ・ロック

昭和38年アメリカで発売された超マニアック実況録音のオリジナルLP盤。ジャケットから半径1mにわたり昔臭(むかししゅう)が強烈に発散されている。

Mtk1963

盤に針を落とすとゴキゲンポップスが昔臭(むかししゅう)と共に部屋中に広がる。

1960年代にニューヨークの人気白人ラジオDJであったマレイ・ザ・Kを司会に据え、黒人ボーカル・グループをメインにしたティーンエイジャー向けパッケージ・ショウの模様であり、この時代ブルックリン地区の名物行事であったようだ。

マレイ・ザ・Kは黒人音楽に造詣が深く、初渡米したストーンズにボビー・ウーマックの「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ」のカバーを薦めたという。この曲は直後にストーンズ初のイギリスNO.1ヒットとなった。

超マニアック盤であるけれども、出演陣はシレルズとかミラクルズ、ベン・E・キングなどこれでもかという豪華さ。ジャン&ディーンも登場してゴキゲンポップの連発である。

当時白人が黒人のポップスを指すには「リズム&ブルース」の他に「レイス・ミュージック」というダイレクトな言葉が用いられていたという。「被差別民音楽」である。ジャケットに写る聴衆は白人より黒人が多い。黒人も白人も一緒にゴキゲンポップスを楽しみ始めた頃の「あけぼのの記録」であると勝手に解釈している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

"STONE RELICS"

2012年06月08日 | ルーツ・ロック

Relics_jacket

初期ストーンズの正規音源を寄せ集めた大昔のLP盤。シングル盤やEP盤からの選曲であり、悪い気はしない。
レコード盤はプレスの質が悪く、ツヤがなくツブツブもあり針飛びもしたが、針圧を加えれば通しで聴ける。もちろん音は正規盤に劣る。

こんなもの今時正規CDをパソコンに取り込んで曲順どおりCDに焼けばもっといい音で聞けることはわかっている。
しかし、いちいちそんな事をするのは面倒くさい!
買った方が早い!

製作者の選曲に委ねつつ、「何でこんなものをヒッソリとこさえたのか?」と聴いていればそれでOK!

Stone_relics_2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

"Saturday Club" (Decca ? LK 4583)

2012年03月07日 | ルーツ・ロック

Saturday_club_3

昭和39年1月にイギリスで発売されたレコード。

「土曜日倶楽部」とは大英帝国BBC放送にて1958年から1969年の間、土曜の午前10時~12時に放送されていたラジオ番組。ビートルズ登場以前は国営放送唯一のポピュラー音楽番組であったという。

番組のメインはレコードでなく生演奏という豪華さであり、貴重な音源が残っている。ビートルズの公式盤「BBCセッションズ」がリリースされて以来、いろんなアーティストの記録がこの番組から発掘されている。

このレコードはサタディ・クラブのテーマ曲"Saturday Jump"を1曲目に持ってきて、あとはデッカ・レーベルのシンガー等によるヒット曲。番組の擬似体験ができる。曲間にDJのブライアン・マシューの声が入ったら完璧。音質は素晴らしく豊か。
ジャケットの裏を読むと短波放送も行っていたようである。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスタルキング

2012年02月03日 | ルーツ・ロック

数週間前のTV「探偵ナイトスクープ」で、クリスタルキング田中氏の高音ボーカルに30年間憧れ続けている男性が登場した。実際に田中氏に会って腰を抜かし、最後は低音ボーカル吉崎氏とバンドをバックに「大都会」デュエットするという、涙チョチョギレの感慨深い放映内容であった。

昔っから歌謡曲やアイドルの歌番組には興味はなかったが、家中で一人カッタルク見ていたザ・ベストテンでクリスタルキングを見て「日本にこんな歌があるのか!」と大ショックを受けた。素晴らしくおおらかに謳い上げるツイン・ボーカルと一寸の隙もなく盛り上がるロマンチックな楽曲に心打たれ、生まれて初めてレコードを買うことになった。シングル盤「大都会」である。聴いているうちにA面よりもぐっと青春ロマンシズムに溢れるB面の「時流」という曲の方が好きになった。

結局、クリスタルキングのレコードはこの1枚しか持っていないが、初めて「ソウル・ミュージック」を感じたこのシングル盤を5年に1回くらい聴くと「やっぱり、ええわな!」とうなづきマーチになる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Dave Clark Five/Do you love me

2011年12月30日 | ルーツ・ロック

デイブ・クラーク・ファイブのデビューEPを入手。

「これぞリバプール・サウンド」と唸りたくなるカッコいいジャケット写真である。

Dc5_seg_8289

DC5はビートルズと並ぶ人気バンドであったのに、現在すべてのレコード・CDが廃盤であり、海賊盤CDが辛うじて存在するのみなのである。
DC5のメンバーの一人が音源を占有しているんだが再発する意思が無いのだそうだ。このオッサンは60年代の音楽TV番組"Ready Steady Go !"の映像フィルムも一人占めしており、その公開を長年に渡り望むファンは多い。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする