だらだらしていると調子が落ちてくることがあるので、今日はさっさと更新してしまおう。
旅番組をよく見るのですが、最も肝心なのは行き先でも企画でもなく、出演者だと思います。いくらおもしろい企画でも絶景でも、出演者がひどいコメントを連発すると、ものすごくつまらなくなる。退屈になる。もちろん演出も重要ですが、やはり出演者の方が大事。
景色に対するコメントというのは、料理に対するコメントより難しいというのがぼくの持論。料理は食べてみないと全く分からないですから、コメントがどんなに単純であっても(たとえ「美味しい」だけでも)、僅かなニュアンスくらいは視聴者に伝わってきます。しかし景色というのはテレビに映されていますので、「きれい」とか「すごい」というような視聴者にも分かる情報は、かえって鑑賞の邪魔になってしまうのです。キャーキャー大声で騒いだり、何を見ても「ヤバイ」を連発したり、そういうのは興冷めしてしまいます。
テレビに映されている景色に対し、どれほど含蓄あるコメントを与えられるか。目には見えているけれども気が付かないようなことを述べられたら、最高なのだと思います。例えば遠くに山脈を臨んでいる。日が暮れようとしている。その景色をカメラが押さえている。このとき「キャーきれい」と叫んだり、「ヤバイ」と連呼するのは最悪です。そうではなく、「山の端に日が沈むね」とか「日が落ちて急に肌寒くなったね」とか、些細なことでいいのでもっと人間らしい言葉を喋ってほしいです。
景色を見て叫び咆えるだけだったら、何の芸もありません。盛り上げようとしているんだと思いますが、ただ叫んだって盛り上がりません。もし盛り上げたいんだったら気の利いたジョークでも飛ばした方がいい。
旅番組は、景色より人が重要です。
旅番組をよく見るのですが、最も肝心なのは行き先でも企画でもなく、出演者だと思います。いくらおもしろい企画でも絶景でも、出演者がひどいコメントを連発すると、ものすごくつまらなくなる。退屈になる。もちろん演出も重要ですが、やはり出演者の方が大事。
景色に対するコメントというのは、料理に対するコメントより難しいというのがぼくの持論。料理は食べてみないと全く分からないですから、コメントがどんなに単純であっても(たとえ「美味しい」だけでも)、僅かなニュアンスくらいは視聴者に伝わってきます。しかし景色というのはテレビに映されていますので、「きれい」とか「すごい」というような視聴者にも分かる情報は、かえって鑑賞の邪魔になってしまうのです。キャーキャー大声で騒いだり、何を見ても「ヤバイ」を連発したり、そういうのは興冷めしてしまいます。
テレビに映されている景色に対し、どれほど含蓄あるコメントを与えられるか。目には見えているけれども気が付かないようなことを述べられたら、最高なのだと思います。例えば遠くに山脈を臨んでいる。日が暮れようとしている。その景色をカメラが押さえている。このとき「キャーきれい」と叫んだり、「ヤバイ」と連呼するのは最悪です。そうではなく、「山の端に日が沈むね」とか「日が落ちて急に肌寒くなったね」とか、些細なことでいいのでもっと人間らしい言葉を喋ってほしいです。
景色を見て叫び咆えるだけだったら、何の芸もありません。盛り上げようとしているんだと思いますが、ただ叫んだって盛り上がりません。もし盛り上げたいんだったら気の利いたジョークでも飛ばした方がいい。
旅番組は、景色より人が重要です。