Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

詩論が読みたくて

2014-05-03 02:27:02 | 文学
それほど期待せずに手に取ったオクタビオ・パス『弓と竪琴』。

ところが。

おもしろいじゃないか。すごい。すごいぞ。宝石よりも貴重な文言が煌めいている。これほど充実した内容でこの分量(500頁超)というのもすごい。でもこの充実感に読み手であるぼくの精神が耐えられそうにありません。仮に全部で50頁くらいだってもう満腹の域ですよ。その10倍の量をどうやって消化したらいいのか。

良過ぎるものを書き過ぎるというのは読者への圧ですね。持ち堪えられない。ある意味で罪なことです。どんなに宝石が欲しくたって、自分が埋もれて窒息してしまうほどもらったら、かえって有害でさえあるわけで。

と書いてきて、この本をあす以降も読もうかどうか迷い中。精神的負担がなあ。

全部を平らげようとしたら、消化不良を起こすことは明らかなので、緩急を付けて、日にちをかけて読むのがいいんだろうと思います。

ということは、とりあえず明日、読むのかな。明日の気分次第かな。

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