数週間前のTV「探偵ナイトスクープ」で、クリスタルキング田中氏の高音ボーカルに30年間憧れ続けている男性が登場した。実際に田中氏に会って腰を抜かし、最後は低音ボーカル吉崎氏とバンドをバックに「大都会」デュエットするという、涙チョチョギレの感慨深い放映内容であった。
昔っから歌謡曲やアイドルの歌番組には興味はなかったが、家中で一人カッタルク見ていたザ・ベストテンでクリスタルキングを見て「日本にこんな歌があるのか!」と大ショックを受けた。素晴らしくおおらかに謳い上げるツイン・ボーカルと一寸の隙もなく盛り上がるロマンチックな楽曲に心打たれ、生まれて初めてレコードを買うことになった。シングル盤「大都会」である。聴いているうちにA面よりもぐっと青春ロマンシズムに溢れるB面の「時流」という曲の方が好きになった。
結局、クリスタルキングのレコードはこの1枚しか持っていないが、初めて「ソウル・ミュージック」を感じたこのシングル盤を5年に1回くらい聴くと「やっぱり、ええわな!」とうなづきマーチになる。
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